国立遺伝学研究所

茎の節間は最後に生まれてくる~茎の発生学への挑戦~ 細胞遺伝子工学

茎の節間は最後に生まれてくる~茎の発生学への挑戦~

2023-09-29 国立遺伝学研究所節と節間からなる「茎」は、種子植物一般に見られる地上部の軸構造で、隣接する葉と腋芽と共に茎頂分裂組織から生み出されます。茎は育種において草丈調節の最重要ターゲットになっているにもかかわらず、茎の発生過程...
花の構造色の発色に関与する因子の絞り込みに成功 生物化学工学

花の構造色の発色に関与する因子の絞り込みに成功

2023-09-19 国立遺伝学研究所構造色とは物質表面の微細な構造により発色する色を言い、昆虫や鳥類など様々な生物で観察されています。構造色は植物の花弁にも見られ、昆虫の誘引に寄与すると言われています(Moyroud et al., 20...
左心室筋細胞に特異的に分化する心臓前駆細胞の同定 細胞遺伝子工学

左心室筋細胞に特異的に分化する心臓前駆細胞の同定

2023-09-06 国立循環器病研究センター国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:大津欣也、略称:国循)・分子生理部の渡邉裕介室長(現・心臓再生制御部)、中川修部長(現・病態ゲノム医学部)らの研究グループは、東京大学、京都府立医...
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DNA複製開始に必須なタンパク質の発見 細胞遺伝子工学

DNA複製開始に必須なタンパク質の発見

2023-08-21 国立遺伝学研究所細胞が増殖するには、遺伝情報をコードする染色体DNAを複製する必要があります。これまで、真核生物のDNA複製研究は出芽酵母をモデルとして解析が進んでいました。出芽酵母においては、複製開始反応に必要なタン...
ゴルジ体の動きが神経回路発達 の原動力だった~「ゴルジ体極性シフト」が赤ちゃんの脳で神経回路を形作る~ 細胞遺伝子工学

ゴルジ体の動きが神経回路発達 の原動力だった~「ゴルジ体極性シフト」が赤ちゃんの脳で神経回路を形作る~

2023-07-31 国立遺伝学研究所私たちの脳の神経回路は、胎児期にゲノム情報によって大まかに作られた後、出生後に様々な刺激を受ける中で再編されて完成します。例えば、マウスのヒゲ感覚を司る大脳皮質の神経回路では、神経細胞は新生仔期に入力を...
ALSにおける運動障害の一因か。運動ニューロンのはたらき、過剰なTDP-43によって低下。 医療・健康

ALSにおける運動障害の一因か。運動ニューロンのはたらき、過剰なTDP-43によって低下。

2023-07-20 国立遺伝学研究所身体を動かすことができなくなってしまう難病、筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic lateral sclerosis、以下、ALSと略す)では、筋肉を収縮させる神経細胞「運動ニューロン」の機能が失...
トランスポゾンを用いた効率的な蛋白質生産 細胞遺伝子工学

トランスポゾンを用いた効率的な蛋白質生産

2023-07-18 国立遺伝学研究所哺乳類細胞における技術は、数十年にわたり治療用タンパク質の製造に応用されてきました。商業生産に使用するためには、確立された細胞株が高い生産性と人間への使用に適した品質で目的タンパク質を安定して発現する必...
ワサビの染色体レベルでのゲノム解読に成功 細胞遺伝子工学

ワサビの染色体レベルでのゲノム解読に成功

2023-07-13 国立遺伝学研究所東海国立大学機構 岐阜大学応用生物科学部山根京子准教授および学部四年生山本祥平氏(研究当時)、東京工業大学生命理工学院伊藤武彦教授および田中裕之研究員、学部四年生堀立樹氏(研究当時)、情報・システム研究...
ユークロマチンは本当に「ほどけて」いるのか? 細胞遺伝子工学

ユークロマチンは本当に「ほどけて」いるのか?

2023-06-28 国立遺伝学研究所ヒトのゲノムは、主に「ユークロマチン」「ヘテロクロマチン」の2つの領域に分類できるとされています。これまで長い間、頻繁に遺伝情報の読み出しが行われるユークロマチンは「ほどけて」いる一方、遺伝情報の読み出...
性染色体上の減数分裂ドライブ因子は種分化を促進するのか? 細胞遺伝子工学

性染色体上の減数分裂ドライブ因子は種分化を促進するのか?

2023-06-26 国立遺伝学研究所生態遺伝学研究室の北野潤教授と吉田恒太特任助教は、Current Opinion in Genetics and Developmentのゲノムコンフリクト特集号に総説を発表しました。雑種不稔や雑種致死...
オスの性染色体だけでバイセクシュアル種へ進化する:緑藻ボルボックスの非モデル種の全ゲノム解析で解明 生物化学工学

オスの性染色体だけでバイセクシュアル種へ進化する:緑藻ボルボックスの非モデル種の全ゲノム解析で解明

2023-06-22 国立環境研究所,日本女子大学,カラシーン大学,コンケン大学,国立遺伝学研究所,東京大学ボルボックス(Volvox)は 緑の宝石に例えられる美しい緑藻類です。ボルボックスには卵と精子を形成するメスとオスの性(sex)があ...
ヒト希少疾患を引き起こすRNAポリメラーゼIの遺伝子バリアントを同定 医療・健康

ヒト希少疾患を引き起こすRNAポリメラーゼIの遺伝子バリアントを同定

2023-06-01 国立遺伝学研究所近年、次世代シークエンサー技術の進歩により、症例が少なく診断が難しい疾患(希少疾患)のゲノムも比較的容易に解析できるようになりました。その結果、希少疾患の原因となりうる遺伝子の変異(バリアント)が次々と...
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