2023-09-06 バッファロー大学(UB)
◆セマグルチドを使用した小規模な研究では、新たに1型糖尿病と診断された患者において、注射用のインスリンが不要になる可能性が示されました。
◆この研究は、10人の患者を対象に行われ、セマグルチドの低用量治療により、食事前インスリンが3か月で不要となり、6か月で基礎インスリンが7人の患者で不要となりました。これにより、平均HbA1c値が大幅に低下しました。
◆セマグルチドは通常2型糖尿病の治療に使用されますが、1型糖尿病患者にも有望な治療法となる可能性があり、将来的には革新的なアプローチとなる可能性があります。
<関連情報>
- https://www.buffalo.edu/news/releases/2023/09/UB-research-semaglutide-Type-1-diabetes-insulin.html
- https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2302677
初期1型糖尿病におけるセマグルチド
Semaglutide in Early Type 1 Diabetes
Paresh Dandona,Ajay Chaudhuri, Husam Ghanim
In this small case series, semaglutide after the diagnosis of type 1 diabetes led to elimination of prandial insulin in all patients and basal insulin in most, along with improved glycemic control.