気候が世界中の鳥の交尾行動を決定する(Climate determines mating behaviour of birds around the world)
2024-11-12 インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究によると、鳥類の性的選択の強さは地理的に変化し、特に高緯度地域で強まることが明らかになりました。しかし、果実食の鳥類では、熱帯地域で性的選...
生物環境工学
生物環境工学 ミツバチにとって睡眠は軽い問題ではない(Sleep is No Light Matter for Bees)
2024-11-12 カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者は、人工光がミツバチの概日リズムを乱し、睡眠時間を減少させることを発見しました。この影響は、ミツバチの重要な役割である受粉活動に悪影響...
生物環境工学 寄生虫の「延長された表現型」に対する進化的トラップの可能性～ハリガネムシ類に感染したカマキリは水平偏光に引き寄せられて道路を歩く～
2024-11-08 京都大学澤田脩那 理学研究科修士課程学生(研究当時)、佐藤拓哉 生態学研究センター准教授、佐藤臨 東京都立大学特任研究員、大澤剛士 同准教授、故・松本和馬 森林総合研究所博士、Ming-Chung Chiu 国立台湾大...
生物環境工学 マイクロプラスチックが海洋生態系を変える?～マイクロプラスチック浸出液がマツバガイの捕食者回避に与える影響～
2024-11-08 京都大学中野智之 フィールド科学教育研究センター准教授とLaurent Seuront フランス・リール大学(Université de Lille)教授の共同研究グループは、マイクロプラスチックが海産巻貝類マツバガイ...
生物環境工学 ワシントン沿岸で発生した鳥インフルエンザはカスピ海アジサシに壊滅的打撃を与え、アザラシにも飛び火した(Washington coast avian flu outbreak devastated Caspian terns, jumped to seals)
2024-11-06 ワシントン州立大学(WSU)2023年、ワシントン州ラット島での高病原性鳥インフルエンザの発生により、カスピ海アジサシの56%にあたる1,101羽の成鳥と520羽のヒナが死亡し、太平洋全体で10–14%の個体数が減少し...
生物環境工学 セントヘレンズ山を1日で復活させたホリネズミの方法(How gophers brought Mount St. Helens back to life in one day)
2024-11-05 カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)1980年のセント・ヘレンズ山の噴火後、UCリバーサイドの研究者らは、24時間だけ地元のホリネズミを火山灰で覆われた土地に放ちました。この短期間の活動で、彼らは土壌を掘り返し、...
生物環境工学 暗黒生態系に潜む原始的古細菌の謎の生態を解明～深海底熱水噴出孔の岩石内部に増殖の鍵～
2024-11-05 東京大学発表のポイント 生命進化の最初期に誕生したと考えられる原始的古細菌は、ゲノムと細胞のサイズが小さく、アミノ酸や脂質を合成する能力を欠くため、どのように増殖するのか不明であった。 生命誕生場として有力視される深海...
生物環境工学 エコーロケーションをするコウモリはナビゲーションのために音響認知地図を使う(Echolocating bats use an acoustic cognitive map for navigation)
2024-10-28 マックス・プランク研究所A Kuhl's pipistrelle drinks water during its nightly foraging flights © Jens Rydellエコーロケーションを使うコウ...
生物環境工学 高齢の鳥に新しい友達を作る動機はない(No incentive for older birds to make new friends)
2024-10-28 インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)新研究によると、年齢を重ねたスズメは若い頃に比べて友人が減るが、その理由は「新たな友人を作る進化的圧力がない」からかもしれない。若いスズメでは社交性が繁殖成功に寄与するが、年を...
生物環境工学 多様な魚の遡上が川の生態系を支えている 回遊魚の「おしっこ」は川の生物の大切な栄養源
2024-10-28 京都大学海や湖にそそぐ自然のつながりの保たれた川には、海や湖からさまざまな回遊魚が産卵などの為に遡上してきます。これら多様な回遊魚の存在は川の生態系にどのように影響しているのでしょうか。倉澤央 生態学研究センター修士課...
生物環境工学 古代サンゴの共生(Symbiosis in ancient Corals)
2024-10-24 ゲーテ大学マックス・プランク化学研究所とゲーテ大学フランクフルトの研究チームは、約3億8500万年前のサンゴが光合成共生をしていた最古の証拠を発見しました。窒素同位体分析により、古代のサンゴ礁が栄えた理由が、栄養が乏し...
生物環境工学 侵略的外来植物が鳥を助けた!～南鳥島の海鳥相、120年ぶりの回復とジレンマ～
20024-10-23 森林総合研究所ポイント 日本最東端の南鳥島*1で120年ぶりにヒメクロアジサシとシロアジサシの繁殖を確認 これらの鳥は防風林として植えられた侵略的外来植物トクサバモクマオウ樹上に営巣 外来種の拡大という保全上の問題が...