生物環境工学 川の騒音がカワガラスのまばたき信号に与える影響を解明(In the blink of an eye: How river noise shapes the dipper’s silent signals)
2025-08-15 マックス・プランク研究所マックス・プランク研究所とランカスター大学のチームによる研究では、ムナジロカワガラス(white‑throated dipper)が騒音が激しい川辺でコミュニケーション手段を切り替えることが明ら...
生物環境工学 
医療・健康 代謝症候群がパーキンソン病リスクを高めることを発見(Metabolic syndrome linked to increased risk of Parkinson’s disease)
2025-08-21 カロリンスカ研究所(KI)カロリンスカ研究所の大規模コホート研究(約46万人・15年間追跡)で、メタボリックシンドロームを持つ人はパーキンソン病の発症リスクが約40%高いことが示されました。発症率は非該当群で10,00...
細胞遺伝子工学 犬ぞりDNAがグリーンランドの歴史の新章を明らかに(Sled Dog DNA Reveals Hidden Chapter in Greenland’s History)
2025-08-21 コペンハーゲン大学(UCPH)コペンハーゲン大学を中心とする研究チームは、グリーンランドの犬ぞり犬「Qimmit(キミット)」のゲノム解析から、人類史の新たな一章を明らかにしました。従来、イヌイットの移住は約800年前...
医療・健康 緑内障治療に向けた独自形状のマイクロステントを開発(Oxford researchers develop uniquely shaped microstent to combat glaucoma)
2025-08-21 オックスフォード大学オックスフォード大学の研究チームは、緑内障治療のために新しい展開式マイクロステントを開発しました。直径200µm程度の極小サイズで、注射針を通して眼内に挿入でき、配置後に展開して白目と膜の間の流体ス...
医療・健康 学習と記憶に重要なCaMKIIαの酸化還元メカニズムを解明(CaMKIIα Redox Mechanism Revealed as Key to Learning and Memory)
2025-08-12 中国科学院(CAS)中国科学院生物物理研究所の研究チームは、学習・記憶の鍵となる分子機構としてCaMKIIαのレドックス修飾を解明しました。野生型マウスでは学習課題により海馬でCaMKIIαのS-ニトロソ化が増加しまし...
医療・健康 「αβT細胞&B細胞除去ハプロ移植」の医師主導治験を開始～移植合併症の大幅な軽減に繋がる移植法の普及を目指して～
2025-08-21 国立成育医療研究センター国立成育医療研究センターと東京大学医学部附属病院は、HLAが完全一致するドナーがいない患者を対象に「αβT細胞&B細胞除去ハプロ移植」の医師主導治験を開始しました。本手法は、HLAが半分一致する...
医療・健康 胃がん・食道胃接合部腺がんに対する周術期治療としてのペムブロリズマブ+化学療法を検討したKEYNOTE-585試験の最終解析結果を報告
2025-08-21 国立がん研究センター国立がん研究センターを中心に行われた国際共同第III相試験「KEYNOTE-585」では、局所進行切除可能な胃がん・食道胃接合部腺がん患者を対象に、周術期治療としてペムブロリズマブ+化学療法と化学療...
生物工学一般 細胞内生体分子の熱泳動の可視化に成功～細胞内流動性と生命現象の関連に迫る新たな計測法を開発～
2025-08-20 東京大学東京大学の研究グループは、分子振動光熱顕微鏡を応用し、生きた細胞内における生体分子の熱泳動(温度勾配による分子移動)を世界で初めて可視化しました。光熱効果で誘起した細胞内温度勾配を利用し、質量濃度の変化を光回折...
生物化学工学 サンゴが病原細菌を撃退する抗菌ペプチドを発見～温暖化で増加する感染症の予防・管理に向けた新たな手がかり～
2025-08-21 東京大学,東京海洋大学東京大学と東京海洋大学の研究グループは、造礁サンゴ「コユビミドリイシ」の粘液中から、新規抗菌ペプチド「ディジティフェリン」を発見しました。ディジティフェリンは、地球規模でサンゴの感染症を引き起こす...
生物化学工学 エイの淡水適応を支える驚異の腎機能～脊椎動物の中でも屈指の尿排出能力～
2025-08-21 東京大学,国立遺伝学研究所,岡山大学東京大学・国立遺伝学研究所・岡山大学の共同研究グループは、アカエイが淡水へ移行する際、尿量を海水時の約90倍に増加させる驚異的な腎機能を持つことを発見しました。独自の非侵襲的採尿装置...
細胞遺伝子工学 世界中のヒトの口腔内に分布する巨大な染色体外エレメント「Inocle」の発見～微生物がヒト体内の環境変化に適応するメカニズムを解明する一歩～
2025-08-21 東京大学東京大学らの研究グループは、ヒト口腔内に広く分布する新規の巨大染色体外エレメント「Inocle」を発見しました。唾液に特化したロングリードメタゲノム解析を開発し、世界各地のサンプルを解析した結果、平均74%で検...
生物化学工学 タンパク質の構造領域と天然変性領域が協調したRNA配列認識機構の解明～多くの核酸認識に共通する可能性のあるメカニズムの発見～
2025-08-20 東京科学大学東京科学大学の研究チームは、RNA結合タンパク質FUSの「ジンクフィンガードメイン(構造領域)」と隣接する「RGG2ドメイン(天然変性領域:IDR)」が協調してRNA配列を認識する仕組みを分子シミュレーショ...