2025-03-25 産業技術総合研究所
産業技術総合研究所(産総研)と京都大学、東京大学、セイコーエプソン株式会社、株式会社エブリハの研究チームは、遠隔リハビリテーション社会の実現に向け、上肢・肩甲骨運動に特化した世界初のオープンデータセットを公開しました。 このデータセットは、脳卒中片麻痺検査や肩関節周囲炎のリハビリに用いる18種類の上肢および肩甲骨の関節運動データを含み、20人の健常者からモーションキャプチャを用いて収集されました。研究チームは、これらのデータを活用して運動評価用AIの性能向上を図り、遠隔リハビリの技術基盤の開発を進めています。さらに、リハビリ事業者などの民間企業とのコミュニティ形成を通じて、市場開拓を目指しています。この取り組みは、リハビリサービスの遠隔化と質の向上に寄与することが期待されます。
図1 遠隔リハビリの課題を解決するための多感覚XR-AI技術基盤
<関連情報>