国立遺伝学研究所

生物化学工学

ゼブラフィッシュとメダカの精子の室温保存法

2023-12-28 国立遺伝学研究所 小型魚類遺伝研究室では、ゼブラフィッシュ生殖細胞培養系における知見をもとに、ゼブラフィッシュ精子を長期間室温保存できる培養液の開発に取り組みました。その結果、大気中でpHが安定するL-15培養液に、グ...
医療・健康

目のかゆみを伝える脳内のしくみを解明

2023-12-18 国立遺伝学研究所 花粉症などのアレルギー性結膜炎では目の強いかゆみを伴いますが、これまでからだのかゆみに比べて目のかゆみが伝えられるしくみは不明でした。 情報・システム研究機構国立遺伝学研究所マウス開発研究室の高浪景子...
細胞遺伝子工学

魚類の性決定システムの多様性と収斂性

2023-11-29 国立遺伝学研究所 このたび、生態遺伝学研究室の北野潤教授は、京都大学の安齋賢博士、長浜バイオ大の竹花佑介博士、東京海洋大の山本洋嗣博士とともに、硬骨魚類の性決定システムについての総説を執筆し、Annual Review...
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生物化学工学

メダカにおけるセントロメア関連反復配列の再配置

2023-11-29 国立遺伝学研究所 核型、すなわち染色体の数と形の変化は、種分化を含む多くの進化過程で重要な役割を果たしています。染色体数の変化は、これまでは主にセントロメア部位での融合や分離によるものであると考えられ、染色体の腕数の変...
細胞遺伝子工学

環境温度は微生物群集をどのように規定するか 〜環境中の微生物が持つ遺伝情報と環境温度を繋ぐ数理法則を発見〜

2023-11-27 国立遺伝学研究所 自然環境において微生物は多様な種の組み合わせによる「微生物群集」として存在しています。微生物群集の構成は環境に依存しており、特に「環境温度」はその構成に重要な影響を与えます。しかしながら、環境温度と微...
細胞遺伝子工学

必須遺伝子が染色体に無くても生物は絶滅しない~数億年前からプラスミドだけでリボソームRNA遺伝子を 維持するバクテリアの発見~

2023-11-14 東京大学,国立遺伝学研究所,理化学研究所 発表のポイント ◆多様なバクテリアが、生存に必須なリボソームRNA遺伝子を小型のDNA分子であるプラスミドだけに持ち、そのバクテリアの一部は数億年にわたって絶滅しなかったことを...
生物化学工学

植物の「水の通り道」の形を制御するタンパク質を発見 ~細胞壁形成のしくみ解明へ大きな前進~

2023-11-14 国立遺伝学研究所 国立大学法人 東海国立大学機構 名古屋大学大学院理学研究科の佐々木 武馬 助教、杉山 友希 特任助教、小田 祥久 教授の研究グループは、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 ...
細胞遺伝子工学

種々のヘテロ接合度を考慮した実践的ゲノムアセンブル法の提案

2023-11-13 国立遺伝学研究所 パシフィック・バイオサイエンシズ・オブ・カリフォルニア社のサブリードに代表されるロングリードシーケンシング技術の発展は、ゲノム配列の再構築に大きく貢献してきました。しかしながら、この技術は、ゲノム配列...
生物化学工学

細胞内で光合成を飼いならす~何度やっても同じ危機対応~

2023-11-13 国立遺伝学研究所 真核生物による葉緑体つまり光合成能の獲得は、真核細胞内へのシアノバクテリア(光合成バクテリア)の一次共生(紅藻、緑藻、植物の共通祖先)の他、それによって生じた真核藻類の二次またはさらに高次の共生により...
生物化学工学

琉球列島から日本初記録のテナガエビ類を報告

2023-11-07 国立遺伝学研究所 淡水性の甲殻類であるテナガエビ属は熱帯を中心に繁栄しているグループで、これまでに270種以上が知られています。太平洋周辺の広域に分布する種の多くは両側回遊型の生活史を持ちます。すなわち、孵化後すぐに川...
生物化学工学

サメから学ぶ脊椎動物の染色体進化 ~板鰓類のゲノムシークエンスが明らかにした脊椎動物の核型構成における進化上の傾向~

2023-10-18 国立遺伝学研究所 それぞれの生物種の設計図ともいえる「ゲノム」から、遺伝子の単なる顔ぶれの情報以外に染色体の本数や長さなども知ることができる。そういったゲノムの構造にも動物の系統ごとに特徴があり、その特徴は、多くの種の...
細胞遺伝子工学

茎の節間は最後に生まれてくる~茎の発生学への挑戦~

2023-09-29 国立遺伝学研究所 節と節間からなる「茎」は、種子植物一般に見られる地上部の軸構造で、隣接する葉と腋芽と共に茎頂分裂組織から生み出されます。茎は育種において草丈調節の最重要ターゲットになっているにもかかわらず、茎の発生過...
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