目を使って聴力を測るAI診断技術(New hearing loss test checks the eyes – not the ears)

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2025-12-02 バッファロー大学

アメリカの University at Buffalo のスピンアウト企業 Auspex Medix は、スマートフォンとカメラ付きクリップ-オン装置を使い、 “耳ではなく目”で聴覚障害を検出する 新しい聴力検査法を開発中。これは、音を聞かせたときに瞳孔が無意識に収縮・拡大する「聴覚性瞳孔反応 (auditory pupil response; APR)」を AI で解析するもので、従来の聴力検査が苦手とする高齢者や認知機能が低下した人でも利用しやすい利点がある。聴覚低下は認知機能の衰え、認知症、うつ、不安、社会的孤立などと関連するため、早期発見は認知機能低下やアルツハイマー病リスクの軽減につながる可能性がある。Auspex Medix はこの技術開発のため、米国老年学研究所 (National Institute on Aging) から資金助成を受け、今後在宅/家庭での簡易検査への実用化を目指している。

目を使って聴力を測るAI診断技術(New hearing loss test checks the eyes – not the ears)
The test that measures how a patient’s pupils involuntarily change size in response to sound. Credit: Meredith Forrest Kulwicki, University at Buffalo.

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医療・健康
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