細胞遺伝子工学 海を越えても共通だった小型蛾類の食性進化パターン〜日本固有の新種の存在も明らかに〜
2025-12-08 北海道大学,京都府立大学北海道大学と京都府立大学らの研究チームは、ニセキンホソガ属蛾類の食性進化を系統学的に解析し、餌植物のカエデ⇄トチノキ間の食草転換が少なくとも3回独立に起きたことを明らかにした。北米で1回、欧州～...
細胞遺伝子工学 
医療・健康 “アレルギーマーチ”に沿ったアレルギー性鼻炎は、遺伝的要因が関係～エコチル調査を使った全国大規模調査による報告～
2025-12-08 国立成育医療研究センター国立成育医療研究センターの研究グループは、エコチル調査の約8.8万人のデータを用い、4歳までに発症したアレルギー性鼻炎の要因を「アレルギーマーチ」の有無で比較した。アトピー性皮膚炎や食物アレルギ...
細胞遺伝子工学 サクラ野生2種、高精度ゲノム公開──進化の「設計図」を解読
2025-12-08 国立遺伝学研究所国立遺伝学研究所・森林総合研究所らによる「サクラ100ゲノムコンソーシアム」は、日本の野生サクラで代表的なエドヒガン(C. itosakura)とヤマザクラ(C. jamasakura)について、初とな...
医療・健康 C型肝炎ウイルスはヒトの翻訳開始因子を巧妙に利用する～翻訳開始因子eIF3が翻訳開始後も働くことを示す新構造～
2025-12-05 理化学研究所,兵庫県立大学,名古屋大学,筑波大学理化学研究所・兵庫県立大学・名古屋大学・筑波大学らの共同研究グループは、C型肝炎ウイルス(HCV)がヒトの翻訳開始因子 eIF3 を巧妙に利用してウイルスタンパク質合成を...
生物化学工学 タンパク質合成失敗への対処機構を発見～神経変性疾患など、さまざまな疾患の発症理解へ～
2025-12-08 名古屋大学名古屋大学と兵庫県立大学、国立遺伝学研究所、理化学研究所などの共同研究チームは、翻訳途中で不安定化し停止したリボソームを再利用する分子機構を新たに発見した。近年、負電荷アミノ酸(アスパラギン酸・グルタミン酸)...
医療・健康 睡眠中のドーパミン細胞が学習強化に寄与(Night shift: Dopamine cells work while you sleep to strengthen skills)
2025-12-04 ミシガン大学ミシガン大学の研究チームは、睡眠中にドーパミン神経細胞が活発に働き、学習した技能の強化に重要な役割を果たすことを明らかにした。マウスの脳活動を詳細に計測したところ、覚醒時の報酬学習に関与するドーパミン細胞が...
医療・健康 子どもの心筋炎に関する遺伝的要因を特定(Study: A genetic variant may be the reason why some children with myocarditis develop heart failure)
2025-12-05 バッファロー大学(UB)ニューヨーク州立大学バッファロー校(UB)の研究チームは、小児の心筋炎が重症化して心不全に至る背景には遺伝的要因が大きく関与していることを明らかにした。研究では、小児心筋炎患者の遺伝子解析を行い...
教育 言語混在は幼児の語彙発達に悪影響を与えないことを確認(Language mixing has no negative effect on toddlers’ vocabulary development, Concordia research shows)
2025-12-02 コンコルディア大学コンコルディア大学の研究チームは、幼児が日常的に複数言語を混ぜて使う “コードミキシング” が、語彙発達に悪影響を及ぼすという通説を否定する研究結果を発表した。対象となったのは1歳から3歳の幼児で、家...
医療・健康 細胞と疾患の関係に新しい光を当てる(Shining a brighter light on the link between cells and disease)
2025-12-02 イェール大学イェール大学の研究チームは、細胞が発する超弱光(バイオフォトン)の発光特性を高精度で測定する新技術を開発し、細胞状態と疾患発症の関係を可視化する新たな手がかりを得た。細胞は代謝活動に伴い極めて微弱な光を放つ...
生物工学一般 タンパク質パターン形成の生物物理学的メカニズムを解明(Biophysics: Pattern formation of protein pattern interfaces)
2025-12-02 ミュンヘン大学LMUミュンヘンの研究チームは、細胞膜上で生じるタンパク質パターン形成の“境界”(インターフェース)が、どのようにして安定化し機能を生み出すのかを生物物理学的に解明した。多くの細胞内プロセスでは、極性形成...
医療・健康 呼吸が記憶形成に影響:呼吸のリズムが記憶の働くタイミングを左右(Memory research: How respiration shapes remembering)
2025-12-03 ミュンヘン大学LMUミュンヘンの研究者らは、呼吸のリズムが記憶形成を直接調節するという新たな神経メカニズムを明らかにした。マウスを用いた実験で、呼吸に伴う鼻腔からの感覚入力が嗅球を介して海馬へと伝わり、海馬ニューロンの...
有機化学・薬学 減量薬リラグルチドがアルツハイマー病の進行を抑制(Weight-loss drug liraglutide slowed Alzheimer’s decline)
2025-12-04 インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームは、肥満治療薬として使われる リラグルチド(GLP-1受容体作動薬) が、アルツハイマー病の進行を遅らせる可能性を示した臨床試験結果...