生物工学一般

藍色光を選択的に吸収するチャネルロドプシンKnChRの構造と機能を解明~多波長型光遺伝学ツールへの応用に道~ 生物工学一般

藍色光を選択的に吸収するチャネルロドプシンKnChRの構造と機能を解明~多波長型光遺伝学ツールへの応用に道~

2025-06-18 東京大学東京大学と名古屋工業大学の研究グループは、藍色光(450nm)に選択的に応答するチャネルロドプシン「KnChR」の構造と機能を解明した。クライオ電子顕微鏡による単粒子解析で、KnChRが2量体を形成し、C末端領...
新型コロナウイルスの翻訳阻害に耐性をもつ修飾mRNAの合成と排他的セレクタ遺伝子回路の構築 生物工学一般

新型コロナウイルスの翻訳阻害に耐性をもつ修飾mRNAの合成と排他的セレクタ遺伝子回路の構築

2025-06-19 京都大学iPS細胞研究所新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が翻訳阻害に用いるNsp1タンパク質に耐性をもつ修飾mRNAの合成に成功し、この耐性を応用した「排他的セレクタ遺伝子回路」が初めて構築された。研究では、...
マイクロ流体デバイスを用いて核モデルを持つ人工細胞を大量生産~階層構造を有する均一・均質な人工細胞を実現~ 生物工学一般

マイクロ流体デバイスを用いて核モデルを持つ人工細胞を大量生産~階層構造を有する均一・均質な人工細胞を実現~

2025-06-17 中央大学中央大学と東京科学大学の研究グループは、マイクロ流体デバイスを用いて、DNA凝集体を核モデルとする人工細胞(リポソーム)を大量かつ均一に作製する技術を開発しました。内液・外液・油相の三相流により、細胞サイズのリ...
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植物内で微粒子が有害に変化する仕組みを解明(How ubiquitous small particles turn harmful inside plants) 生物工学一般

植物内で微粒子が有害に変化する仕組みを解明(How ubiquitous small particles turn harmful inside plants)

2025-06-18 カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)カリフォルニア大学リバーサイド校の研究で、ナノ粒子が植物細胞内に入ると化学的に変化し、光合成の鍵酵素RuBisCOの働きを最大3倍抑制することが明らかになった。細胞内の酸性環境...
古代DNAが明かす犬のアメリカ大陸移動の新事実(Ancient DNA reveals new clues about the incredible journey of dogs in the Americas) 生物工学一般

古代DNAが明かす犬のアメリカ大陸移動の新事実(Ancient DNA reveals new clues about the incredible journey of dogs in the Americas)

2025-06-18 オックスフォード大学オックスフォード大学の研究で、古代および現代の犬70匹のDNA解析から、犬は約7000~5000年前に農耕文化と共に南米へ広がったことが判明した。犬は北米で分岐後、徐々に移動し、距離による隔離パター...
脳のリアルタイムイメージング向けに遠赤色ドーパミンセンサーを開発(Li Yulong Lab Develops Far-Red Dopamine Sensor for Real-Time Brain Imaging) 生物工学一般

脳のリアルタイムイメージング向けに遠赤色ドーパミンセンサーを開発(Li Yulong Lab Develops Far-Red Dopamine Sensor for Real-Time Brain Imaging)

2025-06-16 北京大学(PKU)北京大学・李玉龍教授のチームは、遠赤色蛍光ドパミンセンサー「HaloDA1.0」を開発し、生体内で複数の神経伝達物質を同時にリアルタイム観察する技術を確立した。HaloDA1.0は高感度(蛍光応答90...
植物形質データの世界的格差を埋める新データベース(New Chinese Database Bridges Global Gaps in Plant Trait Data) 生物工学一般

植物形質データの世界的格差を埋める新データベース(New Chinese Database Bridges Global Gaps in Plant Trait Data)

2025-06-12 中国科学院(CAS)中国種子形質データベースにおける地理と系統発生にわたる形質の網羅性(画像提供:WANG Haoyu)中国科学院武漢植物園の研究チームは、これまで世界的に不足していた種子形質データの地域的・分類学的ギ...
精子中心装置の構造が男性不妊の分子基盤を解明(In-situ Structure of Sperm Central Apparatus Reveals Molecular Basis of Male Infertility) 生物工学一般

精子中心装置の構造が男性不妊の分子基盤を解明(In-situ Structure of Sperm Central Apparatus Reveals Molecular Basis of Male Infertility)

2025-06-09 中国科学院(CAS)Schematic Diagram of the In Situ Structure of Mouse Sperm Axonemal Central Apparatus (Image by SUN ...
非天然酸化反応を可能にする新たな電気酵素戦略を開発(New Electroenzymatic Strategy Enables Non-natural Oxidation Reactions) 生物工学一般

非天然酸化反応を可能にする新たな電気酵素戦略を開発(New Electroenzymatic Strategy Enables Non-natural Oxidation Reactions)

2025-06-10 中国科学院(CAS)Non-natural enzyme reactivity driven by electricity (Image by LI Jingxin)南京大学の黄暁強教授率いる研究チームは、非天然な動的...
鳥類分類における言語の影響に関する新研究(What’s in a Name? New Research Catalogues How Birds Are Categorized by What We Call Them) 生物工学一般

鳥類分類における言語の影響に関する新研究(What’s in a Name? New Research Catalogues How Birds Are Categorized by What We Call Them)

2025-06-11 ニューヨーク大学(NYU)NYUの研究チームは、英語での鳥名10,906種を対象に、その名称内の修飾語を10カテゴリに分類したデータベース「AvianLexiconAtlas」を作成。89%が色や形など生物学的特徴に基...
AI 予測されたタンパク質の立体構造モデルに基づくゲノムからの探索法によって、テルペンの環状骨格や構造の多様性を拡大できることを証明 生物工学一般

AI 予測されたタンパク質の立体構造モデルに基づくゲノムからの探索法によって、テルペンの環状骨格や構造の多様性を拡大できることを証明

2025-06-11 新潟大学AIで予測されたタンパク質立体構造モデルに基づき、ゲノムから新規テルペン合成酵素(クラスIE・IF)を発見し、未知の環状骨格を持つテルペンの生成を確認。クラスIE酵素は初の6/6/6三環ジテルペンを、IF酵素は...
ハサミで音を奏でるカニ~ナンヨウスナガニにおける発音行動の発見~ 生物工学一般

ハサミで音を奏でるカニ~ナンヨウスナガニにおける発音行動の発見~

2025-06-10 京都大学ナンヨウスナガニの雄(撮影:後藤龍太郎)。ナンヨウスナガニ(Ocypode sinensis)が大きなハサミを高速で振動させて音を出すという新たな発音行動が発見されました。従来、スナガニ属の発音は顆粒列を擦るか...
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