生物環境工学

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地上と地下の生態系をつなぐ「コア生物種」 ~DNAメタバーコーディングで見えてきた食物網の季節動態~

2023-07-18 京都大学 鈴木紗也華 生態学研究センター博士課程学生(研究当時)と東樹宏和 同准教授および馬場友希 農業・食品産業技術総合研究機構上級研究員らの研究グループは、生物多様性を網羅的に解明する「DNAメタバーコーディング」...
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猛禽類における神経毒殺鼠剤ブロメタリンへの暴露を初めて発見した新しい研究(New Study is First to Find Exposure to Neurotoxic Rodenticide Bromethalin in Birds of Prey)

2023-07-11 タフツ大学 ◆2020年、トフツ野生生物クリニックのディレクターであるMaureen Murray氏は、クリニックで検査された全てのアカオオタカが抗凝固剤ロデンチシドに曝露されていることを示す研究を発表しました。今回、...
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地球寒冷化がランの種の多様性を引き起こしたことが研究で確認される(Global cooling caused diversity of species in orchids, confirms study)

2023-07-10 バース大学 ◆バース大学のミルナー進化センターの研究によれば、陸生ランの進化は地球の冷却によって主に促されていることがわかった。 ◆研究者は約1,500種のランを調査し、地球の気候変化が新種の形成に与える影響を分析した...
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野生の天才:アメリカミンクが脳を再生する。(Feral genius:American mink regrow their brains in a rare reversal of the domestication process)

2023-07-05  マックス・プランク研究所 ◆研究結果は、家畜化された動物の脳のサイズが永久的に減少するわけではないことを示しています。家畜化による脳の変化が野生に戻った際の動物にどのような影響を与えるか、という理解を深める結果です。...
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「採水」で海の魚の種間関係を推定~環境DNA分析の新たな展開~

2023-07-03 京都大学 近年、生物モニタリングにおいて、環境中に残存するDNA(環境DNA)を分析し、そこに存在する生物を網羅的に検出する「環境DNA分析」の利用が広がっています。しかし、これまでの環境DNA研究はほとんどの場合、あ...
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樹木の遺伝学と生物多様性のパターンを結びつける研究(Study links tree genetics to biodiversity patterns)

2023-06-29 ジョージア大学 (UGA) ◆新たな研究では、木々が風景そのものであり、木の遺伝的な変異が広範な地域の生物多様性に影響を与えることが示されました。 ◆研究者たちは、木の遺伝子型と昆虫や菌のコミュニティとの関連性を調査し...
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海綿とそのマイクロバイオーム 数百万年にわたる相互作用(Sponges and their microbiome: Interacting for millions of years)

2023-06-29 ミュンヘン大学(LMU) ◆海綿は、マイクロバイオーム(生物体内の微生物の総体)と相互作用し、その影響で重要な生命プロセスに関与することがわかっています。LMUの研究チームが、海綿のモデル生物であるLendenfeld...
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アフリカの一部で、鳥とミツアナグマが協力してミツバチを盗んでいる可能性(Birds and honey badgers could be cooperating to steal from bees in parts of Africa)

2023-02-29 ケンブリッジ大学 ◆アフリカの研究者チームが、ハニーハンターによるハニーガイド鳥とハチタケの協力についての証拠を調査しました。約400回のインタビューを通じて、11つの地域での意見を収集しました。多くの地域では相互作用...
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ミツバチが受粉した植物はより低い品質の子孫を残す(Plants Pollinated by Honey Bees Produce Lower-quality Offspring)

2023-06-28 カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD) ◆サンディエゴ地域は植物と動物の多様性が豊かな生物多様性のホットスポットとして知られています。しかし、新しい研究によると、ミツバチの受粉は地元の受粉者と比べて植物の子孫の品...
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英国コウモリのモニタリングは病原体の可能性のあるコロナウイルスの特定に役立つ(Monitoring British bats can help identify coronaviruses with pathogen potential)

2023-06-27 インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL) ◆ロンドン帝国カレッジとロンドン大学カレッジの研究者が、コウモリ保護団体と連携して、英国のコウモリの糞便サンプルをコロナウイルスにスクリーニングしました。この研究結果は、コウ...
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ツクツクボウシの鳴き声がパートごとに異なる意味を持つことを初実証~「オーシンツクツク」と「ツクリヨーシ」それぞれに対するオスの応答が異なることを解明~

2023-06-28 九州⼤学 ポイント ツクツクボウシの鳴き声のパターンが途中で変化するという現象は、世界的に⾒ても極めて珍しいが、途中で変化する鳴き声の⾏動⽣態学的意義については不明であった。 ツクツクボウシのオスに「オーシンツクツク」...
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ノースカロライナ州フェイエットビル近郊に住む犬と馬の血液からPFASが検出される(PFAS Found in Blood of Dogs, Horses Living Near Fayetteville, N.C)

2023-06-21 ノースカロライナ州立大学(NCState) ◆ノースカロライナ州立大学の研究者は、グレイズ・クリーク地域のペットの犬と馬の血液中で高濃度のPFAS(多環式フッ素化合物)を検出しました。井戸水を使用していた全ての世帯でP...
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