ODA(SATREPS Project for Establishment of the “bench-to-bedside” feedback system for sustainable ART and prevention of new HIV transmission)
- 国名 ベトナム [協力地域地図]
- 協力期間 2019年4月〜2024年4月
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
プロジェクトの紹介
ベトナムではHIV感染者が22万人から28万人いるとされており、HIV予防・関連ケアや抗レトロウイルス療法(ART)の質を向上し、HIVの蔓延を防ぐことが課題となっています。同国が中所得国となった現在、世界エイズ・結核・マラリア対策基金などの外部支援は対象外となることとなり、ARTを健康保険対象に含めて公的な郡の病院で治療を行うこととなりましたが、病院スタッフの能力不足による薬剤耐性ウィルスの蔓延や感染拡大が懸念されています。また、曝露前予防による新規HIV感染阻止療法(PrEP)の実施拡大においても薬剤耐性ウイルスの蔓延防止が重要です。この協力では、ベトナム北部において、ARTモニタリングシステムの創設、PrEP失敗例の分析、 HIV 1に曝露された非感染者の免疫防御反応の解析を行うことにより、ARTモニタリングシステム確立、PrEPの有効性検証、政策提言の策定を図ります。
協力現場の様子
キャプション
- ベトナム側パートナー機関の国立熱帯病病院(NHTD)とMemorandum of Agreement(MoA)を結びいよいよプロジェクトがスタート!
- 日本・ベトナムでのHIV予防の取り組みについて両国の専門家が議論します
- ラボでの作業は細心の注意が必要になります
- Nam Tu Liem医療センター医師との意見交換
- 血液サンプルは取り違えないよう慎重に
- トレーニングセッションの日本人講師と国立熱帯病病院の先生たち
- プロジェクトの意義について熱く語る岡慎一・チーフアドバイザー
- プロジェクト関係者が一同に会してのキックオフミーティング
- 薬剤耐性検査を行う国立熱帯病病院の検査技師