理化学研究所

赤色光による気孔開口の分子機構を解明~ショ糖の増加が細胞膜プロトンポンプのリン酸化を促進~ 生物化学工学

赤色光による気孔開口の分子機構を解明~ショ糖の増加が細胞膜プロトンポンプのリン酸化を促進~

2025-08-26 名古屋大学名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所と理化学研究所らの国際共同研究グループは、植物が赤色光に応答して気孔を開口する分子機構を初めて解明しました。研究では、葉肉細胞の光合成で生合成されたショ糖がアポプ...
光合成が強光ストレスに応答して膜脂質転換を行う機構を解明~光合成生物の膜脂質改変技術の開発へ~ 生物化学工学

光合成が強光ストレスに応答して膜脂質転換を行う機構を解明~光合成生物の膜脂質改変技術の開発へ~

2025-08-26 埼玉大学埼玉大学、理化学研究所、東京大学の共同研究チームは、光合成生物が強光ストレスに応答して膜脂質を転換する分子機構を解明しました。シアノバクテリアを用いた研究で、糖脂質前駆体DAGをリン脂質前駆体PAへ変換する酵素...
喫煙による潰瘍性大腸炎の症状緩和の成因を解明~喫煙が腸内環境に与える影響を明らかに~ 医療・健康

喫煙による潰瘍性大腸炎の症状緩和の成因を解明~喫煙が腸内環境に与える影響を明らかに~

2025-08-26 理化学研究所,群馬大学,順天堂大学,東京慈恵会医科大学,日本医療研究開発機構理化学研究所らの共同研究グループは、喫煙が腸内環境を介して潰瘍性大腸炎(UC)の症状を緩和する仕組みを解明しました。UC患者の解析では、喫煙者...
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運動タイミング学習中に小脳が大脳皮質運動野へ~報酬に基づく誤差信号を伝達することを解明~ 医療・健康

運動タイミング学習中に小脳が大脳皮質運動野へ~報酬に基づく誤差信号を伝達することを解明~

2025-08-22 東京大学東京大学の研究グループ(赤穗吏映特任研究員、松崎政紀教授ら)は、小脳が報酬に基づく誤差信号を大脳皮質運動野(M2)に伝達し、運動タイミング学習を修正する仕組みを解明しました。マウスに「音開始から1秒後にレバーを...
仮想空間装置の実験で、CO2が蚊の感覚を研ぎ澄ますことが明らかに 生物環境工学

仮想空間装置の実験で、CO2が蚊の感覚を研ぎ澄ますことが明らかに

2025-08-20 花王株式会社花王と理化学研究所の共同研究により、蚊に最適化した仮想空間装置を用いた実験から、二酸化炭素(CO₂)が蚊の行動に大きな影響を与えることが明らかになりました。蚊はCO₂を感知すると、①動く対象をより正確に追跡...
ミトコンドリアの超アセチル化は細胞を老化させる~脱アセチル化酵素が老化から細胞を保護する機能を解明~ 医療・健康

ミトコンドリアの超アセチル化は細胞を老化させる~脱アセチル化酵素が老化から細胞を保護する機能を解明~

2025-08-21 理化学研究所理化学研究所の研究チームは、人工的に設計したアセチル化酵素分子「eMAT」をミトコンドリアに導入し、通常より10倍以上高い「超アセチル化」状態を作り出すことで、細胞の老化が促進されることを発見しました。超ア...
卵子の染色体は外側ほど気難しい~染色体分配の準備に潜む紡錘体内の空間差を発見~ 医療・健康

卵子の染色体は外側ほど気難しい~染色体分配の準備に潜む紡錘体内の空間差を発見~

2025-08-20 理化学研究所,九州大学理化学研究所と九州大学の共同研究グループは、卵母細胞の減数分裂において、染色体分配を担うモータータンパク質KIF11の必要量が紡錘体内の位置によって異なることを発見しました。マウス卵母細胞を用いた...
海洋細菌由来のテルペン合成酵素の機能を解明~原子レベルでの酵素機能を理解し機能の改変を実現~ 生物化学工学

海洋細菌由来のテルペン合成酵素の機能を解明~原子レベルでの酵素機能を理解し機能の改変を実現~

2025-08-08 理化学研究所理化学研究所の研究チームは、海洋細菌 Aquimarina spongiae 由来のドリメノール合成酵素(AsDMS)のX線結晶構造を原子レベルで解明し、基質結合や触媒作用に関わるアミノ酸残基を特定しました...
植物は“危険サイン”により寄生線虫を察知する~糸状菌や昆虫も同じ仕組みで認識している可能性~ 生物環境工学

植物は“危険サイン”により寄生線虫を察知する~糸状菌や昆虫も同じ仕組みで認識している可能性~

2025-07-31 理化学研究所,農業・食品産業技術総合研究機構,科学技術振興機構理化学研究所らの国際研究チームは、植物が植物寄生線虫や害虫、病原菌などの病原体から放出される共通のペプチド(トレハラーゼ由来)を“危険サイン”として認識し、...
理論物理学が解き明かす体内時計の新たな仕組み~遺伝子活性の時間的な変化の形がカギ~ 医療・健康

理論物理学が解き明かす体内時計の新たな仕組み~遺伝子活性の時間的な変化の形がカギ~

2025-07-23 理化学研究所,京都大学理化学研究所と京都大学の研究により、体内時計が温度変化にも関わらず約24時間の周期を維持できる仕組みが明らかになった。理論物理の「くりこみ群法」により、遺伝子活性(mRNA量)の時間波形が高温で「...
岩手県久慈市の琥珀から発見された 恐竜時代のシリボソクロバチ類化石: 同一琥珀から6個体を確認 生物工学一般

岩手県久慈市の琥珀から発見された 恐竜時代のシリボソクロバチ類化石: 同一琥珀から6個体を確認

2025-07-10 早稲田大学岩手県久慈市の白亜紀後期(約9,000万年前)の久慈層群玉川層から、琥珀に閉じ込められたシリボソクロバチ類(寄生バチの一種)の化石が発見され、日本で初の記録となった。特に1つの琥珀に6個体が含まれる極めて珍し...
マウスの母性養育行動を促進する神経機構~眼窩前頭皮質による報酬系制御メカニズムの発見~ 医療・健康

マウスの母性養育行動を促進する神経機構~眼窩前頭皮質による報酬系制御メカニズムの発見~

2025-07-03 理化学研究所,科学技術振興機構ChatGPT:理化学研究所の研究チームは、マウスにおける母性養育行動の学習を促進する神経メカニズムを解明しました。眼窩前頭皮質(OFC)の第5層にある興奮性神経細胞が、養育行動中に活性化...
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