京都大学

医療・健康

T細胞性急性リンパ性白血病の増殖因子を発見~新規治療法開発への手がかりに~

2023-11-14 京都大学 急性白血病と呼ばれる血液腫瘍のうち、成人では約5%、小児では約10-15%がT細胞性急性リンパ性白血病(T-ALL)に分類されます。治療成績は比較的良好で約80%の長期生存率が得られていますが、治療が奏功しな...
医療・健康

造血幹細胞の分化方向性を制御する分子機構~mRNA分解機構が司る新たな細胞運命決定機構の発見~

2023-11-09 京都大学 私たちの骨の中には、全ての血球成分の源である造血幹細胞と呼ばれる細胞が存在しており、日々血液の産生に貢献しています。このような造血幹細胞は、白血球(リンパ球や顆粒球など)、赤血球や血小板といったさまざまな種類...
有機化学・薬学

アスパラギン合成酵素を阻害するビサボスクアールAの発見~がん代謝特性を標的とする新規抗がん剤の開発に期待~

2023-11-10 京都大学 掛谷秀昭 薬学研究科教授、Yanjun Pan 同博士課程学生、堂前直 理化学研究所ユニットリーダー、西尾和人 近畿大学教授、平野秀典 慶應義塾大学特任准教授らの研究グループは、アスパラギン合成酵素(ASNS...
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医療・健康

小児の急性骨髄性白血病の治療成績が向上 微小残存病変(MRD)の測定結果を利用した最適な治療の実現へ ~3年無イベント生存率63%、3年全生存率80%に~

2023-11-08 国立成育医療研究センター 国立成育医療研究センター(所在地:東京都世田谷区大蔵、理事長:五十嵐隆)小児がんセンターの富澤大輔、京都大学 大学院医学研究科(所在地:京都市左京区吉田近衛町、総長: 湊長博)の足立壮一・平松...
医療・健康

非喫煙者に多いEGFR変異肺腺がんへのかかりやすさを解明~肺腺がんの予防・早期発見にむけた手がかりとして期待~

2023-11-08 国立がん研究センター,愛知県がんセンター,理化学研究所,東京大学医科学研究所,滋賀医科大学,東京医科歯科大学,日本赤十字社医療センター,神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター,秋田大学,佐賀大学,東海国立大学機構名古...
細胞遺伝子工学

タイヌビエのゲノムを高精度解読~除草剤に抵抗性を持つ水田の雑草タイヌビエの高精度ゲノム解読に成功~

2023-11-07 京都大学 タイヌビエは水田に生える防除が難しい強害雑草です。近年は国内外で複数の除草剤に抵抗性を持つ集団も見つかっており、その防除はより困難になっています。タイヌビエによる農業被害を防ぐためには研究の基盤となるゲノム情...
細胞遺伝子工学

DNA折り紙に革命を起こす~新たな応用を加速する新しい構造安定化法~

2023-11-02 京都大学 DNA折り紙は、幅広い応用が期待されているナノバイオマテリアルですが、その安定性の低さがさらなる応用展開の大きな妨げと なっています。これまで化学修飾や別の材料で被覆して安定化した例はありましたが、同時にDN...
有機化学・薬学

新たながん治療法の開発につながる「エピトープ領域架橋型バイパラトピック抗体」の創製~1:1結合デザインによるTNFR2アンタゴニストの高機能化~

2023-11-01 医薬基盤・健康・栄養研究所 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 (大阪府茨木市、理事長:中村祐輔、以下「NIBIOHN」(ニビオン)という。) 創薬デザイン研究センター(CDDR)を中心とする京都大学、大阪大学...
医療・健康

難治てんかん焦点の新しいバイオマーカー「発作時DC電位」 世界で初めて時定数2秒でも有用であることを明らかに

2023-10-31 千葉大学,京都大学,国立精神・神経医療研究センター 発作時DC電位注1は難治てんかん焦点注2の新しいバイオマーカーとして注目されています。今回、千葉大学大学院医学薬学府博士後期課程 和泉允基 大学院生 (研究当時) 他...
細胞遺伝子工学

新規ミトコンドリア膜貫通ペプチドによる遺伝子送達 ~ミトコンドリア内部で効率的な多重遺伝子発現を達成~

2023-11-01 理化学研究所,京都大学,慶應義塾大学先端生命科学研究所,科学技術振興機構 理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター バイオ高分子研究チームの沼田 圭司 チームリーダー(京都大学大学院 工学系研究科 教授、慶應義塾大...
有機化学・薬学

光エネルギーで新しい化学修飾核酸を合成~核酸リン原子の第三級アルキル化に成功~

2023-11-01 京都大学 大宮寛久 化学研究所教授、長尾一哲 同助教、太田健治 薬学研究科博士後期課程学生、佐々木悠祐 武田薬品工業株式会社博士、秦大 同博士、瀬川泰知 分子科学研究所准教授らの共同研究グループは、これまで実現困難であ...
医療・健康

知覚のコマ落ちから、意識の時間を可視化 ~意識の進化的側面にもアプローチ~

2023-11-01 京都大学 皆さんは、スマートフォンで動画を見ているとき、映像がフリーズした後、画像が飛ぶような経験をしたことはありませんか。このようなコマ落ち現象は、私たちの知覚意識でも起こっています。それを端的に示す例として、「注意...
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