有機化学・薬学 「測定時間1分」と「超高感度」、2種のウイルス検出法を開発~感染リスクの”その場検査”実現に期待~ 2022-05-19 産業技術総合研究所NEDOの「IoT社会実現のための革新的センシング技術開発」で、産総研と埼玉大学はこのたび、測定時間1分でインフルエンザウイルスを検出できる超高速ウイルス検出法と、PCR法を超える検出下限100コピー... 2022-05-19 有機化学・薬学
有機化学・薬学 タンパク質の構造からがんの分子標的治療薬のメカニズムを解明~アスピリンとの併用でがん細胞死の誘導増強に期待~ 2022-05-17 産業技術総合研究所本研究成果のポイント がん抑制作用を有する2種の天然植物成分の標的タンパク質としてRPS5を同定した。 現在世界中で汎用されている分子標的治療薬のひとつであるMEK阻害剤トラメチニブの細胞死耐性にRP... 2022-05-17 有機化学・薬学
生物工学一般 腸内フローラを利用してマウスの健康状態を迅速に判定する技術を開発~細菌と接触させたポリマーの蛍光パターンを機械学習により解析~ 2022-04-26 産業技術総合研究所ポイント 腸内フローラと混ぜるだけで、細菌表面の特性を青色の蛍光に変換できるポリマー群を開発 蛍光強度のパターンを機械学習で解析することで、睡眠障害によるマウス腸内フローラの乱れを判定 患者を傷つける... 2022-04-27 生物工学一般
医療・健康 プロスポーツを対象とした選手・スタッフに対する新型コロナウイルスの検査戦略 感染症数理モデルを用いた効果的な検査のあり方に関する評価2022-04-04 産業技術総合研究所ポイント プロスポーツの選手・スタッフに対する新型コロナウイルス感染症の効果的な検査のあり方を分析 隔週のPCR検査と比較すると、週2回の抗原定... 2022-04-04 医療・健康
生物化学工学 トンボの幼虫から成虫への変態に必須な遺伝子群の同定に成功 トンボが幼虫から成虫への変態に必要な遺伝子群を解析し、重要な3種類の転写因子を同定した。その中の一つで他の昆虫の「さなぎ」の形質を決定する転写因子が、さなぎの時期を持たないトンボでは、幼虫の形質を作り出す遺伝子と成虫の形質を作り出す遺伝子の両方をコントロールしていることを発見した。これは、昆虫の多様性を担う変態を解明する重要な成果である。 2022-02-22 生物化学工学
医療・健康 診断難易度が高い通常型間質性肺炎を高精度に診断する人工知能モデルの開発に世界で初めて成功 人工知能による効率的な特徴抽出技術とエキスパート(高い専門性を有する医師など)の知識を融合させることで、通常型間質性肺炎の診断における判断根拠の透明性を保持したまま高い診断精度を保持する人工知能モデルを作成するための新手法を開発しました。従 2022-02-18 医療・健康
生物化学工学 表層糖鎖パターン解析による細胞外小胞の多様性評価~糖鎖を改変し、細胞との相互作用を制御する~ 新規細胞間情報伝達機構や生体由来のナノキャリアとして注目されている細胞外小胞(Extracellular vesicles; EV)について、その表層糖鎖のパターンがEVの多様性の指標となり得ること、そしてEVの細胞間相互作用に重要なことを明らかにしました。 2021-12-09 生物化学工学
有機化学・薬学 人工知能で酵素を自動設計 〜 様々な機能性タンパク質開発の加速に期待 〜 人工知能と実験を組み合わせる手法を酵素タンパク質の機能改変に適用し、目的とする機能性タンパク質を従来の方法よりも少ない実験で効率よく得ることに成功しました。この実験で得られたペプチド転移酵素は、触媒機能が5倍向上しました。 2021-12-02 有機化学・薬学
生物環境工学 東日本大震災の津波が長寿二枚貝ビノスガイの大量死に関与していたことを殻の分析から推定 岩手県船越湾の海底から採取された長寿二枚貝ビノスガイの死殻の年輪解析と放射性炭素年代測定から、2011年3月11日に発生した津波が、ビノスガイの大量死を招いていたことを明らかにしました。 2021-11-26 生物環境工学
生物化学工学 共生細菌のちからで害虫が農薬に強くなる助け合いの仕組みを解明~共生細菌による農薬解毒を宿主昆虫が助けていた~ 害虫が腸内の共生細菌との作用で農薬抵抗性を獲得する仕組みを初めて解明した。昆虫と共生細菌が助け合って農薬を解毒する仕組みを初めて解明。共生細菌の一つの遺伝子が、昆虫の農薬抵抗性に重要な因子であることを特定。 2021-11-10 生物化学工学
生物化学工学 植物の組織修復と接ぎ木における器官再接着に必要な転写因子を発見 モデル植物のシロイヌナズナを用いた研究によって傷口の治癒と器官の再接着に必要な転写因子「WOX13」を発見しました。WOX13はコケ植物でも傷害によって誘導される細胞リプログラミングに必要であることが知られており、本研究は傷害応答と器官再生を制御する仕組みの進化を理解するうえでも重要な知見です。 2021-11-05 生物化学工学
生物環境工学 南極の湖から新種のレジオネラ属菌の単離培養に成功 本属としては初の低温耐性菌 第60次南極地域観測隊(2018年~2019年)が採取した南極の湖の堆積物からレジオネラ属菌を探索し、その培養に成功しました。4~25℃という低温条件で増殖する新種であることが分かり、低温条件でも細胞膜の流動性を高めうる不飽和脂肪酸を細胞内に溜め込むことや、自身のゲノム上で位置を転移し、ほかの遺伝子に影響を与える“動く遺伝子”を数多く持つなどユニークな特徴も明らかになりました。 2021-10-21 生物環境工学