京都大学

アカゲザル全身80組織の季節の遺伝子発現地図を作製~生理機能や病気リスクが季節や性別によって変わる謎に迫る~ 細胞遺伝子工学

アカゲザル全身80組織の季節の遺伝子発現地図を作製~生理機能や病気リスクが季節や性別によって変わる謎に迫る~

2025-05-02 京都大学京都大学の研究チームは、ヒトに近縁な霊長類であるアカゲザルの全身80組織における季節ごとの遺伝子発現地図を作成し、生理機能や疾患リスクの季節変動に関わる分子基盤を明らかにしました。この研究は、代謝、免疫、内分泌...
DNA塩基が見せた一瞬のねじれをとらえた~光損傷の仕組み解明の手掛かりに~ 細胞遺伝子工学

DNA塩基が見せた一瞬のねじれをとらえた~光損傷の仕組み解明の手掛かりに~

2025-05-02 京都大学京都大学の鈴木俊法教授らの研究チームは、DNAやRNAを構成する核酸塩基の一つであるチミンとウラシルが、紫外線を吸収した際にC=C二重結合が強くねじれた不安定な状態を形成することを発見しました。この状態は約10...
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功~組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素~ 細胞遺伝子工学

ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功~組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素~

2025-04-30 京都大学ヒト行動進化研究センターらの研究チームは、遺伝子組換えカイコで生産したヒトライソゾーム酵素のN型糖鎖をエンドグリコシダーゼで改変し、ムコ多糖症I型ニホンザルに投与することで臨床徴候を改善することに成功しました。...
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スマートフォンで学ぶ5つの認知行動スキルがうつ状態を改善~世界最大の臨床試験で解明~ 医療・健康

スマートフォンで学ぶ5つの認知行動スキルがうつ状態を改善~世界最大の臨床試験で解明~

2025-04-25 京都大学​京都大学の国際共同研究グループは、スマートフォンアプリ「レジトレ!®」を用いて、閾値下うつ状態の成人に対する認知行動療法(CBT)スキルの効果を検証する世界最大規模の無作為割り付け比較試験(RCT)を実施しま...
細胞内タンパク質複合体の分子構成をナノスケールで可視化する革新的手法~多種のタンパク質で構成される分子複合体の実体が明らかに~ 生物工学一般

細胞内タンパク質複合体の分子構成をナノスケールで可視化する革新的手法~多種のタンパク質で構成される分子複合体の実体が明らかに~

2025-04-24 京都大学​京都大学の研究チーム(医学研究科・生命科学研究科・米リーハイ大学)は、細胞内の多種タンパク質からなる分子複合体をナノスケールで可視化する革新的手法を開発しました。​従来、抗体の大きさにより標的分子周辺の可視化...
配偶者の糖尿病発症と本人のうつ病の関係が明らかに 医療・健康

配偶者の糖尿病発症と本人のうつ病の関係が明らかに

2025-04-24 京都大学京都大学の研究チームは、配偶者が糖尿病を発症すると、本人のうつ病リスクが上昇し、その一部は配偶者の心血管疾患(CVD)発症によって媒介されることを明らかにしました。​全国健康保険協会(協会けんぽ)の医療レセプト...
きょうだいと育つと花が大きくなる?その条件を理論的に解明 生物工学一般

きょうだいと育つと花が大きくなる?その条件を理論的に解明

2025-04-23 京都大学京都大学らの研究グループは、植物が血縁個体と一緒に育つと花が大きくなる理由を進化シミュレーションで解明した。従来は利他的な協力行動とされていたが、本研究では、非血縁個体との競合環境で「フリーライダー戦略」(花を...
植物の開花の始まりを抑える未知の遺伝子制御の仕組みを解明~植物特異的Dof転写因子はDNA上の近接した結合配列のタンデムリピートに効率的に集積する~ 生物工学一般

植物の開花の始まりを抑える未知の遺伝子制御の仕組みを解明~植物特異的Dof転写因子はDNA上の近接した結合配列のタンデムリピートに効率的に集積する~

2025-04-23 京都大学京都大学の研究チームは、植物の開花開始を制御する植物特異的Dof転写因子の新たな作用機構を解明した。Dof因子はDNA上の「AAAG」モチーフが並んだタンデムリピート配列に高効率で集積し、これが開花抑制遺伝子の...
複雑な酵素反応を数理モデルで解析~熱力学と速度論を駆使した新しい理論で酵素電極反応のメカニズムに迫る~ 生物工学一般

複雑な酵素反応を数理モデルで解析~熱力学と速度論を駆使した新しい理論で酵素電極反応のメカニズムに迫る~

2025-04-22 京都大学京都大学の研究グループは、酢酸菌由来の酵素「アルデヒド脱水素酵素(ALDH)」の膜結合サブユニットが、酵素の触媒活性を向上させることを明らかにした。特に、電子を電極に直接伝える「直接電子移動型酵素電極反応(DE...
細菌が環境中の鉄の存在を「知る」しくみを解明 膜タンパク質の多段階切断を介して、細胞外の情報が細胞内へ伝達される 生物工学一般

細菌が環境中の鉄の存在を「知る」しくみを解明 膜タンパク質の多段階切断を介して、細胞外の情報が細胞内へ伝達される

2025-04-18 京都大学京都大学、岐阜大学、奈良先端大、理化学研究所の共同研究チームは、細菌が環境中の鉄イオンの存在を「知る」分子メカニズムを解明した。鉄の取り込みに関与する膜タンパク質「FecR」が、分子モーターによって生じる機械的...
「オートファジー」が植物の接木に関与 生物工学一般

「オートファジー」が植物の接木に関与

2025-04-18 京都大学京都大学と名古屋大学、理化学研究所などの研究チームは、植物の接木において傷口の修復過程に「オートファジー(自食作用)」が関与していることを発見した。接木は古くから農業で利用されてきた技術だが、その成立機構には不...
生活保護世帯の子どもにテーラーメイド型支援を ~効果的な支援システム開発に向けた新手法を確立~ 教育

生活保護世帯の子どもにテーラーメイド型支援を ~効果的な支援システム開発に向けた新手法を確立~

2025-04-18 京都大学京都大学の研究チーム(上野恵子特定助教ら)は、生活保護世帯の子どもに対して効果的な支援を行うため、1,275名を対象とした質問紙調査データをもとに機械学習(ソフトクラスタリング)を用いて生活背景別に子どもを5つ...
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