京都大学

シマウツボは宿主植物を柔軟に変化させて生き延びた~海洋島における全寄生植物の適応進化~ 生物環境工学

シマウツボは宿主植物を柔軟に変化させて生き延びた~海洋島における全寄生植物の適応進化~

2025-02-21 京都大学西村明洋 理学研究科博士課程学生(現:神戸大学博士研究員)と高山浩司 同准教授の研究グループは、小笠原諸島固有寄生植物のシマウツボが、宿主植物を柔軟に変化させながら海洋島で生き延びてきたことを明らかにしました。...
熱性けいれん重積と遠隔期の神経学的後遺症~日本のレセプトデータを用いた最大規模の研究~ 医療・健康

熱性けいれん重積と遠隔期の神経学的後遺症~日本のレセプトデータを用いた最大規模の研究~

2025-02-20 京都大学熱性けいれんは、欧米と比較して日本人に多い疾患です。多くはけいれん発作が数分内にとどまる単純型であり、発作そのものが成長発達に影響を及ぼすことはないと考えられていますが、発作が長引いてけいれん重積状態となった場...
真核ゲノムが持つドメイン型高次構造の起源 ~第3の生物群「アーキア」が鍵?~ 生物工学一般

真核ゲノムが持つドメイン型高次構造の起源 ~第3の生物群「アーキア」が鍵?~

2025-02-19 京都大学,科学技術振興機構真核生物のゲノムDNAは、トポロジカルドメイン(TAD)と呼ばれる塊状の構造ユニットを形成します。TADは、DNAを折り畳みながら移動するSMCたんぱく質と、この移動をせき止めてTAD同士の境...
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太古の昔、生命を育んだ海は「緑色」だった?~25億年前の地球と光合成生物の進化の解明~ 生物環境工学

太古の昔、生命を育んだ海は「緑色」だった?~25億年前の地球と光合成生物の進化の解明~

2025-02-19 京都大学藤井悠里 人間・環境学研究科助教、武田真之介 同修士課程学生、大波千恵子 同特別研究員、宮下英明 同教授、松尾太郎 名古屋大学准教授、三輪久美子 同特任助教らの研究グループは、東北大学、東京科学大学、龍谷大学と...
若狭湾と相模湾から新種テッポウエビ類の発見およびワカサムラサキエビの雄個体の記載 生物化学工学

若狭湾と相模湾から新種テッポウエビ類の発見およびワカサムラサキエビの雄個体の記載

2025-02-18 京都大学邉見由美 フィールド科学教育研究センター助教と駒井智幸 千葉県立中央博物館地域連携課長との共同研究グループは、若狭湾と相模湾の海底から未記載の甲殻類を発見し、ムラサキエビ属の新種「アカムラサキエビAthanas...
突然死の原因となるブルガダ症候群、女児で思春期以降に症状改善~リスク評価や性差医療に関わる新たな知見~ 医療・健康

突然死の原因となるブルガダ症候群、女児で思春期以降に症状改善~リスク評価や性差医療に関わる新たな知見~

2025-02-17 京都大学牧山武 医学研究科特定講師、今村知彦 同博士課程学生(研究当時)、鈴木博 新潟大学特任教授、小澤淳一 同客員研究員、住友直方 埼玉医科大学客員教授、小島拓朗 同准教授、堀江稔 滋賀医科大学名誉教授、加藤浩一 同...
指先からのわずかな血液で月経痛のつらさがわかる!~新たなバイオマーカー発見で、無理な我慢をせず”次の生理痛”も予測可能に~ 医療・健康

指先からのわずかな血液で月経痛のつらさがわかる!~新たなバイオマーカー発見で、無理な我慢をせず”次の生理痛”も予測可能に~

2025-02-14 京都大学杉浦悠毅 医学研究科特定准教授は、佐藤惇志 ライオン株式会社マネージャーらとの共同研究で、健康な女性の血漿(血液の液体成分)を分析し、月経痛(生理痛)の重症度を客観的に示す「バイオマーカー」を特定しました。とく...
ご遺体に学ぶ医療・医学研究を⽀えるもの~解剖・死後の⾝体提供を表明した⼈々52名の証⾔の検討~ 医療・健康

ご遺体に学ぶ医療・医学研究を⽀えるもの~解剖・死後の⾝体提供を表明した⼈々52名の証⾔の検討~

2025-02-14 京都大学近年、死後脳研究は神経疾患や精神疾患の解明に重要な役割を果たしています。こうした研究活動には、研究参加に協力する人の存在が欠かせません。一方、日本では、解剖写真のSNS投稿が大きな話題になったように、身体の取り...
飲酒により食道がんが多発する機序の解明~食道発がんに重要な3因子の同定~ 医療・健康

飲酒により食道がんが多発する機序の解明~食道発がんに重要な3因子の同定~

2025-02-14 京都大学近藤雄紀 医学研究科特別研究学生、大橋真也 医学部附属病院特定准教授、武藤学 医学研究科教授らの研究グループは、食道がんの発生機序を解明する重要な研究成果を発表しました。WHO(世界保険機関)は、健康によいアル...
日本の子どもの近視の動向を明らかに~全国規模の医療データベースを用いた研究~ 医療・健康

日本の子どもの近視の動向を明らかに~全国規模の医療データベースを用いた研究~

2025-02-10 京都大学近年、近視の増加が世界的な問題となっています。近視は、遠くのものがぼやけて見えるのみならず、緑内障や網膜剥離等の他の眼科疾患の危険因子となる事が知られています。このため、近視の発症を減らしたり進行を遅らせること...
バイスタンダーCPRの実施は頭打ちになっている?~日本、韓国、シンガポールでの国際比較~ 医療・健康

バイスタンダーCPRの実施は頭打ちになっている?~日本、韓国、シンガポールでの国際比較~

2025-02-07 京都大学心肺蘇生(Cardio-pulmonary resuscitation: CPR)は、心停止(心臓が突然止まった状態)の患者に対して胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行う応急処置であり、救命率向上に非常に重要な役割を...
情動は体から始まる?サルが示す心と体の関係 悲観的判断は身体反応の後 逆は起こらず 生物環境工学

情動は体から始まる?サルが示す心と体の関係 悲観的判断は身体反応の後 逆は起こらず

2025-02-06 京都大学私たちが悲しみを感じるとき、涙が流れ、胸が締めつけられ、先行きに希望が持てなくなり、気分が暗くなります。このように喜怒哀楽などの情動(感情)は、身体の反応と心の変化が複雑に絡みあって生じます。ヒトを対象とした研...
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