東京大学

生物化学工学

回転式ナトリウムイオンポンプの6つの中間構造すべてを立体構築することに成功 〜動力部とポンプ部をつなぐ回転子は不均一な回転挙動を示し、大きなイオン輸送リングをかき混ぜるように回転させる〜

2023-07-31 生理学研究所 自然科学研究機構生命創成探究センター/生理学研究所の村田和義特任教授の研究グループは、同機構分子科学研究所の飯野亮太教授、千葉大学の村田武士教授、東京大学の上野博史講師と共同で、腸球菌が持つ回転式ナトリウ...
医療・健康

人と犬のがんに共通した転移メカニズムを発見した~悪性黒色腫の治療につながる世界初の発見~

2023-07-26 東京大学 発表のポイント 人と犬の粘膜に発生する悪性黒色腫において、ポドプラニン(PDPN)と呼ばれる膜タンパク質が高発現している患者の予後が短いことを発見しました。 PDPNによりアメーバのように自由自在に形を変える...
医療・健康

「エネルギー消費の促進」による肥満や糖尿病の治療を 目指した概念実証研究~褐色脂肪細胞の鍵因子 NFIA はエネルギー消費を促進し炎症を抑制する~

2023-07-25 東京大学 発表のポイント ◆「エネルギー消費の促進作用」を有する褐色脂肪細胞の鍵因子 NFIA の発現量を高めた遺伝子改変マウスは肥満や糖尿病になりにくいことを明らかにしました。 ◆メカニズム解析の結果、NFIA はエ...
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医療・健康

ニューロンの核は老化するとシワシワになり、かたくなる~脳の加齢に伴ってニューロン核のダイナミクスが低下する~

2023-07-25 東京大学 岸 雄介(定量生命科学研究所 分子神経生物学研究分野・准教授) 後藤 由季子(大学院薬学系研究科・教授) タニタ フレイ(大学院薬学系研究科・大学院生(研究当時)) 発表概要 【ポイント】 加齢に伴って脳の機...
医療・健康

ネコの多発性嚢胞腎における新しい遺伝子多型を発見

2023-07-25 東京大学 発表のポイント 多発性嚢胞腎はネコで最も多い遺伝性腎疾患とされていますが、日本での発生率はよくわかっていませんでした。本研究では比較的大規模なネコの疫学調査を実施することで国内での発生率や好発品種をはじめて推...
生物化学工学

魚の大脳構造とそのクロマチン状態を解明~メダカから探る大脳の多様性と進化~

2023-07-25 東京大学 中村 遼平(生物科学専攻 助教) 磯江 泰子(ハーバード大学 研究員/研究当時:生物科学専攻 博士課程) 発表のポイント メダカの大脳構造を明らかにし、さらに各脳領域のクロマチン構造を解明した。 脊椎動物の中...
医療・健康

神経変性疾患の原因となる異常タンパク質の分解を 誘導する酵素を同定~神経変性疾患治療への応用~

2023-07-21 東京大学 発表のポイント 神経変性疾患の原因となるミスフォールドタンパク質を選択的にユビキチン化する酵素LONRF2を同定しました。この酵素をマウスで欠損させると、加齢依存的な神経変性疾患症状を発症しました。 これまで...
有機化学・薬学

たんぱく質が「形」を保つ力の超並列測定法 ~たんぱく質科学のAI開発にも貢献~

2023-07-20 東京大学,科学技術振興機構 ポイント たんぱく質の構造的な安定性を超並列に測定する方法を開発した。 従来は一度に1種類のたんぱく質についての構造安定性しか測定できなかったが、90万種類程度をまとめて測定することに成功し...
医療・健康

指定難病 間質性膀胱炎(ハンナ型)の遺伝的背景を解明~発症には複数のHLA遺伝子多型が関与していることを明らかに~

2023-07-19 東京大学 東京大学医学部附属病院泌尿器科・男性科の秋山佳之講師、久米春喜教授と同大学大学院医学系研究科遺伝情報学の曽根原究人助教、岡田随象教授らによる研究グループは、膀胱の粘膜に慢性炎症・びらんが生じ、膀胱痛や頻尿・尿...
医療・健康

家族性組織球症SLC29A3異常症の病態を解明 ~原因不明の組織球性疾患の新たな治療標的TLR7/TLR8を発見~

2023-07-18 東京大学 発表のポイント 家族性組織球症の一つであるSLC29A3異常症は、増殖したマクロファージが多臓器に蓄積する原因不明の疾患です。本研究では、病原体センサーであるToll-like receptor 7(TLR7...
生物工学一般

生き物の代謝系は様々だが、その応答は普遍的である~代謝経済学による線形応答関係の発見~

2023-07-14 東京大学 発表のポイント 生き物の代謝系の振る舞いは種や細胞によって様々であり、そこに普遍的な法則はないと思われていたが、あらゆる生き物の代謝系の振る舞いを記述できるシンプルな線形応答関係式を発見した。 経済学から着想...
生物工学一般

恐怖はどのような神経メカニズムを介して 生物の視覚応答にバイアスを与えるのか?

2023-07-13 東京大学 辻 真人(生物科学専攻 助教) 西塚 悠人(生物科学専攻 博士課程) 榎本 和生(生物科学専攻 教授/ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN) 副機構長・主任研究者) 発表のポイント 恐怖を感...
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