![アトピー性皮膚炎の尿中バイオマーカーの発見 アトピー性皮膚炎の尿中バイオマーカーの発見](https://www.a.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/topics/2021/20211001-1.jpg)
アトピー性皮膚炎の尿中バイオマーカーの発見
アトピー性皮膚炎のモデルマウスの尿には、脂質の代謝産物である13,14-dihydro-15-keto-tetranor-PGF1αや13,14-dihydro-15-keto-tetranor-PGE2、13,14-dihydro-15-keto PGJ2が排泄されており、この濃度は症状の悪化に伴って増加した。このモデルマウスの皮膚を観察し、炎症を起こした皮膚の細胞(ケラチノサイト)が、これらの脂質の産生元になっていることが分かった。アトピー性皮膚炎患者さんの尿中にも、上記の脂質が多く排泄されていることが分かった。