九州大学

カニのナノ繊維の構造制御により、ヒト免疫細胞の直接活性化に成功 〜安心・安全な天然多糖のナノファイバー化技術による医薬素材の新展開〜 有機化学・薬学

カニのナノ繊維の構造制御により、ヒト免疫細胞の直接活性化に成功 〜安心・安全な天然多糖のナノファイバー化技術による医薬素材の新展開〜

2024-12-10 九州大学農学研究院 北岡 卓也 教授ポイント ワクチンや免疫療法の効果は個人差が大きく、免疫賦活剤(以下、アジュバント)の併用が必要不可欠 キチンナノファイバー(Chitin nanofiber: CtNF, ※1)が...
グアニン四重鎖構造を持つ RNA がおたふくかぜウイルスの RNA 合成の場を提供する~おたふくかぜウイルスの封入体形成機構の理解~ 有機化学・薬学

グアニン四重鎖構造を持つ RNA がおたふくかぜウイルスの RNA 合成の場を提供する~おたふくかぜウイルスの封入体形成機構の理解~

2024-12-09 東京大学,熊本大学発表のポイント おたふくかぜウイルス(MuV)は細胞に感染すると封入体と呼ばれる膜のない構造体を形成し、その中でウイルス RNA を合成します。今回、この封入体形成に宿主細胞のグアニン四重鎖構造を持つ...
ディープラーニングにより多能性幹細胞が分化する未来を予測することに成功 ~視床下部-下垂体オルガノイドの品質を判定するディープラーニングモデルを開発~ 細胞遺伝子工学

ディープラーニングにより多能性幹細胞が分化する未来を予測することに成功 ~視床下部-下垂体オルガノイドの品質を判定するディープラーニングモデルを開発~

2024-12-06 九州大学データ駆動イノベーション推進本部新岡 宏彦 教授ポイント 近年、多能性幹細胞を使用して様々な組織への分化方法が開発されてきている。その分化培養技術は高度かつ専門的だが、一方で、熟練者の経験則に依存する面がある。...
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小笠原諸島で独自の進化を遂げたと考えられるメイガ2新種を発見! ~これまで見過ごされていた?開張8 mmのガ~ 生物化学工学

小笠原諸島で独自の進化を遂げたと考えられるメイガ2新種を発見! ~これまで見過ごされていた?開張8 mmのガ~

2024-12-09 九州大学農学研究院 松井 悠樹 学術研究員ポイント 世界自然遺産である小笠原諸島には固有の動植物が数多く生息しています。ガ類にも小笠原諸島の固有種は多く知られていますが、小型のガ類については調査が行き届いていない現状が...
遺伝子同士の距離変化が発現を調節する新たな仕組みを発見 ~疾患の発症原因解明や治療標的発見への応用に期待~ 細胞遺伝子工学

遺伝子同士の距離変化が発現を調節する新たな仕組みを発見 ~疾患の発症原因解明や治療標的発見への応用に期待~

2024-12-07 九州大学生体防御医学研究所 落合 博 教授ポイント 遺伝子発現を制御する要因として、遺伝子間の近接性がどのように働くかはこれまで未解明 本研究では、遺伝子の近接変化が発現動態に影響を与える新たなメカニズムを発見 本発見...
メスの体内時計は時差ぼけに弱い ~マウス実験で発見、性差を考慮したシフトワーカーの健康管理に期待~ 医療・健康

メスの体内時計は時差ぼけに弱い ~マウス実験で発見、性差を考慮したシフトワーカーの健康管理に期待~

2024-12-09 九州大学農学研究院 安尾しのぶ 教授ポイント 不規則な明暗環境での体内時計の乱れやすさが性別によりどのように異なるか不明だった メスの体内時計はオスよりも乱れやすく、体内時計が調節する体重および糖耐性への影響にも顕著な...
“痛みのない”電気刺激によってがん細胞の増殖と転移が抑制される ~電気刺激を用いたがん免疫の活性化による新たながん治療の開発に期待~ 医療・健康

“痛みのない”電気刺激によってがん細胞の増殖と転移が抑制される ~電気刺激を用いたがん免疫の活性化による新たながん治療の開発に期待~

2024-11-22 九州大学薬学研究院吉田 優哉 助教ポイント がん細胞から生体を守るための免疫機能の活性 (がん免疫)は朝と夜で異なる 微弱な電気刺激を免疫細胞の一種であるマクロファージに与えることで、がん免疫を活性化できることを発見 ...
染色体機能を支えるリング型タンパク質をDNAから外す仕組みを解明~細胞の設計図であるDNAを安定に維持する反応の理解につながる~ 細胞遺伝子工学

染色体機能を支えるリング型タンパク質をDNAから外す仕組みを解明~細胞の設計図であるDNAを安定に維持する反応の理解につながる~

2023-12-22 九州大学ポイント DNA複製や修復を支えるタンパク質であるPCNA(※1)は、リング構造をとってDNAに結合し、様々な反応が適切に動作するようにはたらきます。 本研究では、脊椎動物においてPCNAをDNAから外す反応(...
慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対する新規経口抗凝固薬の有効性・安全性 医師主導治験で検証 有機化学・薬学

慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対する新規経口抗凝固薬の有効性・安全性 医師主導治験で検証

2023-11-14 九州大学ポイント 慢性血栓塞栓性肺高血圧症(Chronic Thromboembolic Pulmonary Hypertension, CTEPH)は肺動脈内の器質化血栓(※1)により肺動脈の狭窄・閉塞が生じ、肺高血...
植物の「水の通り道」の形を制御するタンパク質を発見 ~細胞壁形成のしくみ解明へ大きな前進~ 生物化学工学

植物の「水の通り道」の形を制御するタンパク質を発見 ~細胞壁形成のしくみ解明へ大きな前進~

2023-11-14 国立遺伝学研究所国立大学法人 東海国立大学機構 名古屋大学大学院理学研究科の佐々木 武馬 助教、杉山 友希 特任助教、小田 祥久 教授の研究グループは、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 遺...
糖尿病による持久力低下を回復させる候補物質を発見~⾻格筋の代謝物を標的とするサルコペニア治療法の開発に期待~ 有機化学・薬学

糖尿病による持久力低下を回復させる候補物質を発見~⾻格筋の代謝物を標的とするサルコペニア治療法の開発に期待~

2023-11-10 九州大学ポイント 糖尿病は⾻格筋量と筋⼒の低下(サルコペニア)と関連するが、有効な治療法がなく、⾼齢化社会のわが国において喫緊の課題である。 肥満糖尿病マウスにSGLT2 阻害薬を投与すると、⾻格筋で内因性AMPK 活...
良質な抗体を産生するB細胞が選別される仕組みを解明~抗原刺激による胚中心B細胞のカルシウム上昇が重要~ 医療・健康

良質な抗体を産生するB細胞が選別される仕組みを解明~抗原刺激による胚中心B細胞のカルシウム上昇が重要~

2023-10-31 九州大学ポイント 体内に存在する胚中心とよばれる領域で、より良質な抗体を産生する細胞が選択される仕組みは長らく謎に包まれていた。 胚中心B細胞が抗原を受け取る際に生じるカルシウム刺激とBcl2a1発現が良質な抗体を産生...
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