医療・健康 世界初!神経回路で遠隔部位に炎症を生む分子機構を発見 ~関節リウマチなどの炎症性疾患の治療への応用に期待~ 2022-05-17 生理学研究所 ポイント ・関節内の炎症を,特定の神経回路を介して逆側の関節内に伝播させる分子機構を発見。 ・その分子機構は炎症で生じるATPにより活性化し,かつ逆側関節での ATP産生から炎症を誘導。 ・本神経回路,A... 2022-05-18 医療・健康
医療・健康 慢性痛が不安を引き起こす脳内メカニズムを解明~慢性痛・不安障害の治療薬開発への貢献に期待~ 2022-04-28 北海道大学,日本医療研究開発機構 ポイント 慢性痛が不安を引き起こす、神経回路の可塑的変化を解明。 神経活動操作により、慢性痛モデル動物の不安症状を減弱させることに成功。 慢性痛や慢性ストレスによる、不安障害の新規治療... 2022-04-28 医療・健康
生物工学一般 深い海の底からアシタラズのウミナナフシの新種を発見 2022-04-08 京都大学 下村通誉 フィールド科学教育研究センター准教授、白木祥貴 北海道大学大学院理学院修士課程学生、角井敬知 同大学院理学研究院講師の研究グループは、三重県沖の深海底からウミナナフシの新属新種を発見しました。 ウミ... 2022-04-08 生物工学一般
細胞遺伝子工学 iPS細胞ストックを用いた移植のための新規免疫抑制法を提案 他家iPS細胞由来組織を用いた移植医療への貢献に期待 2022-03-15 北海道大学,実験動物中央研究所,日本医療研究開発機構 ポイント MHC型*1一致他家*2マウス皮膚移植における拒絶反応の制御に成功。 iPS細胞*3ストック*4を用... 2022-03-15 細胞遺伝子工学
医療・健康 敗血症による死を抑える新たなメカニズムを解明 Reg3γはIDO1の抑制因子として知られるBin1を脳ミクログリアにおいて発現誘導することを見出しました。さらにExtl3の下流において,アダプタータンパク質Bcl10がBin1の発現誘導に必要なことも明らかにしました。つまり,Extl3→Bcl10→Bin1¬経路が IDO1の発現を抑制していることを解明しました。 2022-03-09 医療・健康
医療・健康 致死的な出血熱を引き起こすマールブルグウイルスの増殖機構を解明 マールブルグウイルスのウイルス核タンパク質-RNA複合体の立体構造をクライオ電子顕微鏡解析により明らかにしました。本成果から、ヒトに致死的な出血熱を引き起こすマールブルグウイルスとエボラウイルスの増殖機構の一端が明らかになりました。 2022-03-07 医療・健康
医療・健康 涙に含まれる長いアルコールがドライアイを防止~ドライアイ治療薬開発へ期待~ 涙液に含まれる長いアルコール(極長鎖アルコール)がドライアイ防止に重要であることを明らかにしました。 2022-03-03 医療・健康
医療・健康 SARS-CoV-2オミクロン株は、ウイルスの病原性を弱め、ヒト集団での増殖力を高めるよう進化した 新型コロナウイルスの「オミクロン株(B.1.1.529, BA系統)」が、従来株に比べて病原性が低いことを明らかにしました。オミクロン株のスパイクタンパク質の細胞融合活性は、従来株やデルタ株に比べて顕著に低いことを明らかにしました。数理モデリング解析により、オミクロン株のヒト集団内における増殖速度は、デルタ株に比べて2~5倍高いことを明らかにしました。 2022-03-01 医療・健康
生物化学工学 植物のCDKAが太陽光の情報を伝達していることを発見 コケ植物を用いて細胞分裂に重要なタンパク質の新たな機能を発見することに成功しました。細胞分裂に関与する重要なタンパク質が,光合成や光屈性などの光応答にも重要であることを発見。このタンパク質は細胞骨格を制御することにより光応答も制御していることを解明。植物の光応答における受容体から細胞骨格までの未知の情報伝達経路の一部を解明。 2022-01-31 生物化学工学
有機化学・薬学 改良型オキシトシン経鼻スプレーに自閉スペクトラム症中核症状に対する改善効果 改良したオキシトシン経鼻スプレーの医師主導治験を実施し、自閉スペクトラム症の中核症状に対する初の治療薬として期待される改良型オキシトシン経鼻スプレーの有効性と安全性を示しました。 2022-01-25 有機化学・薬学
生物環境工学 アザラシによる観測で秋~冬の南極沿岸の海洋環境が明らかに 南極・昭和基地でウェッデルアザラシに水温塩分記録計を取り付けて調査を行い、その観測データから、秋に外洋の海洋表層から暖かい海水(暖水)が南極大陸沿岸に流れ込んでいること、また、その暖水を利用することでアザラシが効率よく餌をとっていたことを明らかにしました。 2021-12-27 生物環境工学
生物環境工学 水の満ち引きが多様な生物の共存を実現~自然氾濫原において多くの生物の共存を可能とする河川氾濫の役割~ 北海道大学雨龍研究林内の希少な天然氾濫原において研究を行い、河川の氾濫が氾濫原生態系の生物多様性を維持する上で重要であることを示しました。河川の氾濫から収束までの間、水の流れの変化と生物の応答を克明に調査し、氾濫と共に様々に形を変えながら流れ下る川の水のダイナミクスが幻の巨魚イトウをはじめとする様々な魚や両生類、そして水生昆虫やプランクトンなどの多様な生物が氾濫原に生息する秘訣となっていることを示しました。 2021-12-14 生物環境工学