理化学研究所

生物化学工学

小さな海馬CA2領域が記憶の固定に果たす大きな役割~記憶情報の精度を調節する~

マウスを用いて、記憶の保存や想起に関わるとされる海馬の神経活動の「再生(リプレイ)」の精度に、海馬CA2領域の活動が重要な役割を果たすことを発見した。
生物環境工学

熱帯雨林樹木“フタバガキ”の乾燥応答遺伝子の数が 増加していた 〜ゲノム解読から気候変動対策へ〜

地球環境にとっても輸入木材としても重要な熱帯樹種フタバガキ科樹木のゲノムを解読した。雨に恵まれた東アジア熱帯に生育しているにもかかわらず、予想外なことに乾燥応答遺伝子が増加しており、熱帯での稀な乾燥の重要性が明らかになった。
医療・健康

国際バイオバンク連携によるヒト疾患リスク遺伝子アトラスを構築

バイオバンク・ジャパン18万人のゲノムデータを基に過去最大220の健康・医療データ(多因子疾患・希少疾患・バイオマーカー・服薬データ)に対する網羅的ゲノムワイド関連解析(GWAS)を実施。国際バイオバンク連携によりイギリス・フィンランドのバイオバンクと計63万人のメタアナリシスを実施し、5,000以上の新規遺伝的リスク関連領域を発見。GWAS結果を公開するデータベースPheWeb.jpを構築し、データシェアリングを推進。
生物化学工学

生体膜カルシウムイオン輸送の分子機構を解明~ATPによるタンパク質の輸送機構に新しい知見~

細胞内のカルシウムイオン輸送をつかさどるカルシウムイオンポンプによって、カルシウムイオンが小胞体へ放出される過程を計算機シミュ―レーションを用いて計算し、カルシウムイオン輸送の分子機構を明らかにした。
生物工学一般

微小結晶からの高精度データ収集に最適な測定条件を提案

結晶に照射するX線の線量(吸収線量)をどの程度まで制限すれば高精度な解析ができるか、実験的な検証を試みた。大型放射光施設「SPring-8」で開発した「全自動データ収集システムZOO」を用いて、SWSX法という測定法により、タンパク質微小結晶をさまざまな条件で測定した。通常、吸収線量を5メガグレイ程度に制限すれば、効率良くかつ高精度なデータ収集が可能であることを示した。
医療・健康

小児肝がん(肝芽腫)の発生機序を解明

日本小児肝癌スタディグループで行ってきた全国多施設共同臨床試験JPLT-2試験に登録され治療された小児肝腫瘍のうち同意を得て治療開始する前の検体163例を用いて、がん組織の遺伝子全体の変異や変化を検索した。肝芽腫(HB)には性質が異なるいくつかのサブグループが存在する。乳幼児に多くみられる典型的な肝芽腫(HB)では、腸管上皮の幹細胞で重要な転写因子であるASCL2の遺伝子発現が脱メチル化によって亢進している。肝芽腫(HB)症例の予後予測に有用である新しいメチル化マーカーを見出した。
細胞遺伝子工学

がん抑制遺伝子の発現に影響を与える新しい遺伝子を発見

ヒトのがん抑制遺伝子の発現に影響を与える新しい遺伝子を発見し、「oSCRIB」と命名した。
生物環境工学

植物の多種共存を説明する新たなメカニズムの発見 ~開花前の自家受粉の進化が引き起こす進化的救助~

個体ベースモデルを用いたシミュレーションを行い、同じ種の送粉者を共有し競争関係にある植物2種において、個体数の少ない種でより高い自家受粉率が進化することで個体数が増加に転じる進化的救助が発生し、それによって2種の長期的な共存が促進されることを明らかにしました。
有機化学・薬学

イントロン由来の異常タンパク質が与えるストレス

スプライシング調節化合物の「スプライソスタチンA(SSA)」がイントロンからの翻訳を誘導し、異常タンパク質の凝集体の形成を介して、タンパク質合成の全体を抑えるという、一連の仕組みを解明した。
医療・健康

毎日更新する新型コロナウイルス感染症の感染予測~天気予報のデータ同化手法を応用~

最新のデータを生かした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染予測を開始した。
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