生物環境工学

生物環境工学

マダニが異常気温に強いことを証明する(Ticks prove resilient to extreme temperatures)

2023-06-01 ワシントン州立大学(WSU) ◆最新の研究では、ブラックレッグド・ダニ(Ixodes scapularis)が極端な寒暑にも耐えられることが明らかになりました。成虫と若虫は乾燥や熱にほとんど影響を受けずに生き延びること...
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砂漠アリは目印がなくても巣の入り口が見えるようになる(Desert ants increase the visibility of their nest entrances in the absence of landmarks)

2023-05-31 マックス・プランク研究所 Desert ant Cataglyphis fortis on its nest mound. This elevation helps the ants find their way ho...
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好奇心旺盛な子どもたち、好奇心旺盛でない類人猿たち(Curious children, less curious apes)

2023-05-31 マックス・プランク研究所 ◆研究者は、大型類人猿と人間の子供が未知の選択肢を選ぶかどうかをテストしました。結果は、子供たちが大型類人猿よりも未知のものを探求する傾向があり、大型類人猿は初めはリスクを冒すことを避けました...
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森林の分断が鳥に与える影響は翼次第(How forest fragmentation affects birds depends on their wings)

2023-05-29 インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL) ◆新たな研究によると、熱帯鳥類は森林の断片化により脆弱になる可能性があり、その対策には気候の役割を考慮する必要があると示唆されています。 ◆森林を分断することで、鳥類の生息地...
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新しいDNA検査技術により、野生のディンゴの大半はハイブリッドではなく純粋であることが判明(New DNA testing technology shows majority of wild dingoes are pure, not hybrids)

2023-05-30 ニューサウスウェールズ大学(UNSW) ◆新しい研究は、家庭犬との交配によって純粋なディンゴが減少しているという考え方に疑問を投げかけるものである。Molecular Ecology誌に掲載されたこの研究は、これまでの...
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GPS追跡により、メスのヒヒが出産後に都市空間を利用しなくなる様子が明らかになった(GPS Tracking Reveals How a Female Baboon Stopped Using Urban Space After Giving Birth)

2023-05-26 スウォンジー大学 ◆最近の研究で、南アフリカのケープタウンで、GPSの首輪を使ってヒヒの動きを追跡したものがあります。その結果、あるメスのヒヒが出産した際、毎日の移動距離や社会的な交流に変化はなく、都市部を避けるように...
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北極海に生息する窒素固定生物のゲノム解読に成功 ~北極固有種の存在とその特徴が明らかに~

2023-05-24 東京大学,海洋研究開発機構,科学技術振興機構 1. 発表のポイント ◆北極海に生息する窒素固定生物のゲノム解読に成功し、その地球全体(全球)での分布と生存戦略を明らかにしました。 ◆海洋窒素固定生物には海域固有種(北極...
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島に生息する哺乳類の長寿化の過程を解明~恐竜研究の手法を応用~

2023-05-23 東京大学,岡山理科大学 発表のポイント ◆捕食者がいない島に長期間隔離されるほど、大人になるまでの期間が長くなり、長寿になることが明らかになりました。 ◆400年という生物の進化から考えると短期間の隔離でも成長・性成熟...
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人間を含む多くの生物は幼少期に逆境を経験すると、大人になってから苦しむ。ゴリラはどう違うのか?(Most species, including humans, who experience early life adversity suffer as adults. How are gorillas different?)

2023-05-15 ミシガン大学 ◆幼少期に厳しい逆境に直面すると、多くの種(ヒヒ、人間、馬など)は後の人生でも困難を経験しやすくなる。しかし、ゴリラにおいては、幼少期の困難に耐え抜いた個体は成熟後にほとんど影響を受けないことが研究で明ら...
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イトヨの形態と水質・気温との相関を検証

2023-05-19 国立遺伝学研究所 系統の離れた分類群で類似の表現型が進化することを収斂進化あるいは平行進化といいます。トゲウオ科のイトヨでは、淡水に進出した集団は体の側面を覆う鱗板という骨化組織が退縮することが知られており、これは、欧...
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交雑帯は進化の実験場~ウノアシ種群の種分化~

2023-05-17 京都大学 Faith Jessica Paran 理学研究科博士課程学生、中野智之 フィールド科学教育研究センター講師、朝倉彰 同教授、池尾一穂 国立遺伝学研究所准教授らの共同研究グループは、九州以北に生息する海産巻貝...
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日本の伝統文化と植物科学を結ぶ「紫」の糸~絶滅危惧植物ムラサキをめぐる昔と今~

2023-05-18 京都大学 染料植物であり薬用でもあるムラサキは、飛鳥時代より冠位十二階の最上位の色として、高僧の法衣など高貴な人のみが着用を許された紫色を得る植物で、国宝の「国分寺経」の紫紙金字の染色にも使われた特別な天然色素原料です...
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