理化学研究所

補酵素骨格を転移する生合成酵素の触媒機構を解明~酵素を使った抗生物質のカスタム化へつながる一歩~ 有機化学・薬学

補酵素骨格を転移する生合成酵素の触媒機構を解明~酵素を使った抗生物質のカスタム化へつながる一歩~

2025-09-12 理化学研究所理化学研究所らの共同研究グループは、抗生物質生合成に関わる新規酵素「3-ACP転移酵素NAT」の触媒機構を解明した。補酵素S-アデノシルメチオニン(SAM)は通常メチル基供与体として働くが、本研究ではSAM...
藻類の太陽光エネルギーの高効率な伝達状態を解明~巨大タンパク質複合体の単離と光エネルギー移動の詳細~ 生物化学工学

藻類の太陽光エネルギーの高効率な伝達状態を解明~巨大タンパク質複合体の単離と光エネルギー移動の詳細~

2025-09-10 理化学研究所,東北大学,熊本大学,豊橋技術科学大学理化学研究所らの国際共同研究チームは、藻類が太陽光を効率的に利用する仕組みを解明した。研究対象は、光捕集複合体フィコビリソーム(PBS)と水分解を担う光化学系Ⅱ(PSⅡ...
意識が変える学習の運命~見えない刺激が過去の学習を強化する新たな脳の仕組みを発見~ 教育

意識が変える学習の運命~見えない刺激が過去の学習を強化する新たな脳の仕組みを発見~

2025-08-06 理化学研究所理化学研究所などの国際共同研究グループは、人の学習において「新しい学習が以前の学習を強化する」という現象を初めて発見した。従来は、新しい学習が過去の学習を妨害する「逆向干渉」が知られていたが、今回の実験で、...
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海洋細菌の新たな光エネルギー獲得戦略~ロドプシンの集光アンテナと光サイクル加速色素の発見~ 生物化学工学

海洋細菌の新たな光エネルギー獲得戦略~ロドプシンの集光アンテナと光サイクル加速色素の発見~

2025-09-05 東京大学,理化学研究所,海洋研究開発機構,東北大学,海洋研究開発機構 変動海洋エコシステム高等研究所東京大学・理化学研究所・海洋研究開発機構・東北大学らの国際共同研究チームは、海洋細菌のロドプシンにおいて光利用効率を高...
ヒト毛周期に伴う皮膚組織再構築の仕組み~1細胞解析により毛周期の時間軸を再構成~ 医療・健康

ヒト毛周期に伴う皮膚組織再構築の仕組み~1細胞解析により毛周期の時間軸を再構成~

2025-09-05 理化学研究所,ポーラ化成工業株式会社理化学研究所とポーラ化成工業の共同研究チームは、ヒト毛周期に伴う皮膚組織再構築の分子機構を1細胞遺伝子発現解析で解明した。毛包を1つ含む19個のヒト皮膚片からデータを取得し、遺伝子発...
病原体を見分ける植物のセンサーをデザイン~免疫受容体を人工設計し新たな病原体の認識を可能に~ 細胞遺伝子工学

病原体を見分ける植物のセンサーをデザイン~免疫受容体を人工設計し新たな病原体の認識を可能に~

2025-09-05 理化学研究所,科学技術振興機構理化学研究所などの国際共同研究グループは、植物が病原体を感知する免疫受容体「パターン認識受容体(PRRs)」を網羅的に探索し、改変する技術を開発した。285種の植物ゲノムから約1.3万の受...
バイオマーカーの1分子デジタルSERS計数法を開発~認知症検査などリキッドバイオプシーの多項目高感度化に道筋~ 医療・健康

バイオマーカーの1分子デジタルSERS計数法を開発~認知症検査などリキッドバイオプシーの多項目高感度化に道筋~

2025-09-01 理化学研究所,東京都健康長寿医療センター理化学研究所と東京都健康長寿医療センターの研究チームは、表面増強ラマン散乱(SERS)を用いて液性検体中の複数種バイオマーカー酵素を1分子レベルで識別・定量できる「1分子デジタル...
全ゲノムシークエンス解析により乾癬の新規関連遺伝子を発見~見逃されてきた希少変異と構造変異の関与を解明~ 医療・健康

全ゲノムシークエンス解析により乾癬の新規関連遺伝子を発見~見逃されてきた希少変異と構造変異の関与を解明~

2025-08-29 東京大学,大阪大学,理化学研究所,東京科学大学,名古屋市立大学東京大学・大阪大学・理化学研究所などの研究グループは、日本人乾癬患者1,415例と対照群3,968例を対象に全ゲノムシークエンス解析を行い、これまで不明だっ...
「アクチン3Dプリンター」の開発~細胞骨格の形成を光で操作する新技術~ 生物化学工学

「アクチン3Dプリンター」の開発~細胞骨格の形成を光で操作する新技術~

2025-08-26 理化学研究所理化学研究所の研究チームは、細胞骨格を構成するアクチン分子を素材に、光照射によって3次元構造を自在に構築できる新技術「アクチン3Dプリンター」を開発した。人工脂質膜上に光遺伝学技術を用いてNPFを集積し、ア...
21種類の転移RNAの試験管内同時全合成を達成~増殖するタンパク質合成システムの構築へ大きく前進~ 細胞遺伝子工学

21種類の転移RNAの試験管内同時全合成を達成~増殖するタンパク質合成システムの構築へ大きく前進~

2025-08-26 東京大学,理化学研究所東京大学と理化学研究所の研究チームは、タンパク質合成に不可欠な21種類の転移RNA(tRNA)を、試験管内で一括合成し、そのまま翻訳反応に使用する技術「tRNAアレイ法」を世界で初めて確立した。こ...
細胞の“利き手”を決定する新原理を発見~生物の左右非対称性を解明する手掛かりに~ 生物工学一般

細胞の“利き手”を決定する新原理を発見~生物の左右非対称性を解明する手掛かりに~

2025-08-26 理化学研究所理化学研究所の研究グループは、体や器官の左右非対称性の基盤とされる「細胞キラリティ(細胞の利き手)」を決定する新しい原理を発見しました。ヒト大腸がん由来のCaco-2細胞を用いた研究で、細胞核が時計回りに回...
「大麻グミ」などに含まれる薬物の代謝物を解明~科学捜査や救命救急での摂取証明に期待~ 有機化学・薬学

「大麻グミ」などに含まれる薬物の代謝物を解明~科学捜査や救命救急での摂取証明に期待~

2025-08-26 理化学研究所理化学研究所の研究チームは、「大麻グミ」「大麻リキッド」などに含まれる規制薬物とその類縁体18種類について、ヒト肝臓由来酵素を用いた試験管内実験で主要な代謝物を特定しました。解析の結果、各薬物は6~16種類...
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