森林総合研究所

異なる地域のどんぐりを植えて生じる悪影響~ミズナラの種苗移動による成長低下と遺伝的交雑~ 生物環境工学

異なる地域のどんぐりを植えて生じる悪影響~ミズナラの種苗移動による成長低下と遺伝的交雑~

2021-01-14 森林総合研究所ポイント 環境保全のために広葉樹を植林する場合には、地元の地域の種苗を用いるとする遺伝的ガイドラインが提唱されています。 日本に広く分布するミズナラの種苗を異なる地域に移植したところ、成長が低下し、異なる...
準絶滅危惧種オオミズナギドリの大規模繁殖地が危機に 生物環境工学

準絶滅危惧種オオミズナギドリの大規模繁殖地が危機に

伊豆諸島御蔵島のノネコによる捕食の実態が明らかに2020-12-08 森林総合研究所,東京大学⼤学院農学⽣命科学研究科,山階鳥類研究所ポイント 御蔵島のノネコは1年間に1匹あたり平均313羽のオオミズナギドリを捕食していると推定されました。...
シカ糞の遺伝情報から、シカの食べる植物の季節変化を解明 生物環境工学

シカ糞の遺伝情報から、シカの食べる植物の季節変化を解明

森のシカは、夏は落ち葉を、冬は嫌いな植物を食べて生きぬく2020-10-16 京都大学古田智博 農学研究科修士課程学生(研究当時)、高柳敦 同准教授、井鷺裕司 同教授、中濵直之 兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師(兵庫県立人と自然の博物館...
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お花畑の保全は、植物多様性の保全につながるのか 生物化学工学

お花畑の保全は、植物多様性の保全につながるのか

文化的サービスと生物多様性の保全を両輪で推進するための計画2020-08-26 東京大学 発表者 内田   圭(東京大学大学院農学生命科学研究科附属生態調和農学機構 助教)小山 明日香(国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所 主任...
無花粉スギの原因遺伝子(MALE STELARITY 1)を同定 細胞遺伝子工学

無花粉スギの原因遺伝子(MALE STELARITY 1)を同定

MALE STELARITY 1を持つスギをDNA分析で迅速・正確に識別する手法を開発2020-03-30 新潟大学,森林総合研究所,東京大学,基礎生物学研究所スギ花粉症は、我が国の大きな社会問題の一つになっています。新潟大学農学部の森口喜...
無花粉遺伝子をヘテロで保有する精英樹系統のリソースを構築 生物化学工学

無花粉遺伝子をヘテロで保有する精英樹系統のリソースを構築

2020-03-16    森林総合研究所林木育種センター, 九州大学ポイント・ 無花粉スギ「爽春」の無花粉遺伝子を、高い精度で検出できるDNAマーカーを活用し、全国の精英樹の中から無花粉遺伝子をヘテロで保有する精英樹を21系統同定。・ こ...
木のぬくもりあふれる寝室で良い眠りを~木材・木質の内装や家具が多い寝室では不眠症の疑いが少ない~ 医療・健康

木のぬくもりあふれる寝室で良い眠りを~木材・木質の内装や家具が多い寝室では不眠症の疑いが少ない~

2020-02-18    森林研究・整備機構 森林総合研究所,筑波大学ポイント 働く男女を対象にした睡眠健康調査から、寝室に木材・木質の内装や家具、建具が多いと回答した人は不眠症の疑いが少なく、やすらぎを感じている割合が高いことが明らかに...
生物多様性保全と温暖化対策は両立できることが判明 生物環境工学

生物多様性保全と温暖化対策は両立できることが判明

生物多様性の損失は気候安定化の努力で抑えられる2019-12-04 京都大学藤森真一郎 工学研究科准教授は、森林研究・整備機構森林総合研究所、立命館大学、国立環境研究所、東京農業大学と共同で、パリ協定が目指す長期気候目標(2℃目標)達成のた...
外来哺乳類を駆除して、鳥の数を増やす~世界自然遺産小笠原諸島の自然再生事業の成功と課題~ 生物環境工学

外来哺乳類を駆除して、鳥の数を増やす~世界自然遺産小笠原諸島の自然再生事業の成功と課題~

2019-10-28 国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所ポイント 聟島列島ではノヤギの根絶から約15年で海鳥の個体数が爆発的に回復しました。 絶滅の危機にある鳥、オガサワラカワラヒワを救うにはネズミ駆除が不可欠です。概要国立...
樹木の乾燥ストレス反応の種間差を引き起こすメカニズムを解明 生物工学一般

樹木の乾燥ストレス反応の種間差を引き起こすメカニズムを解明

葉脈構造と水チャネルタンパク質の関与2019-06-05 京都大学石田厚 生態学研究センター教授、原山尚徳 森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員、北尾光俊 同研究グループ長、Evgenios Agathokleous 南京大学教授らの...
シイタケ害虫の新たな天敵を発見~菌床シイタケを脅かすキノコバエをハチが退治する~ 生物環境工学

シイタケ害虫の新たな天敵を発見~菌床シイタケを脅かすキノコバエをハチが退治する~

2019-05-14  森林総合研究所ポイント 菌床シイタケの害虫であるナガマドキノコバエ類の幼虫を殺す寄生バチを発見しました。 この寄生バチがナガマドキノコバエ類の増殖を抑制する高い効果をもつことを実験的に証明しました。 自然環境に生息す...
日本の常緑広葉樹は最終氷期をどこで生き延びたのか~遺伝的多様性の保全のための新しい根拠~ 細胞遺伝子工学

日本の常緑広葉樹は最終氷期をどこで生き延びたのか~遺伝的多様性の保全のための新しい根拠~

2018-09-28 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所,大阪大学,岐阜県立森林文化アカデミーポイント 常緑広葉樹林を代表するスダジイ個体群の系統関係や個体数の変動を、約10万年前まで遡りモデル化しました。 そのモデルは、...
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