東京大学

生物化学工学

ヘム濃度センサータンパク質の作動機序を原子レベルで解明~病原菌が毒を回避する生存戦略~

大型放射光施設「SPring-8」を利用して、病原菌がヒトなどの動物の血液から栄養として獲得した「ヘム」の濃度を制御するために用いる「ヘム濃度センサータンパク質」の立体構造を決定し、その作動機序を原子レベルで解明した。
医療・健康

アルツハイマー病に対する光認知症療法の開発に向けて

アルツハイマー病において凝集・蓄積したアミロイドbペプチド(Ab)に対して、光照射と光酸素化触媒を用いた光酸素化法を確立し、凝集抑制と凝集Ab除去という2つの作用を明らかにした。光酸素化された凝集Aβはミクログリア細胞内のリソソーム分解酵素による分解が亢進していることも明らかになった。
医療・健康

ベタインはキネシン分子モーターの機能低下による統合失調症様の症状を改善する

キネシン分子モーターKIF3の不活性化を伴う統合失調症に、既存の統合失調症治療薬とは異なる作用を持つ化合物であるベタインが有効である可能性を、モデルマウスの実験から見出した。
生物化学工学

背中に乗った「一寸法師」 矮雄(わいゆう)をもつウロコムシの新種を発見

三重県沖の熊野灘の深海で採取されたゴカイが、雌に比べて極端に小さい雄「矮雄(わいゆう)」をもつウロコムシの新種であることを確認した。
医療・健康

肝硬変に対するエクソソームを用いた新たな治療法の可能性~肝硬変への新たな再生医療を目指して~

肝硬変に対し、間葉系幹細胞から産生され非常に小さく安定な細胞外小胞・エクソソームがマクロファージを介して治療効果を発揮することを明らかにした。インターフェロンγで刺激した間葉系幹細胞の産生するエクソソームは肝硬変に対する治癒促進効果をもつマクロファージを誘導する為に必要な物質を含むことも明らかにした。
生物環境工学

弱い光に耐える植物の葉緑体はときおり当たる強光にも耐えられる

数種類の植物に変動光を与えて、損傷を比較したところ、弱光環境下でも生育する耐陰性の強いクワズイモの光化学系 I は損傷を受けにくく、しかも、栽培時の光強度が弱いほど光化学系I の「変動光」耐性が強いことを発見した。
医療・健康

レンコン構造が細胞治療の鍵!?ヒトiPS細胞由来膵島移植による糖尿病マウスの血糖値正常化と移植片の回収に成功

直径6ミリメートルのレンコン状構造のハイドロゲルにヒトiPS細胞由来膵島をカプセル化した移植片を開発した。作製した移植片を糖尿病モデルマウスに移植したところ、半年以上の長期にわたり血糖値が正常化した。また、一年以上の移植後に移植片を癒着なく回収することに成功した。
医療・健康

非浸潤性乳がんの進展に関わるゲノム科学的リスク因子を同定

非浸潤性乳がんの進展に関わる因子としてGATA3遺伝子異常の存在を同定した。空間トランスクリプトーム解析を用いて、GATA3遺伝子異常をもつがん細胞の特徴を明らかにした。
医療・健康

TGF-βを介したがん微小環境リモデリング機構の発見~組織透明化を用いたがん微小環境の三次元解析~

マウスの組織や臓器を透明化するという手法を用いて、がんを取り巻く微小環境を三次元的に解析した。がんの転移に関与するサイトカインであるTGF-ßが、がん微小環境を変えることでがんの転移を促進するという、がん微小環境の新たなリモデリング機構を見出した。
医療・健康

抗マラリア薬が効力を失う原因を解明 〜病原菌の変異に影響されない薬剤の開発に期待〜

抗マラリア薬が、pHの上昇で塩基性両親媒性薬剤(CAD)構造に変化し、酵母の脂質膜に局在して単糖輸送体機能を阻害し、抗菌作用を示す機構を初めて明らかにした。この機構に基づけば、わずかなpHの低下でCAD構造の割合が減少すると抗マラリア薬は効力を失い、見かけ上耐性になると考えられる。
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