理化学研究所

運動タイミング学習中に小脳が大脳皮質運動野へ~報酬に基づく誤差信号を伝達することを解明~ 医療・健康

運動タイミング学習中に小脳が大脳皮質運動野へ~報酬に基づく誤差信号を伝達することを解明~

2025-08-22 東京大学東京大学の研究グループ(赤穗吏映特任研究員、松崎政紀教授ら)は、小脳が報酬に基づく誤差信号を大脳皮質運動野(M2)に伝達し、運動タイミング学習を修正する仕組みを解明しました。マウスに「音開始から1秒後にレバーを...
仮想空間装置の実験で、CO2が蚊の感覚を研ぎ澄ますことが明らかに 生物環境工学

仮想空間装置の実験で、CO2が蚊の感覚を研ぎ澄ますことが明らかに

2025-08-20 花王株式会社花王と理化学研究所の共同研究により、蚊に最適化した仮想空間装置を用いた実験から、二酸化炭素(CO₂)が蚊の行動に大きな影響を与えることが明らかになりました。蚊はCO₂を感知すると、①動く対象をより正確に追跡...
ミトコンドリアの超アセチル化は細胞を老化させる~脱アセチル化酵素が老化から細胞を保護する機能を解明~ 医療・健康

ミトコンドリアの超アセチル化は細胞を老化させる~脱アセチル化酵素が老化から細胞を保護する機能を解明~

2025-08-21 理化学研究所理化学研究所の研究チームは、人工的に設計したアセチル化酵素分子「eMAT」をミトコンドリアに導入し、通常より10倍以上高い「超アセチル化」状態を作り出すことで、細胞の老化が促進されることを発見しました。超ア...
ad
卵子の染色体は外側ほど気難しい~染色体分配の準備に潜む紡錘体内の空間差を発見~ 医療・健康

卵子の染色体は外側ほど気難しい~染色体分配の準備に潜む紡錘体内の空間差を発見~

2025-08-20 理化学研究所,九州大学理化学研究所と九州大学の共同研究グループは、卵母細胞の減数分裂において、染色体分配を担うモータータンパク質KIF11の必要量が紡錘体内の位置によって異なることを発見しました。マウス卵母細胞を用いた...
海洋細菌由来のテルペン合成酵素の機能を解明~原子レベルでの酵素機能を理解し機能の改変を実現~ 生物化学工学

海洋細菌由来のテルペン合成酵素の機能を解明~原子レベルでの酵素機能を理解し機能の改変を実現~

2025-08-08 理化学研究所理化学研究所の研究チームは、海洋細菌 Aquimarina spongiae 由来のドリメノール合成酵素(AsDMS)のX線結晶構造を原子レベルで解明し、基質結合や触媒作用に関わるアミノ酸残基を特定しました...
植物は“危険サイン”により寄生線虫を察知する~糸状菌や昆虫も同じ仕組みで認識している可能性~ 生物環境工学

植物は“危険サイン”により寄生線虫を察知する~糸状菌や昆虫も同じ仕組みで認識している可能性~

2025-07-31 理化学研究所,農業・食品産業技術総合研究機構,科学技術振興機構理化学研究所らの国際研究チームは、植物が植物寄生線虫や害虫、病原菌などの病原体から放出される共通のペプチド(トレハラーゼ由来)を“危険サイン”として認識し、...
理論物理学が解き明かす体内時計の新たな仕組み~遺伝子活性の時間的な変化の形がカギ~ 医療・健康

理論物理学が解き明かす体内時計の新たな仕組み~遺伝子活性の時間的な変化の形がカギ~

2025-07-23 理化学研究所,京都大学理化学研究所と京都大学の研究により、体内時計が温度変化にも関わらず約24時間の周期を維持できる仕組みが明らかになった。理論物理の「くりこみ群法」により、遺伝子活性(mRNA量)の時間波形が高温で「...
岩手県久慈市の琥珀から発見された 恐竜時代のシリボソクロバチ類化石: 同一琥珀から6個体を確認 生物工学一般

岩手県久慈市の琥珀から発見された 恐竜時代のシリボソクロバチ類化石: 同一琥珀から6個体を確認

2025-07-10 早稲田大学岩手県久慈市の白亜紀後期(約9,000万年前)の久慈層群玉川層から、琥珀に閉じ込められたシリボソクロバチ類(寄生バチの一種)の化石が発見され、日本で初の記録となった。特に1つの琥珀に6個体が含まれる極めて珍し...
マウスの母性養育行動を促進する神経機構~眼窩前頭皮質による報酬系制御メカニズムの発見~ 医療・健康

マウスの母性養育行動を促進する神経機構~眼窩前頭皮質による報酬系制御メカニズムの発見~

2025-07-03 理化学研究所,科学技術振興機構ChatGPT:理化学研究所の研究チームは、マウスにおける母性養育行動の学習を促進する神経メカニズムを解明しました。眼窩前頭皮質(OFC)の第5層にある興奮性神経細胞が、養育行動中に活性化...
新規リベロマイシン誘導体の創出~マラリア原虫に効果が期待される有用化合物の生産~ 有機化学・薬学

新規リベロマイシン誘導体の創出~マラリア原虫に効果が期待される有用化合物の生産~

2025-07-02 理化学研究所理化学研究所などの国際共同研究グループは、放線菌 Actinacidiphila reveromycinica のリベロマイシンA(RM-A)生合成遺伝子クラスターにおいて、シトクロムP450 RevI酵素...
ヒストンシトルリン化を標的とした新規膵がん治療戦略~PAD2のがん促進作用とがん免疫回避メカニズムの解明~ 医療・健康

ヒストンシトルリン化を標的とした新規膵がん治療戦略~PAD2のがん促進作用とがん免疫回避メカニズムの解明~

2025-07-01 東京科学大学東京科学大学などの研究チームは、膵がんでヒストンシトルリン化を担うPAD2酵素ががんの進行と免疫回避に関与することを解明。PAD2は核内でPRUNE1遺伝子の発現を促進し、がん細胞の増殖とM2型マクロファー...
クローン性造血・遺伝要因・環境要因の複雑な関係を解明~TP53遺伝子変異を伴うクローン性造血の幅広い影響を明らかに~ 医療・健康

クローン性造血・遺伝要因・環境要因の複雑な関係を解明~TP53遺伝子変異を伴うクローン性造血の幅広い影響を明らかに~

2025-06-17 理化学研究所,東京大学理化学研究所と東京大学の共同研究により、約14万人の日本人を対象とした世界最大規模の解析で、TP53遺伝子変異を伴うクローン性造血の臨床的影響が明らかになった。独自開発のゲノム解析技術で1,157...
ad
タイトルとURLをコピーしました