社会寄生性ケアリ2種はホストワーカーに実母である女王の殺害を強要する～望まぬ娘に実母を殺させる教唆(きょうさ)型寄主操作の発見～
2025-11-18 九州大学アリやハチなど社会性昆虫の中には他種のコロニーに侵入して労働力を利用する「社会寄生性」の例が知られており、その中でも一時的社会寄生に属する2種のケアリ(寄生女王)が、自らの利益のためにホストコロニーを乗っ取る過...
医療・健康 匂いを嗅いで0.3秒後の脳活動が、匂いを嗅ぎ分ける能力に寄与～匂い分子の特徴を捉える早期脳活動の役割を特定～
2025-11-18 東京大学東京大学の研究チームは、高密度脳波計を用いてヒトが匂いを嗅いだ直後の脳活動を詳細に解析し、提示後約0.3秒で生じるシータ波活動が匂い分子の物理化学的特徴を高精度に符号化していることを明らかにした。32名の被験者...
生物化学工学 化学反応を利用して人工細胞膜のダイナミクスを制御～人工生命の創出や生体膜関連疾患治療への応用に期待～
2025-11-18 東京科学大学東京科学大学らの研究グループは、人工細胞膜上で化学反応を利用して、相分離ドメインを消失させたりリポソームを分裂させたりすることに初めて成功した。水中で閉環メタセシス反応を触媒できる人工金属酵素をビオチン化脂...
生物環境工学 病原体への抵抗性か?ガス交換か?～植物の進化におけるトレードオフ～
2025-11-18 京都大学この研究では、植物が葉の表面にある気孔を「病原細菌の侵入を防ぐために閉じる」か「効率的なガス交換のために開いておく」かという二つの機能の間で、進化の過程でトレードオフ(代償)を抱えていることを明らかにしました。...
医療・健康 飲料水中ヒ素の削減が死亡リスクを低下(Reducing Arsenic in Drinking Water Cuts Risk of Death, Even After Years of Chronic Exposure)
2025-11-17 コロンビア大学この研究では、バングラデシュの約11,000人を対象に20年間にわたって追跡調査が行われ、飲料水中のヒ素(Arsenic)濃度を下げることで、心疾患・がん・その他慢性疾患による死亡リスクが最大で半減するこ...
教育 先延ばしを解決する2分間の対策(A two-minute fix for procrastination)
2025-11-17 カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究は、先延ばし行動の核心にある「タスク開始前の感情的抵抗」に注目し、わずか2分間の介入で行動が改善できることを示した。介入内容は、これ...
医療・健康 機械学習によるうつ病診断支援研究(URI professor examines how machine learning can help with depression diagnosis)
2025-11-17 ロードアイランド大学(URI)この研究では、機械学習アルゴリズム「XGBoost」を用いて、被験者の発言・テキストデータからうつ病の初期兆候を高精度で予測できることが示されました。臨床面接記録、キーボード入力返信、SM...
有機化学・薬学 PRRSウイルスワクチンの効果とT細胞反応の関連(PRRSV Vaccine Effectiveness Linked to T Cell Response)
2025-11-17 ノースカロライナ州立大学(NC State)豚の生殖・呼吸器症候群ウイルス(Porcine Reproductive and Respiratory Syndrome/PRRSV)対策として広く用いられているワクチンの...
医療・健康 動物の推論行動を担う脳部位を特定(New Study Identifies Part of Brain Animals Use to Make Inferences)
2025-11-17 ニューヨーク大学(NYU)ニューヨーク大学の研究チームは、動物が環境の「隠れた状態」を推論して行動を決める際、眼窩前頭皮質(OFC)が中心的役割を担うことを突き止めた。ラットに報酬量が変動する課題を与え、同じ量の水でも...
細胞遺伝子工学 風邪ウイルスの2つの主要標的を特定(Scientists Identify Two Key Targets of Common Cold Virus)
2025-11-17 パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)Pacific Northwest National Laboratory(PNNL)の研究チームは、一般的な風邪の原因となるコロナウイルス HCoV-229E が、宿...
生物工学一般 初の完全合成脳組織モデルを開発(Scientists engineer first fully synthetic brain tissue model)
2025-11-17 カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)カリフォルニア大学リバーサイド校の研究チームは、動物由来成分を一切使用しない、完全合成の脳組織モデルを初めて開発した。ポリエチレングリコール(PEG)を基材とし、細胞が付着・成...
細胞遺伝子工学 マンモスから世界最古のRNAを抽出(The world’s oldest RNA extracted from woolly mammoth)
2025-11-17 コペンハーゲン大学(UCPH)コペンハーゲン大学などの研究チームは、シベリア永久凍土で発見された約4万年前の幼体マンモス「ユカ」の筋肉組織から、これまで不可能と考えられていた 古代RNAの抽出と解析 に初めて成功した。...