2025-12

新しい固定化戦略により膜タンパク質の表面プラズモン共鳴解析を高信頼化(New Immobilization Strategy Enables Reliable Surface Plasmon Resonance Analysis of Membrane Proteins) 生物工学一般

新しい固定化戦略により膜タンパク質の表面プラズモン共鳴解析を高信頼化(New Immobilization Strategy Enables Reliable Surface Plasmon Resonance Analysis of Membrane Proteins)

2025-12-22 中国科学院(CAS)中国科学院合肥物質科学研究院の王俊峰研究チームは、膜タンパク質を対象とした表面プラズモン共鳴(SPR)解析のための新たな固定化手法を開発し、Analytical Chemistry誌に発表した。膜タ...
世界初、酸素に耐える乳酸菌が「脳の健康成分」プラズマローゲンを生産~プラズマローゲンは細菌進化とストレス耐性に関与。酸素下での生産に成功し、認知症対策や発酵食品応用に期待~ 生物化学工学

世界初、酸素に耐える乳酸菌が「脳の健康成分」プラズマローゲンを生産~プラズマローゲンは細菌進化とストレス耐性に関与。酸素下での生産に成功し、認知症対策や発酵食品応用に期待~

2025-12-26 九州大学九州大学大学院農学研究院の土居克実教授らは、これまで酸素を嫌う嫌気性細菌にしか存在しないと考えられてきた「プラズマローゲン」を、酸素下でも生育可能な乳酸菌などの通性嫌気性菌が生産できることを世界で初めて証明した...
アリによる種子散布共生を、イネ科植物で初めて確認 生物環境工学

アリによる種子散布共生を、イネ科植物で初めて確認

2025-12-26 京都大学生態学研究センターの山尾僚教授らの共同研究チームは、イネ科植物では初めて、アリによる種子散布共生(ミルメココリー)が存在することを明らかにした。対象は一年生草本のエノコログサとアキノエノコログサで、両種の種子に...
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腸内細菌由来の RNA と機械刺激受容体 Piezo1 による新しい大腸がん抑制メカニズムを発見~胆汁酸の UDCA が Piezo1 を介した腸内 RNA シグナルを増強し,大腸がんの進展を抑制~ 医療・健康

腸内細菌由来の RNA と機械刺激受容体 Piezo1 による新しい大腸がん抑制メカニズムを発見~胆汁酸の UDCA が Piezo1 を介した腸内 RNA シグナルを増強し,大腸がんの進展を抑制~

2025-12-26 北海道大学愛知医科大学の丸山健太教授らの研究グループは、腸内細菌が産生するRNAが腸上皮に発現する機械刺激受容体Piezo1を活性化し、大腸がんの増殖・進展を抑制する新たな分子メカニズムを解明した。糞便中RNAの多くは...
老化細胞除去の新規治療法開発に成功~加齢性疾患への実用化に期待~ 医療・健康

老化細胞除去の新規治療法開発に成功~加齢性疾患への実用化に期待~

2025-12-25 京都大学京都大学医学研究科の近藤祥司准教授らは、老化に伴い体内に蓄積する「老化細胞」を選択的に除去する新しいセノリシス治療法を開発し、個体の老化症状改善を示した。老化細胞は死ににくく炎症性サイトカインを放出して慢性炎症...
植物の永続的な成長を支える分子機構を解明~成長点の司令塔を担う転写因子が鍵~ 細胞遺伝子工学

植物の永続的な成長を支える分子機構を解明~成長点の司令塔を担う転写因子が鍵~

2025-12-25 東京理科大学東京理科大学、京都大学、東北大学、帝京大学などの研究チームは、コケ植物ゼニゴケを用いて、植物が一生にわたり成長し続ける「無限成長」を可能にする分子機構を解明した。成長点の幹細胞領域で高発現する転写因子MpA...
若年大腸がんと子宮体がんの罹患・死亡の増加を確認~若年発症がんの病態解明の基盤となる国際共同研究成果~ 医療・健康

若年大腸がんと子宮体がんの罹患・死亡の増加を確認~若年発症がんの病態解明の基盤となる国際共同研究成果~

2025-12-26 国立がん研究センター国立がん研究センターを中心とする国際共同研究チームは、日本を含む世界44の国・地域における2000~2017年のがん登録・死亡データを用い、20~50歳未満の若年発症がんの動向を包括的に解析した。そ...
「スリップノット」構造で手術中の「力覚喪失」を克服 (ZJU’s “slipknot” research featured in Nature: a single suture tackles the global challenge of surgical “force blindness”) 医療・健康

「スリップノット」構造で手術中の「力覚喪失」を克服 (ZJU’s “slipknot” research featured in Nature: a single suture tackles the global challenge of surgical “force blindness”)

2025-12-22 浙江大学(ZJU)浙江大学(ZJU)の研究チームは、低侵襲・ロボット手術で問題となる「力覚喪失(フォース・ブラインドネス)」を、電子機器を使わずに解決する画期的な縫合技術を開発した。固定結びに隣接してスリップノットを作...
寄生バチの「空中ドッグファイト」を世界初記録~ホバリング中に体当たりでライバルを排除する驚きの行動~ 生物工学一般

寄生バチの「空中ドッグファイト」を世界初記録~ホバリング中に体当たりでライバルを排除する驚きの行動~

2025-12-24 九州大学九州大学大学院と帯広畜産大学の研究チームは、寄生バチの一種であるアラカワアリヤドリバチにおいて、雌同士が空中で激しく体当たりを行う「空中ドッグファイト」行動を世界で初めて記録した。本種は、モリシタクサアリが越冬...
“治療抵抗性”とされてきたBRCA野生型卵巣がんに 有効な治療標的を発見 医療・健康

“治療抵抗性”とされてきたBRCA野生型卵巣がんに 有効な治療標的を発見

2025-12-25 東京大学東京大学医学部附属病院を中心とする研究グループは、これまで有効な治療法が乏しいとされてきたBRCA1/2野生型高異型度漿液性卵巣がんに対し、PLK1またはWEE1阻害が有効な治療標的となることを明らかにした。細...
新規ECMOシステム「バイオセーバー®」が保険収載 医療・健康

新規ECMOシステム「バイオセーバー®」が保険収載

2025-12-05 国立循環器病研究センター国立循環器病研究センターとニプロ株式会社が共同開発した新規ECMOシステム「バイオセーバー®」が、2025年9月に製造販売承認を取得し、同年11月1日に保険収載された。本システムは、重症循環不全...
眼は口よりものを言う?~ ヒグマの水晶体から若齢期の食性履歴を時系列で復元~ 生物工学一般

眼は口よりものを言う?~ ヒグマの水晶体から若齢期の食性履歴を時系列で復元~

2025-12-23 総合地球環境学研究所北海道立総合研究機構などの研究チームは、ヒグマの眼の水晶体を成長方向に細かく分割し、炭素・窒素安定同位体比を順次分析することで、出生後数年間にわたる食性履歴を時系列で復元する新手法を確立した。水晶体...
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