生物工学一般 バソプレシンが父親の子育てを支える仕組み～バソプレシンがオキシトシン受容体に作用し、養育行動を促進～
2025-12-10 理化学研究所雄マウスで父親の子育て行動を生み出す脳内仕組みを、理化学研究所らが解明した。視床下部室傍核のバソプレシン神経細胞を減らすと父親マウスは養育行動を失い、逆に活性化すると交尾未経験の雄でも子マウスを攻撃せず世話...
生物工学一般 
医療・健康 高血圧はどのように認知症を引き起こすのか～高血圧関連認知症の最新基礎研究を体系的に整理～
2025-12-10 愛媛大学愛媛大学大学院医学系研究科の茂木正樹教授らは、中年期高血圧が高齢期の認知症発症と関連する背景メカニズムを、基礎研究の観点から体系的に整理した総説を作成し、日本高血圧学会の声明文として発表した。本総説では、動物モ...
医療・健康 台風通過後に脳卒中リスクが上昇することを全国解析で確認～気候変動時代の新たな健康リスクを提示～
2025-12-10 東京科学大学東京科学大学などの研究チームは、日本全国の2011〜2021年の入院データと気象庁の台風データを用いて、台風通過後に脳卒中による緊急入院が増加することを初めて全国規模で示した。解析では台風曝露当日から6日後...
生物化学工学 血液中の微粒子が「腎臓病」と「心血管病」の将来のリスクを予言する～細胞外小胞内マイクロRNAの解析により慢性腎臓病と合併症リスクを高精度に予測する新技術を開発～
2025-12-11 東京科学大学東京科学大学らの研究チームは、血液中の小型細胞外小胞(EV)に含まれるマイクロRNAを網羅解析し、慢性腎臓病(CKD)および心血管合併症の将来リスクを高精度に予測する新技術を開発した。CKD患者のEV内で不...
細胞遺伝子工学 新規TLR7アゴニスト「SA-5」の前臨床安全性と有効性を カニクイザルモデルで実証～慢性感染症治療に向けた次世代免疫賦活薬候補～
2025-12-10 医薬基盤・健康・栄養研究所国立環境研究所と国立国際医療研究所らの研究グループは、慢性感染症治療に向けた新規TLR7アゴニスト「SA-5」の安全性と有効性を、若齢・高齢カニクイザルモデルで前臨床的に検証した。SA-5は反...
生物工学一般 細菌共通の「合成困難なアミノ酸配列」確認──逆に利用するタンパク質群も発見
2025-12-10 国立遺伝学研究所5万種超の細菌ゲノムを解析し、細胞内でタンパク質合成を一時停止させる「難翻訳配列」を網羅的に同定した。これらの配列は多くの細菌で共通して合成が困難であり、通常のタンパク質内部からは進化的に強く排除されて...
医療・健康 脳転移の最初の瞬間に光を当てる～脳の番人ミクログリアが、がんの「種」を食べる～
2025-12-11 名古屋大学名古屋大学医学系研究科らの研究グループは、がん細胞が脳へ到達した“最初の瞬間”に、脳の免疫細胞ミクログリアががんの種(DTC)を直接食べて排除する様子を、生体内で初めて可視化した。マウス脳を2光子顕微鏡でリア...
生物環境工学 “食べやすい”虫こぶの記憶が、“食べにくい”虫こぶを救う～捕食者の学習による行動変化が創出する生態的ニッチ～
2025-12-10 東京大学弘前大学・京都大学生態学研究センターらの共同研究チームは、植物にできる虫こぶの防御機能が、捕食者ヒメネズミの学習によって初めて発揮されることを明らかにした。内部が一室で「食べやすい」イガフシを経験したネズミは、...
膵がんを“暴走”させるスイッチとして「EMP1」を同定〜がん悪性化の因子を突き止め、新しい治療標的の開発に道〜
2025-12-08 九州大学九州大学医学研究院を中心とする研究グループは、悪性度の高い膵がん(basal-like型)の進行を“暴走”させるスイッチとして、膜タンパク質 EMP1(Epithelial membrane protein 1...
医療・健康 抜歯後の痛み治療における男女差を検証(Non-Prescription Pain Meds Work Equally Well for Men and Women After Tooth Extraction)
2025-11-04 ラトガース大学米国ラトガース大学(Rutgers University)の研究チームによる追跡解析で、処方不要の痛み止め(市販の鎮痛薬)が親知らず抜歯後の痛みに対して、男性・女性ともにオピオイドと同等かそれ以上に効果的...
医療・健康 新生児用ウェアラブル健康モニタリング技術を開発(Advancing Neonatal Health Monitoring in Ethiopia)
2025-12-08 ジョージア工科大学 (Georgia Tech)ジョージア工科大学(Georgia Tech)の研究チームは、低資源環境における新生児の健康を連続的に監視するためのウェアラブルシステムを開発し、エチオピアの病院でパイロ...
医療・健康 高齢者の歩行維持を目指す介入法を研究(UMass Amherst Study Will Seek Interventions to Help Older Adults Maintain Mobility)
2025-12-10 マサチューセッツ大学アマースト校マサチューセッツ大学アマースト校(UMass Amherst)の研究者らは、高齢者の移動能力(mobility)の維持に効果的な介入法を特定することを目的とした新たな研究プロジェクトを開...