
昨年ご紹介した「やんばるの林の中で夢を育むコーヒー栽培」から一年が経ちました。亜熱帯の豊かな森に囲まれた畑では、苗木だったコーヒーの木が青々と成長し、しっかりとした畝を作りながら根を張っています。そして今年は、待ち望んだ変化が訪れました。
成長の手応え

やんばるのコーヒー畑 一年後
写真のように、一株ごとの間隔を確保した植栽は、直射日光と森の木陰が程よく調和する環境で順調に育っています。葉は厚みを増し、照り返す緑が力強さを物語っています。木々の枝には小さなコーヒーの実が確実に膨らみ始めています。まだ各枝に数粒ずつの実が点々とついている段階ですが、この光景は「いよいよ実りのサイクルが始まった」という確かな証です。
やんばるならではの環境
やんばるの森は多様な動植物が共生する独特の環境。その中でコーヒーを栽培することは、単なる農業活動ではなく「森と共に育む営み」です。高湿度や雨の多さといった気候条件は挑戦でもありますが、その環境が、この土地ならではの個性ある香りや味わいを育んでいきます。
次の一年に向けて
実をつけ始めた今は、まだ“始まりの一歩”。これからは枝葉のバランスを整え、病害虫を防ぎながら少しずつ実りを増やしていく過程が続きます。来年には、枝が赤い実で彩られる姿を見られるかもしれません。
やんばるの森と共に歩むコーヒーの物語は、確実に実りの方向へ進み始めています。
👉 昨年の記事はこちらからご覧いただけます:やんばるの林の中で夢を育むコーヒー栽培


