細胞遺伝子工学 脂質ナノ粒子で「筋肉のもと」である筋幹細胞のゲノム編集に成功～筋損傷を繰り返しても治療効果が持続する、DMDに対する新しい治療戦略～
2025-12-23 京都大学 iPS細胞研究所武田薬品工業と京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の研究グループは、脂質ナノ粒子(LNP)を用いて筋肉再生の源である筋幹細胞を高効率にゲノム編集することに成功した。CRISPR-Cas9を内包...
細胞遺伝子工学 
有機化学・薬学 中枢神経で高効率に作用する新規核酸医薬を開発～リポタンパク質利用型デリバリーにより脳・脊髄で高い効果を発揮～
2025-12-23 東京科学大学東京科学大学 核酸・ペプチド創薬治療研究センターの研究グループは、脳や脊髄で高い有効性と安全性を両立する新規核酸医薬「Chol-HDO」を開発した。安全性に優れるPMOに、ヘテロ二本鎖核酸(HDO)構造とコ...
医療・健康 概日時計の脳信号を追跡する新手法を発見(Mapping the dance of circadian synchrony)
2025-12-22 ワシントン大学セントルイス校(WUSTL)ワシントン大学セントルイス校の研究チームは、体内時計(概日リズム)が細胞や組織間でどのように同期しているかを可視化・解析する新たな手法を開発した。概日リズムは睡眠、代謝、免疫な...
生物環境工学 サンゴの種分化を引き起こす分子メカニズムを解明(URI researchers uncover molecular mechanisms behind speciation in corals)
2025-12-22 ロードアイランド大学(URI)ロードアイランド大学(URI)の研究チームは、サンゴが新しい種へと分化していく分子レベルの仕組みを明らかにした。サンゴは外見が似ていても遺伝的に異なる種が多く、従来は種分化の過程を特定する...
医療・健康 がんを「自己破壊」させる生物学的プロセスを解明(The Scientist Teaching Cancer to Self-Destruct)
2025-12-17 コロンビア大学コロンビア大学の研究者は、がん細胞自身に自己破壊を起こさせる新しい治療アプローチの開発に取り組んでいる。従来のがん治療は、薬剤や放射線で細胞を直接攻撃する方法が主流だったが、この研究では、がん細胞に本来備...
医療・健康 父親のマイクロプラスチック曝露が子の代謝異常と関連(Fathers’ microplastic exposure tied to their children’s metabolic problems)
2025-12-23 カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)の研究により、父親がマイクロプラスチックに曝露されることが、子どもの代謝異常と関連する可能性が示された。研究チームはマウス実験を用い、...
医療・健康 温度変化がNHS医療費に及ぼす影響を定量化(New study estimates NHS England spends 3% of its primary and secondary care budget on the health impacts of temperature)
2025-12-23 オックスフォード大学オックスフォード大学の研究チームは、NHSイングランドが一次・二次医療の予算の約3%を、医療上の価値が限定的または不要と考えられる医療行為に費やしていると推計した。これは年間で数十億ポンド規模に相当...
生物化学工学 細胞がタンパク質レベルを維持する仕組みを解明(How cells balance their protein levels)
2025-12-23 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)EPFLの研究チームは、細胞内でタンパク質量を安定的に維持する仕組みを明らかにした。すべての細胞はタンパク質を合成し同時に分解・再利用する必要があり、この「生産と除去のバランス...
医療・健康 寒さに耐える冬眠動物の筋幹細胞～再生能力を意図的に抑える「省エネ戦略」～
2025-12-22 広島大学広島大学を中心とする研究グループは、冬眠動物が低体温と長期不活動にもかかわらず筋肉の衰えを防ぐ背景に、「幹細胞を生かしたまま再生を意図的に抑える」省エネ戦略があることを示した。シリアンハムスター、シマリス、ツキ...
細胞遺伝子工学 花をつくる新メカニズム「フロリゲン・リレー」の発見
2025-12-22 横浜市立大学横浜市立大学木原生物学研究所と名古屋大学を中心とする研究グループは、植物が花をつくる新しい仕組み「フロリゲン・リレー」を発見した。世界三大穀物の一つであるイネを用い、3Dイメージングや蛍光可視化、シングルメ...
医療・健康 世界初mRNA遺伝子ドーピング検査技術の開発に成功～1滴の血液からmRNA薬剤をわずか10分以内に検出可能に～
2025-12-22 理化学研究所理化学研究所(理研)は、遺伝子ドーピング対策として、血液中のmRNA薬剤を迅速・直接検出できる世界初の検査技術「新Direct-SATORI法」を開発した。mRNA薬剤はゲノムに組み込まれず速やかに分解され...
医療・健康 ICU患者の栄養リスクをAIで予測(AI Could Help Predict Nutrition Risks in ICU Patients, Study Finds)
2025-12-22 マウントサイナイ医療システム(MSHS)米マウントサイナイ医療システムの研究チームは、集中治療室(ICU)患者における栄養リスクを人工知能(AI)で予測できる可能性を示した。ICU患者では重症度や代謝変化により栄養不良...