細胞運命を導くエピゲノム制御の順序性を解明～エピゲノムの一細胞計測と統合解析により、遺伝子を制御する仕組みを可視化～
2025-12-17 九州大学九州大学生体防御医学研究所・医学研究院の研究グループは、細胞運命を決定する遺伝子発現制御における「エピゲノム制御の順序性」を一細胞レベルで可視化することに成功した。研究チームは、単一細胞から複数のエピゲノム情報...
細胞遺伝子工学 都市部の湖でイトヨ進化中──自然選択が生物の急速進化を駆動
2025-12-18 国立遺伝学研究所都市部に位置する北米ワシントン湖で、イトヨ(Gasterosteus aculeatus)が現在も進化を続けていることを示す研究成果が報告された。北野研究室・生態遺伝学研究室の研究グループは、全ゲノムデ...
生物工学一般 RNA研究のための蛍光観察ツールを開発(UMass Amherst Chemists Develop Unique Tool for Studying RNA)
2025-12-17 マサチューセッツ大学アマースト校マサチューセッツ大学アマースト校(UMass Amherst)の化学者らは、RNAの構造や機能をこれまで以上に精密に解析できる新しい研究ツールを開発した。本研究は、RNA分子が細胞内でど...
細胞遺伝子工学 遺伝子チームワークが気候変動に強い植物の秘密を解明(Genetic teamwork may be the secret to climate-resilient plants, researchers find)
2025-12-17 ペンシルベニア州立大学(Penn State)米ペンシルベニア州立大学(Penn State)の研究チームは、植物が気候変動に耐える能力の背景に、単一遺伝子ではなく複数遺伝子の協調的な働き(遺伝的チームワーク)があるこ...
医療・健康 天然分子の誘導体を改良し自己免疫疾患治療の新薬候補を開発(New engineered derivative of a natural molecule could translate into a powerful replacement for IVIG therapy for a wide array of autoimmune disorders)
2025-12-17 ロックフェラー大学ロックフェラー大学の研究チームは、自然由来分子を基に設計した新規誘導体が、自己免疫疾患治療で広く用いられている免疫グロブリン静注療法(IVIG)に代わる有力な治療法となる可能性を示した。IVIGは多様...
医療・健康 乳房超音波検査の偽陽性を減らす新技術を開発(New tech reduces false positives from breast ultrasounds)
2025-12-17 ジョンズ・ホプキンス大学(JHU)米ジョンズ・ホプキンス大学(JHU)の研究チームは、乳房超音波検査における偽陽性(誤ってがんと判定されるケース)を大幅に減らす新技術を開発した。乳房超音波は高濃度乳腺を持つ女性の検診に...
医療・健康 1つの遺伝子を無効化することで糖尿病を防ぐ仕組みを解明(How disabling one gene protects mice against Type 1 diabetes)
2025-12-17 ウィスコンシン大学マディソン校(UW–Madison)米ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームは、特定の遺伝子を機能停止させることで、マウスが1型糖尿病の発症から保護される仕組みを明らかにした。1型糖尿病は、免疫系...
医療・健康 がん細胞を“アレルギー化”―マスト細胞を利用した新たながん免疫療法を開発(Make Cancer Cells “Allergic”! ZJU Scientists Harness Mast Cells for Cancer Treatment)
2025-12-17 浙江大学(ZJU)浙江大学(ZJU)の研究チームは、がん細胞を「アレルゲン」のように認識させ、腫瘍内で急速な免疫反応を引き起こす革新的ながん免疫療法を開発した。研究では、アレルギー反応の主役であるマスト細胞に、腫瘍関連...
生物工学一般 雲南産の新しい肺魚化石が初期脊椎動物進化の重要段階を解明(New Fossil Lungfish from Yunnan Sheds Light on Critical Stage of Early Vertebrate Evolution)
2025-12-17 中国科学院(CAS)中国科学院(CAS)脊椎動物古生物学・古人類学研究所(IVPP)の朱敏教授率いる研究チームは、雲南省昭通市の前期デボン紀地層から新種のハイギョ化石 Paleolophus yunnanensis を...
生物工学一般 化石分子分析で過去の環境を再構築(Metabolic Analyses of Animal Fossils Helps Scientists Reconstruct Million-Year-Old Environments)
2025-12-17 ニューヨーク大学(NYU)ニューヨーク大学(NYU)の研究チームは、約130万〜300万年前に生息した動物の化石から代謝に関係する分子の痕跡を初めて解析し、古環境の復元に新たな手がかりを得た。化石化した骨に残された分子...
医療・健康 謎多い嗜銀顆粒性認知症(しぎんかりゅうせいにんちしょう)〜遺伝的特徴が明らかに
2025-12-17 国立長寿医療研究センター,東京都健康長寿医療センター嗜銀顆粒性認知症(DG)は病態や原因が十分に解明されていない認知症である。本研究では、日本人約1万2千人規模のゲノムデータを用いた解析により、DGに特異的な遺伝的特徴...
有機化学・薬学 HIV感染症に対する新しい抗体薬物複合体(ADC)を開発～ウイルスの侵入を阻む新しい作用機序で根治を目指す治療薬候補に～
2025-12-16 東京科学大学ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の根治を目指し、東京科学大学と熊本大学の研究グループは、新しい抗体薬物複合体(ADC)を開発した。本研究では、HIVが細胞へ侵入する際に利用する外被タンパク質gp120を...