名古屋大学

微生物によるタンパク質生産効率向上の新技術を開発~医薬品や酵素、抗体などバイオものづくりへの応用に期待~ 生物化学工学

微生物によるタンパク質生産効率向上の新技術を開発~医薬品や酵素、抗体などバイオものづくりへの応用に期待~

2025-10-29 名古屋大学名古屋大学生命農学研究科の加藤晃代准教授・中野秀雄教授らは、微生物によるタンパク質生産効率を高める新技術を開発した。研究チームは、リボソームの翻訳停滞を軽減する短いペプチド配列を探索し、翻訳促進ペプチド(TE...
「お尻から呼吸する」腸換気法の安全性をヒトで実証~重症呼吸不全患者への臨床応用に向けて大きく前進~ 医療・健康

「お尻から呼吸する」腸換気法の安全性をヒトで実証~重症呼吸不全患者への臨床応用に向けて大きく前進~

2025-10-22 東京科学大学東京科学大学、名古屋大学、大阪大学の共同研究チームは、「腸換気法」と呼ばれる“お尻から呼吸する”新技術のヒトでの安全性を初めて確認した。液体酸素キャリア「パーフルオロデカリン(PFD)」を健康成人27人に経...
ブテンを原料に天然物のコードを紡ぐ~新触媒が拓く医薬リード分子の迅速プログラム合成~ 有機化学・薬学

ブテンを原料に天然物のコードを紡ぐ~新触媒が拓く医薬リード分子の迅速プログラム合成~

2025-10-17 東京大学東京大学大学院薬学系研究科と名古屋大学の研究チームは、石油由来の「ブテン」を出発原料として、医薬品や天然物に含まれる重要構造「ポリオール」を効率的に合成する新手法を開発した。光触媒反応により、ブテンを環状ヘミア...
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細胞内の脂質代謝を可視化する蛍光プローブを開発~脂肪滴の動態解析により疾患理解、診断・治療法開発に貢献~ 有機化学・薬学

細胞内の脂質代謝を可視化する蛍光プローブを開発~脂肪滴の動態解析により疾患理解、診断・治療法開発に貢献~

2025-10-10 名古屋大学名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所と岐阜大学の共同研究チームは、細胞内の脂質代謝をリアルタイムに可視化できる新しい蛍光プローブを開発した。この分子は脂肪滴に選択的に集積し、主要脂質トリグリセリド(...
新しい数値指標『siRMSD』で副作用を予測し、安全なsiRNA医薬の設計へ~化学修飾による分子の形の変化を数値化し、副作用(オフターゲット効果)の仕組みを解明~ 有機化学・薬学

新しい数値指標『siRMSD』で副作用を予測し、安全なsiRNA医薬の設計へ~化学修飾による分子の形の変化を数値化し、副作用(オフターゲット効果)の仕組みを解明~

2025-09-17 東京科学大学東京科学大学・東京大学・名古屋大学の研究チームは、siRNA医薬の副作用である「オフターゲット効果」を予測する新指標「siRMSD」を開発した。これは、化学修飾によるsiRNA分子の構造ゆがみを数値化するも...
新型コロナワクチンの継続的な接種を優先すべきは誰か~抗体応答不良の集団特定で接種戦略を最適化、感染拡大・重症化抑制へ~ 医療・健康

新型コロナワクチンの継続的な接種を優先すべきは誰か~抗体応答不良の集団特定で接種戦略を最適化、感染拡大・重症化抑制へ~

2025-09-18 名古屋大学,福島県立医科大学,九州大学,横浜市立大学,京都大学,東京大学,理化学研究所,科学技術振興機構,国立健康危機管理研究機構,千葉大学名古屋大学と福島県立医科大学などの共同研究チームは、2,526名の福島ワクチン...
植物の時計が停止する温度では成長も停止することを野外データから発見 生物環境工学

植物の時計が停止する温度では成長も停止することを野外データから発見

2025-09-02 京都大学京都大学の工藤洋教授らの研究チームは、アブラナ科多年草ハクサンハタザオを対象に野外トランスクリプトーム解析と個体モニタリングを行い、日平均気温が約7℃を下回ると遺伝子発現の日周リズムが停止し、同時に成長も停止す...
赤色光による気孔開口の分子機構を解明~ショ糖の増加が細胞膜プロトンポンプのリン酸化を促進~ 生物化学工学

赤色光による気孔開口の分子機構を解明~ショ糖の増加が細胞膜プロトンポンプのリン酸化を促進~

2025-08-26 名古屋大学名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所と理化学研究所らの国際共同研究グループは、植物が赤色光に応答して気孔を開口する分子機構を初めて解明しました。研究では、葉肉細胞の光合成で生合成されたショ糖がアポプ...
生体内で強い発光と低毒性を両立する量子ドットを開発~未開拓の硫化銀ゲルマニウム半導体(Ag8GeS6)を、ナノサイズ化・組成制御することで、世界初の高輝度量子ドット合成と生体イメージング応用に成功~ 生物工学一般

生体内で強い発光と低毒性を両立する量子ドットを開発~未開拓の硫化銀ゲルマニウム半導体(Ag8GeS6)を、ナノサイズ化・組成制御することで、世界初の高輝度量子ドット合成と生体イメージング応用に成功~

2025-07-03 名古屋大学名古屋大学などの研究グループは、硫化銀ゲルマニウム半導体(Ag₈GeS₆)をナノサイズ化し、世界で初めて近赤外で強く発光する量子ドットを開発しました。これを水溶化することで、マウス体内深部の鮮明な生体イメージ...
エムポックス感染の拡大防止へ新たな指標 血中ウイルス量で皮膚病変を予測、治療戦略に貢献 医療・健康

エムポックス感染の拡大防止へ新たな指標 血中ウイルス量で皮膚病変を予測、治療戦略に貢献

2025-07-03 名古屋大学名古屋大学などの国際研究チームは、エムポックス(クレードIa)感染者の皮膚病変の進行を血中ウイルス量で予測できることを明らかにしました。2007~2011年にコンゴで収集されたデータを数理モデルで解析し、症状...
ふりかけるだけで神経シナプスを可視化~迅速かつ簡便な標識方法開発、記憶解析や疾患研究に新たな道~ 生物工学一般

ふりかけるだけで神経シナプスを可視化~迅速かつ簡便な標識方法開発、記憶解析や疾患研究に新たな道~

2025-06-09 名古屋大学名古屋大学の清中茂樹教授らは、神経シナプスの主要構成要素であるAMPA受容体を簡便かつ迅速に可視化する世界初の有機小分子プローブ「PFQX1(AF488)」を開発しました。このプローブは、細胞に“ふりかけるだ...
眼底画像から血圧や血糖値を推定するAIを一般公開~メタボリック症候群を予防する研究の一助となることを期待~ 医療・健康

眼底画像から血圧や血糖値を推定するAIを一般公開~メタボリック症候群を予防する研究の一助となることを期待~

2025-05-12 国立情報学研究所国立情報学研究所(NII)、名古屋大学、日本眼科学会の共同研究チームは、眼底画像から血圧や血糖値、腹囲、BMIを推定するAIモデルを開発し、無償公開しました。このAIは、日本医療研究開発機構(AMED)...
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