九州大学

種の保存法指定種ハカタスジシマドジョウの飼育下での産卵の撮影に成功~知られざる雌雄の行動が明らかに~ 生物環境工学

種の保存法指定種ハカタスジシマドジョウの飼育下での産卵の撮影に成功~知られざる雌雄の行動が明らかに~

2025-07-24 九州大学九州大学の研究チームは、国内希少野生動植物種「ハカタスジシマドジョウ」の飼育下での産卵行動を初めて動画撮影することに成功しました。赤色LED照明を用いて夜間観察を行い、1~2ペアが3時間に最大17回産卵行動を実...
世界初、窒素原子の自由な付け替えが可能に!~より安全・シンプルに。創薬や機能性材料開発に貢献~ 有機化学・薬学

世界初、窒素原子の自由な付け替えが可能に!~より安全・シンプルに。創薬や機能性材料開発に貢献~

2025-07-18 九州大学九州大学と名古屋工業大学の研究チームは、かさ高いα–三級アミンから有害試薬を使わずに1段階で「ジアゼン」を合成する新手法を開発しました。得られたジアゼンは、熱や光で分解してラジカルを生成し、炭素–窒素結合を炭素...
動物成分を全く含まない、植物繊維のみでヒト幹細胞の制御培養に成功〜免疫拒絶や感染リスクが少ない再生医療用新素材の開発を目指して~ 生物環境工学

動物成分を全く含まない、植物繊維のみでヒト幹細胞の制御培養に成功〜免疫拒絶や感染リスクが少ない再生医療用新素材の開発を目指して~

2025-07-14 九州大学九州大学の北岡卓也教授らの研究グループは、動物成分を一切使わず、樹木由来のセルロースナノファイバー(CNF)に硫酸基を導入することで、ヒト間葉系幹細胞(MSC)の接着・増殖を制御可能な新素材を開発しました。硫酸...
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小型酵素が持つ“二刀流”の進化戦略〜12個の小型酵素が星型を形成し、tRNA前駆体を正確に前後から切断〜 生物化学工学

小型酵素が持つ“二刀流”の進化戦略〜12個の小型酵素が星型を形成し、tRNA前駆体を正確に前後から切断〜

2025-07-04 九州大学一部細菌の小型リボヌクレアーゼP(HARP)酵素が、12個集まり星型構造を形成し、tRNA前駆体の5’端と3’端を同時に切断する“二刀流”機能を持つことを初めて解明した。九州大学などの研究チームは、クライオ電子...
世界初のATPプロドラッグによる健康寿命延伸の新しい可能性~ミトコンドリア活性化によりエネルギー代謝不均衡を改善する生体エネルギー分子治療の提案~ 生物化学工学

世界初のATPプロドラッグによる健康寿命延伸の新しい可能性~ミトコンドリア活性化によりエネルギー代謝不均衡を改善する生体エネルギー分子治療の提案~

2025-06-24 九州大学九州大学先導物質化学研究所の穴田貴久准教授グループは、ミトコンドリア機能低下によりエネルギー代謝が減退する老化に対し、細胞内ATP(アデノシン三リン酸)を効率的に増加させる世界初の核酸プロドラッグ「proAX」...
染色体DNAの複製開始をレスキューするメカニズム~多様な障害を乗り越えてDNA複製や細胞増殖を行わせる頑強性の基盤~ 細胞遺伝子工学

染色体DNAの複製開始をレスキューするメカニズム~多様な障害を乗り越えてDNA複製や細胞増殖を行わせる頑強性の基盤~

2025-06-23 九州大学九州大学の研究チームは、大腸菌における染色体DNA複製開始の過程で、通常の複合体形成が阻害された場合に機能するレスキュー機構を解明しました。具体的には、複製開始因子DnaAとDnaBヘリカーゼの相互作用が阻害さ...
生命がもつ時計の「0.1ナノメートルの針」が動く瞬間~時計タンパク質 KaiC のリン酸化反応メカニズムの解明~ 生物化学工学

生命がもつ時計の「0.1ナノメートルの針」が動く瞬間~時計タンパク質 KaiC のリン酸化反応メカニズムの解明~

2025-06-13 分子科学研究所自然科学研究機構分子科学研究所と九州大学の研究グループは、シアノバクテリアの時計タンパク質KaiCのリン酸化反応の詳細なメカニズムを解明しました。KaiCは単独でもごくゆっくりとリン酸化が進行し、その際に...
卵子染色体の正常性維持におけるヒストン修飾の新たな役割を解明~ヒストン修飾H3K4me3は卵染色体や紡錘体の安定性を制御する~ 細胞遺伝子工学

卵子染色体の正常性維持におけるヒストン修飾の新たな役割を解明~ヒストン修飾H3K4me3は卵染色体や紡錘体の安定性を制御する~

2025-06-09 九州大学九州大学農学研究院の宮本圭教授らの研究グループは、ヒストン修飾「H3K4me3」がマウス卵子の染色体や紡錘体の安定性を制御し、正常な胚発生に不可欠であることを明らかにしました。従来、H3K4me3は転写活性化に...
リボソームはニワトリ筋肉細胞の増殖を亢進する〜細胞農業製品の効率的な産生に期待〜 生物工学一般

リボソームはニワトリ筋肉細胞の増殖を亢進する〜細胞農業製品の効率的な産生に期待〜

2025-06-09 九州大学九州大学基幹教育院の太田訓正教授らの研究グループは、リボソームを細胞に導入することで、ニワトリ筋肉細胞の成長因子分泌が促進され、細胞増殖が亢進することを世界で初めて明らかにしました。この発見は、インテグリカルチ...
脳の幹細胞の老化メカニズム解明に成功 機能低下に関わる遺伝子を可逆的に制御する因子を特定 ~細胞若返り誘導法の開発に期待~ 医療・健康

脳の幹細胞の老化メカニズム解明に成功 機能低下に関わる遺伝子を可逆的に制御する因子を特定 ~細胞若返り誘導法の開発に期待~

2025-06-03 九州大学九州大学の研究チームは、脳内の免疫細胞であるミクログリアが、細胞外に放出されるヌクレオチドであるウリジン二リン酸(UDP)を感知し、貪食(不要物の取り込み)を促進する新たなメカニズムを解明しました。具体的には、...
タンパク質を正確にペルオキシソームへ配送する仕組みを解明〜タンパク質を目的地に届けるための配送のやり直し〜 細胞遺伝子工学

タンパク質を正確にペルオキシソームへ配送する仕組みを解明〜タンパク質を目的地に届けるための配送のやり直し〜

2025-05-22 九州大学九州大学大学院農学研究院の研究チームは、タンパク質が細胞内の小器官であるペルオキシソームへ正確に配送される仕組みを解明しました。これまで、タンパク質の配送は一度で正確に行われると考えられていましたが、近年の研究...
「美味しさ」が脳を覚醒させる!~食後の作業効率向上と脳活動の関係を脳波で解明~ 医療・健康

「美味しさ」が脳を覚醒させる!~食後の作業効率向上と脳活動の関係を脳波で解明~

2025-05-20 九州大学九州大学大学院薬学研究院の研究チームは、ミクログリアの貪食活性が「美味しさ」によって促進されることを発見しました。この研究では、神経細胞の死骸が放出するATPがミクログリアのP2Y6受容体を刺激し、貪食行動を誘...
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