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多発性硬化症に対する血液浄化療法の作用機序解明と個別化医療への期待 医療・健康

多発性硬化症に対する血液浄化療法の作用機序解明と個別化医療への期待

血液浄化療法を実施したMS難治例31例の解析により、同治療によって症状の改善がみられる例の特徴として、血液リンパ球の一種でインターフェロンγ(IFN-γ)を産生する1型ヘルパーT細胞(Th1細胞)の割合が有意に増加していること、同細胞の測定がレスポンダーであるかどうかの予測に有用であることを明らかにした。Th1細胞割合やTh1 細胞のIFN-γ遺伝子(IFNG)発現量は、自己免疫疾患の発症に関わるB細胞集団(CD11c+ B 細胞)の割合に相関し、CD11c+ B 細胞は免疫グロブリンの産生能が高いことを明らかにした。
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