京都大学

産後女性のうつ症状は短鎖脂肪酸の産生に関わる腸内細菌叢と食習慣に関連~食生活習慣から身体とこころの健康をまもる支援を目指して~ 医療・健康

産後女性のうつ症状は短鎖脂肪酸の産生に関わる腸内細菌叢と食習慣に関連~食生活習慣から身体とこころの健康をまもる支援を目指して~

2025-09-08 京都大学京都大学の研究グループは、0~4歳児を育てる産後女性344名を対象に、うつ症状と腸内細菌叢・食習慣との関連を解析した。その結果、うつ症状が高い女性ほど腸内細菌叢の多様性が低く、特に酪酸を産生するLachnosp...
植物間の塩ストレス情報伝達を地上と地下で同時解明~受信者の遺伝的距離に応じて異なる伝達機能~ 生物環境工学

植物間の塩ストレス情報伝達を地上と地下で同時解明~受信者の遺伝的距離に応じて異なる伝達機能~

2025-09-04 京都大学京都大学の山尾僚教授、名城大学の大崎晴菜助教、福島大学の廣田峻准教授ら国際共同研究チームは、日本の在来植物オオバコ(Plantago asiatica)が塩ストレスを受けた際、地上部(揮発性化合物)と地下部(根...
テン・タヌキ・キツネの種子散布特性を解明~散布種子の「組み合わせ」と「密度」は3種の採餌様式と食性の違いを反映~ 生物環境工学

テン・タヌキ・キツネの種子散布特性を解明~散布種子の「組み合わせ」と「密度」は3種の採餌様式と食性の違いを反映~

2025-09-05 京都大学京都大学生態学研究センターの井上輝紀博士課程学生、山尾僚教授らの研究グループは、テン・タヌキ・キツネの糞を調査し、種子散布の「組み合わせ」と「密度」が動物種ごとに異なることを明らかにしました。糞中の種子組成は採...
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日本初記録のカクレテッポウエビモドキおよびアナジャコ共生者相の整理 生物環境工学

日本初記録のカクレテッポウエビモドキおよびアナジャコ共生者相の整理

2025-09-02 京都大学京都大学の邉見由美助教と高知大学の伊谷行教授らは、日本で初めてテッポウエビ類 Betaeus levifrons を5個体採集し、和名をカクレテッポウエビモドキと提唱した。本種は従来ロシア・ピョートル大帝湾での...
植物の時計が停止する温度では成長も停止することを野外データから発見 生物環境工学

植物の時計が停止する温度では成長も停止することを野外データから発見

2025-09-02 京都大学京都大学の工藤洋教授らの研究チームは、アブラナ科多年草ハクサンハタザオを対象に野外トランスクリプトーム解析と個体モニタリングを行い、日平均気温が約7℃を下回ると遺伝子発現の日周リズムが停止し、同時に成長も停止す...
17年ゼミはどう羽化のタイミングを決めているのか?~野外調査による4年ゲート仮説の検証~ 生物環境工学

17年ゼミはどう羽化のタイミングを決めているのか?~野外調査による4年ゲート仮説の検証~

2025-08-28 京都大学アメリカ東部に生息する周期ゼミ(素数ゼミ)は、13年または17年ごとに一斉に羽化する独特の生活史を持ちますが、その羽化決定の仕組みは未解明でした。京都大学の曽田貞滋教授(名誉教授)らの国際共同研究チームは、**...
細胞内において自己・非自己の境界線を決定する分子パターンの発見~自己由来成分の病原体含有液胞をセルオートノマス免疫系が捕捉するメカニズムの解明~ 細胞遺伝子工学

細胞内において自己・非自己の境界線を決定する分子パターンの発見~自己由来成分の病原体含有液胞をセルオートノマス免疫系が捕捉するメカニズムの解明~

2025-08-26 京都大学京都大学、中川一路教授らの研究グループは、レジオネラ菌を含む液胞が、細胞自身の膜で構成されているにもかかわらず、細胞内免疫(セルオートノマス免疫)によって「非自己」として識別される仕組みを解明した。研究では、レ...
ヒトiPS細胞から胸腺上皮細胞を作製~ヒトナイーブT細胞の再生に向けた技術基盤を開発~ 医療・健康

ヒトiPS細胞から胸腺上皮細胞を作製~ヒトナイーブT細胞の再生に向けた技術基盤を開発~

2025-08-25 京都大学iPS細胞研究所京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の研究グループは、ヒトiPS細胞から成熟した胸腺上皮細胞(iTEC)を試験管内で作製することに成功しました。胸腺はT細胞の分化・選択に不可欠な臓器であり、iT...
重篤な先天性筋疾患の新たな病態を解明~細胞内小器官の異常な集積が筋形成を妨げる~ 医療・健康

重篤な先天性筋疾患の新たな病態を解明~細胞内小器官の異常な集積が筋形成を妨げる~

2025-08-25 京都大学X連鎖性ミオチュブラーミオパチー(XLMTM)は、新生児期から重度の筋力低下を引き起こす先天性筋疾患で、根本的治療法は未確立である。京都大学の甲良謙伍医師、吉田健司助教、滝田順子教授、iPS細胞研究所の櫻井英俊...
幼生は知っている~動物体表性カサガイの浮遊幼生に見られた着底基質選好性~ 生物環境工学

幼生は知っている~動物体表性カサガイの浮遊幼生に見られた着底基質選好性~

2025-08-21 京都大学京都大学の中山凌氏(現・青森県産業技術センター研究員)、中野智之准教授らは、動物体表性カサガイ類コモレビコガモガイの浮遊幼生が、主要宿主である巻貝ヒメクボガイの粘液に誘引されて着底することを発見しました。これは...
三次リンパ組織における代謝微小環境の解明~グルタチオンが鍵となる免疫代謝制御機構~ 医療・健康

三次リンパ組織における代謝微小環境の解明~グルタチオンが鍵となる免疫代謝制御機構~

2025-08-21 京都⼤学京都大学の柳田素子教授、杉浦悠毅特定准教授、荒井宏之研究生らの研究グループは、腎臓に形成される三次リンパ組織(TLS)の代謝環境を解析し、グルタチオンがTLS形成に必須であることを明らかにしました。イメージング...
AI個別最適化スマートフォン認知行動療法を開発~治療効果35%向上:大規模臨床試験で有効性を確認~ 医療・健康

AI個別最適化スマートフォン認知行動療法を開発~治療効果35%向上:大規模臨床試験で有効性を確認~

2025-08-21 京都大学京都大学などの研究グループは、世界最大規模(4,469人)のスマートフォン認知行動療法(CBT)臨床試験「RESiLIENT試験」のデータを用い、AIによる「個別最適化治療(POT)アルゴリズム」を開発しました...
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