熊本大学

医療・健康

ウイルスの感染力を高め、日本人に高頻度な細胞性免疫応答から免れるSARS-CoV-2変異の発見

新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の感染受容体結合部位が、ヒトの細胞性免疫を司る「ヒト白血球抗原(HLA)」の一種「HLA-A24」によって認識されることを見出した。「カリフォルニア株(B.1.427/429系統)」と「インド株(B.1.617系統;デルタ型)」に共通するスパイクタンパク質の「L452R変異」が、HLA-A24を介した細胞性免疫から逃避することを明らかにした。「L452R変異」は、ウイルスの感染力を増強する効果があることを明らかにした。
生物化学工学

光捕集複合体フィコビリソームの単粒子構造解析

電子顕微鏡を用いた単粒子構造解析によって、太陽光エネルギーを高効率に吸収する藻類由来の光捕集複合体「フィコビリソーム」の全体構造を明らかにすることに成功した。
医療・健康

筋肉に胎児期の位置記憶が存在することを発見~筋疾患の病態メカニズムと再生医療開発に新たな視座~

全身に隈なく分布する成体の骨格筋(筋肉)およびその再生を担う筋幹細胞は、身体位置固有の情報(位置記憶)を保持していることを発見した。
細胞遺伝子工学

精子形成におけるDNAメチル化の役割を解明~NP95とDNMT1の減数分裂期における新機能を発見~

DNAメチル化の維持に必須な二つのタンパク質「NP95」と「DNMT1」が、雄の生殖細胞における減数分裂においても必須であることを明らかにした。
医療・健康

日本人は幼少期から話者の目を見ることを発見~口を選好する英語圏との文化・言語差~

日本の乳幼児の視線計測をおこない、「日本人は話者の目を見て、英語母語者は口を見る」という大人で報告されていた文化・言語差が幼少期から存在することを見出した。
生物化学工学

精子形成におけるDNAメチル化の役割を解明~NP95とDNMT1の減数分裂期における新機能を発見~

タンパク質「NP95」と「DNMT1」を介したDNAメチル化の維持が精子形成に重要な役割を果たしていることを明らかにした。
医療・健康

心不全病態の進行を抑制する新規RNAを同定~新たな治療法の開発に期待~

心筋細胞に豊富に発現する新規長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)「Caren」を同定し、心不全の原因となる加齢や高血圧などの圧負荷によるストレスによって心筋細胞におけるCarenのRNA量が減少することを解明した。Carenは、ミトコンドリア数増加により心筋細胞のエネルギー代謝増強作用、およびDNA損傷応答活性化の抑制作用を示し、心不全病態の進行に拮抗することを解明した。
医療・健康

白血病の代謝の個性を生み出す仕組みを解明~代謝を標的とした特異性の高い治療戦略の可能性~

急性骨髄性白血病の一つである赤芽球性白血病では、転写調節タンパク質であるLSD1が多く存在していることがわかった。赤芽球性白血病細胞において、LSD1は解糖系やヘム合成に関わる遺伝子の発現を促進し、特徴的な代謝の個性を生み出していることを見出した。
有機化学・薬学

凝集したタンパク質を元に戻す分子Hsp104の構造を解明

細胞内で凝集したタンパク質を再生する分子Hsp104の構造を明らかにした。
有機化学・薬学

新たな除草剤候補化合物クマモナミドを発見

放線菌に由来する天然化合物クマモナミドを発見し、全合成法を確立してさまざまな誘導体を合成し、強力な除草活性を持つ化合物KANDを開発した。クマモナミドおよびKANDは植物細胞に必要な細胞内構造物である微小管を壊す活性を持ち、既知の除草剤とは異なる作用機序を持つことを発見した。
ad
タイトルとURLをコピーしました