医療・健康 B型肝炎ウイルスは肝臓がんの染色体転座を引き起こす~長鎖シークエンサーを用いたがん全ゲノム解析~ B型肝炎から発生した肝臓がんのゲノム解析により、B型肝炎ウイルス(HBV)のゲノムが肝臓がんのゲノムに組み込まれ、「染色体転座」を引き起こすことを発見しました。 2021-11-26 医療・健康
生物化学工学 キク属モデル系統の高精度全ゲノム塩基配列を決定~栽培ギク品種育成におけるゲノム情報の活用へ~ 栽培ギク(六倍体)によく似た性質を持つ日本原産の二倍体種・キクタニギクの純系化系統(Gojo-0)の高精度全ゲノム塩基配列を取得することができました。 2021-10-27 生物化学工学
細胞遺伝子工学 カイコ遺伝子発現データの拡張・公開~ 昆虫活用技術開発やデータ駆動型研究促進に期待~ シルクタンパク質産生に重要な時期のカイコ幼虫においてどのような遺伝子が生体内のどこでどの程度働いているか(網羅的遺伝子発現)がわかるデータを作成・公開した。 2021-09-30 細胞遺伝子工学
医療・健康 小児肝がん(肝芽腫)の発生機序を解明 日本小児肝癌スタディグループで行ってきた全国多施設共同臨床試験JPLT-2試験に登録され治療された小児肝腫瘍のうち同意を得て治療開始する前の検体163例を用いて、がん組織の遺伝子全体の変異や変化を検索した。肝芽腫(HB)には性質が異なるいくつかのサブグループが存在する。乳幼児に多くみられる典型的な肝芽腫(HB)では、腸管上皮の幹細胞で重要な転写因子であるASCL2の遺伝子発現が脱メチル化によって亢進している。肝芽腫(HB)症例の予後予測に有用である新しいメチル化マーカーを見出した。 2021-09-21 医療・健康
医療・健康 COVID-19による死亡者の約20%、70歳以上の未感染者の約4%がI型インターフェロンに対する中和抗体を保有する COVID-19患者(5,857例)および健常者(34,159例)の検体を収集して、I型IFNに対する中和抗体の保有状況を調査した。COVID-19による死亡例および80歳以上の最重症例は、I型IFNに対する中和抗体を高頻度(約20%)に保有することが判明した。一方、COVID-19の軽症者における中和抗体の保有率は低く、本中和抗体を保有することがCOVID-19重症化のリスク因子になることが明らかとなった。 2021-08-26 医療・健康
医療・健康 MSMD患者における多発性骨髄炎の発症メカニズムを解明 メンデル遺伝型マイコバクテリア易感染症(MSMD)患者の骨髄炎の病巣では骨融解が生じており、破骨細胞が増加していることを発見した。患者では遺伝的な要因でIFN-γの作用が減弱しており、IFN-γによる破骨細胞の抑制が不十分であることを新規に見いだした。 2021-06-25 医療・健康
医療・健康 「新たな疾患発症メカニズムによる免疫不全症(AIOLOS異常症)の発見」 新しい免疫不全症(AIOLOS異常症)を同定し、その病気の発症機構が、ヘテロマー干渉阻害という機序によるものであることを初めて明らかにした。 2021-06-22 医療・健康細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 機械学習によってバラバラな細胞たちをパズルのように組み立てる 1細胞RNAシーケンシング(RNA-seq)法で計測された遺伝子発現データから、遺伝子発現の空間的パターンをあたかもパズルを解くかのように再構成する機械学習法(Perler)を開発した。 2021-06-18 細胞遺伝子工学
医療・健康 新型コロナウイルス変異株を無力化する中和抗体を10日間で作成する技術を国内で初めて開発 複数種類の新型コロナウイルス変異株に結合してウイルスを無力化する完全ヒト抗体を10日間で人工的に作り出す技術を新たに開発した。 2021-05-15 医療・健康有機化学・薬学
細胞遺伝子工学 精子幹細胞の運命を制御して移植効率を向上させることに成功 ~がん治療後の姙性回復に期待~ マウスの精子幹細胞を用いて、移植された幹細胞が組織を再生するプロセスの詳細を明らかにすると共に、幹細胞の運命を制御して組織再生の効率を飛躍的に向上させることに成功した。 2021-04-13 細胞遺伝子工学
有機化学・薬学 がん細胞1個から中分子薬剤の細胞膜透過性を評価 細胞内部の病変分子を標的とした次世代創薬へ向けて2021-01-06 理化学研究所,広島大学理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター 一細胞質量分析研究チームの川井隆之研究員(現 客員研究員)、先端バイオイメージング研究チームの渡邉朋信... 2021-02-07 有機化学・薬学
細胞遺伝子工学 細胞のリプログラミングを追う光技術~リプログラミングバイオマーカーとしてのラマン散乱光~ 2020-12-25 理化学研究所,広島大学理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター先端バイオイメージング研究チームのアルノ・ジェルモン研究員、渡邉朋信チームリーダー(広島大学原爆放射線医科学研究所教授)らの共同研究グループは、培養細胞... 2020-12-25 細胞遺伝子工学