マメ科植物

植物が共生菌への鉄供給によって窒素を得る仕組みを解明 生物化学工学

植物が共生菌への鉄供給によって窒素を得る仕組みを解明

2024-01-29 東京大学 発表のポイント マメ科植物体内の窒素状態に応じて全身的(地上部と根)に機能し、窒素固定細菌の根粒菌が共生する根粒に鉄を集める働きを持つペプチド因子を発見しました。さらに、根粒共生をしない植物でも、このペプチド...
オーキシンのメチル化が根粒共生の成立を導くことを発見 〜共生研究が切り拓くオーキシン代謝の新展開〜 生物化学工学

オーキシンのメチル化が根粒共生の成立を導くことを発見 〜共生研究が切り拓くオーキシン代謝の新展開〜

2022-03-08 基礎生物学研究所 マメ科植物は、窒素固定細菌(根粒菌)を細胞内に取り込むことでコブ状の共生器官「根粒」を形成します。この現象は根粒共生と呼ばれ、マメ科植物はこの共生により大気中の窒素を栄養素として効率よく利用できます。...
土壌から吸収する? それとも 微生物からもらう?~硝酸イオン輸送からひもとくマメ科植物の窒素栄養獲得戦略~ 生物化学工学

土壌から吸収する? それとも 微生物からもらう?~硝酸イオン輸送からひもとくマメ科植物の窒素栄養獲得戦略~

マメ科のモデル植物ミヤコグサを用い、硝酸イオン輸送体の一つであるLjNRT2.1タンパク質が、硝酸イオンの量に応じた根粒共生の抑制制御を仲介する機能を持つことを明らかにしました。窒素栄養の獲得源を土壌から根粒にシフトする、根粒共生を行うマメ科植物ならではの生存戦略を示唆しています。環境に応じて器官形成や栄養の獲得様式を変化させるという植物の巧妙な生存戦略の一端が明らかになりました。
葉で合成されるマイクロRNAが根の根粒の数を全身的に制御することを証明 細胞遺伝子工学

葉で合成されるマイクロRNAが根の根粒の数を全身的に制御することを証明

2020-10-16 基礎生物学研究所,筑波大学 マメ科植物は、根に根粒と呼ばれる特殊な器官を形成することで、土壌中の窒素固定細菌と共生し、多くの植物が利用できない大気中の窒素を栄養源として利用することができます。これにより、窒素栄養が乏し...
マメ科植物の根粒と側根の発達は共通した遺伝子が制御することを発見 細胞遺伝子工学

マメ科植物の根粒と側根の発達は共通した遺伝子が制御することを発見

2019-11-22   基礎生物学研究所,理化学研究所 窒素は全ての生物が生命を維持するために必須な成分です。一般に植物は硝酸塩やアンモニアといった窒素栄養素を土壌から吸収します。一方、マメ科植物は、根粒と呼ばれる特殊な器官に窒素固定細菌...
マメ科植物と根粒菌の共生バランスの維持機構の新たな一員、小分子ペプチドの糖鎖修飾酵素PLENTYを同定 細胞遺伝子工学

マメ科植物と根粒菌の共生バランスの維持機構の新たな一員、小分子ペプチドの糖鎖修飾酵素PLENTYを同定

2018/12/20  基礎生物学研究所,筑波大学,名古屋大学 マメ科植物は、根粒菌との共生を適切な量に制御する、共生バランスの維持機構を備えています。基礎生物学研究所の養老瑛美子 元大学院生(現 立教大学研究員)、川口正代司 教授、筑波大...
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