国立遺伝学研究所

生物化学工学

クロマチンリモデリングによるゲノム安定化の仕組み

トランスポゾン上に特異的に蓄積することが知られているヒストンの亜種(バリアント)に着目し、DDM1の機能喪失植物を用いてゲノムワイドの解析を行い、DDM1の機能喪失によって、凝集したクロマチンに分布するヒストンバリアントH2A.Wがトランスポゾンから失われることを見出した。
生物化学工学

骨代謝を制御する因子を発見

骨量は骨の形成と吸収を調節する因子 (骨代謝調節因子)によって緻密にコントロールされており、このバランスが乱れることによって骨粗鬆症が引き起こされる。Ccl28 欠損マウスの骨組織を解析したところ、Ccl28欠損により骨量が増加し、骨形成を担う骨芽細胞と骨吸収を担う破骨細胞が活性化していることが明らかになった。
細胞遺伝子工学

テロメアの近くで起こる組換えとシナプシスの関係

相同染色体間の物理的な接着(シナプシス)がテロメア近傍での組換えに果たす役割を、ゼブラフィッシュを用いて解析した。シナプシスはテロメア近くで組換えの開始には重要ではないが、正常に終わらせるために必要であることがわかった。
生物化学工学

ゼブラフィッシュ光遺伝学でALSの謎を照らす

ALSにおいて運動ニューロンが機能を失う根本的な原因は解明されてない。身体の組織が透明に近いので運動ニューロンの細胞全体を詳しく観察できる利点を備えたゼブラフィッシュの運動ニューロンと筋肉との接続様式について解説する。
細胞遺伝子工学

細胞核内のクロマチンの物理的性質

ゲノム情報は、DNAの長い鎖にコード化され、折りたたまれてクロマチンとして小さな核に保存されている。ゲノミクスと高度なイメージング研究からの新しい証拠に基づいて、混雑した核環境におけるクロマチンの物理的性質とそれがどのように調節されているかについて論じた。
生物工学一般

ハゼの分類と形態分化の遺伝基盤にゲノムで迫る

形態に基づく分類によると、ジュズカケハゼは頭部感覚孔を欠き、ビリンゴは左右合わせて6個の頭部感覚孔を持つ。北海道東部の別寒辺牛川に生息する両種の表現型とゲノムを解析したところ、2種は遺伝的にも分化しているものの、その交雑帯が発見できたことから、2種は交雑していることを見出した。
医療・健康

乳幼児期の腸内代謝産物(短鎖脂肪酸)の産生に関与する腸内細菌と産生経路を確認

乳幼児を対象に生後2年間の腸内細菌叢の形成過程および腸内細菌の代謝産物である短鎖脂肪酸の構成との関連性について調査した。乳幼児期の腸内細菌叢と短鎖脂肪酸の構成変化が連動していることが示唆された。
生物化学工学

アサガオの花びら(花冠)がまっすぐに伸びる力学的な仕組みを解明

変化アサガオのひとつで、花びらが折れ曲がる「台咲」系統を材料に、花びらがまっすぐに伸びる力学的な仕組みを明らかにした。花器官表面にあるミクロ構造「分泌腺毛」が、器官どうしの摩擦を軽減することで、狭いつぼみの中でも花びらが伸長できることが分かった
細胞遺伝子工学

遺伝子が密に並んだゲノム上で転写を調節する仕組み

ゲノムがコンパクトで、遺伝子が密に並んでいるシロイヌナズナという植物を用いた解析により、数百もの遺伝子の内部において逆向きにオーバーラップする転写が起きていること、また、これがクロマチン修飾によって調整されていることを見出しました。
細胞遺伝子工学

派手な雄は何のため? 〜熱帯メダカのゲノム解析が明らかにする性差の多様性の遺伝基盤〜

2021-03-02 国立遺伝学研究所 (月刊アクアライフ・橋本直之撮影) Genome editing reveals fitness effects of a gene for sexual dichromatism...
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