熊本大学

有機化学・薬学

謎のグルコース代謝経路「ポリオール経路」の生理機能を解明 ~進化的に保存されたポリオール経路によるグルコース感知機構~

2022-06-13 国立遺伝学研究所 グルコース(ブドウ糖)は動物にとってエネルギー源でありDNAやRNAなどの生体分子の素にもなる重要な栄養素です。我々人間を含む動物は摂食で増える血中のグルコースを感知してグルコースを利用する仕組み(代...
生物化学工学

哺乳類最長の心臓再生可能期間を持つオポッサム~新たな心筋再生法の開発に期待~

2022-05-26 理化学研究所,熊本大学 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター心臓再生研究チームの西山千尋テクニカルスタッフ、木村航チームリーダー、熊本大学国際先端医学研究機構(IRCMS)の有馬勇一郎特任准教授らの共同研究グル...
生物化学工学

高温で精子が作られないメカニズムの解明に向けて前進

2022-05-26 基礎生物学研究所,横浜市立大学,熊本大学 多くのほ乳類の精巣は、陰嚢で冷やされています。精巣の温度が上昇すると、精子形成が障害され、男性不妊をもたらす一因となっています。基礎生物学研究所 生殖細胞研究部門の平野高大研究...
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生物化学工学

長距離移行性ペプチドを介した根における光合成産物の含量の制御に関する分子モデルを提唱

2022-05-26 新潟大学,基礎生物学研究所,熊本大学 新潟大学大学院自然科学研究科の岡本暁助教、川崎梓研究員、基礎生物学研究所超階層生物学センターの牧野由美子技術職員、熊本大学大学院先端科学研究部の澤進一郎教授、石田喬志准教授の共同研...
医療・健康

SARS-CoV-2オミクロンBA.2株のウイルス学的性状の解明

2022-05-23 東京大学医科学研究所,熊本大学,北海道大学,広島大学,宮崎大学,日本医療研究開発機構 発表のポイント 昨年末に南アフリカで出現した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)「オミクロン株(B.1.1.529, BA系統...
医療・健康

ヒトT細胞白血病ウイルスの持続感染を司る分子生物学的基盤を解明

2022-05-06 熊本大学,日本医療研究開発機構 ポイント ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は、細胞に感染するとウイルスゲノムDNAが宿主細胞ゲノムDNAに組み込まれるため、感染者からウイルスを排除することが極めて難しく、慢...
医療・健康

糖尿病症例のプラーク不安定化において、動脈硬化惹起作用を有するリポタンパク(a)粒子が関与することを報告

2022-04-21 国立循環器病研究センター 糖尿病患者の心筋梗塞発症に関与するプラーク不安定化において、動脈硬化惹起作用を有するリポタンパク(a)粒子が関与することを、国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:大津 欣也、略称:国...
細胞遺伝子工学

DNA複製を担保するための新たなメカニズムを発見

2022-04-20 国立遺伝学研究所 細胞増殖には遺伝情報物質であるDNAの複製が必ず伴います。MCM2–7六量体は、MCM2からMCM7の六つのサブユニットからなるリング状複合体であり、DNA複製において二本鎖DNAを開裂するヘリカーゼ...
生物工学一般

がん耐性齧歯類ハダカデバネズミの化学発がん物質への強い発がん耐性を証明

炎症抑制を介したがん耐性機構の一端を解明 2022-03-31 熊本大学,東京大学医科学研究所,広島大学,岩手医科大学,日本医療研究開発機構 ポイント がん化しにくい齧歯類ハダカデバネズミは、発がん性物質による強い発がん誘導を行っても全くが...
生物工学一般

栄養が発生中の甲状腺の形態を制御することを発見

2022-03-29 熊本大学,日本医療研究開発機構 研究成果のポイント 両生類モデル動物を用いて、甲状腺の内分泌機能の基盤となる濾胞の形態構築には、体外由来の栄養が必要であることを明らかにしました。 消化管ホルモンであるGlucose-d...
医療・健康

SARS-CoV-2オミクロン株は、ウイルスの病原性を弱め、ヒト集団での増殖力を高めるよう進化した

新型コロナウイルスの「オミクロン株(B.1.1.529, BA系統)」が、従来株に比べて病原性が低いことを明らかにしました。オミクロン株のスパイクタンパク質の細胞融合活性は、従来株やデルタ株に比べて顕著に低いことを明らかにしました。数理モデリング解析により、オミクロン株のヒト集団内における増殖速度は、デルタ株に比べて2~5倍高いことを明らかにしました。
医療・健康

SARS-CoV-2オミクロン株による中和抗体回避と感染指向性の変化

新型コロナウイルスの「オミクロン株(B.1.1.529, BA系統)」が、デルタ株と比較して、治療用抗体製剤やワクチンの2回接種によって誘導された中和抗体に対して抵抗性があることを明らかにしました。3回目のワクチン接種(ブースター接種)によりオミクロン株に対しても有効な中和抗体を誘導できること、治療薬として用いられている抗ウイルス薬がオミクロン株に対しても高い効果を示すことを明らかにしました。
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