京都大学

父親の年齢で子の発生運命が変わる~シロアリのエピジェネティック遺伝を世界初証明~ 細胞遺伝子工学

父親の年齢で子の発生運命が変わる~シロアリのエピジェネティック遺伝を世界初証明~

2025-05-16 京都大学京都大学の松浦健二教授らは、シロアリにおいて父親である“王”の年齢が子の将来の社会的役割(カースト)に影響することを明らかにしました。若い王から生まれた子は繁殖型(羽アリ)に、年老いた王の子は働きアリに分化する...
1型インターフェロノパチーの超早期診断~ろ紙血プロテオミクスによる新規診断法開発~ 医療・健康

1型インターフェロノパチーの超早期診断~ろ紙血プロテオミクスによる新規診断法開発~

2025-06-13 京都大学京都大学やかずさDNA研究所などの研究チームは、新生児の乾燥ろ紙血を用いたプロテオミクス解析により、1型インターフェロノパチーの超早期診断が可能であることを世界で初めて示しました。この疾患は1型インターフェロン...
生活保護世帯の子どもの入院実態とリスク因子が明らかに~経済的な支援だけでは子どもの健康が保障されない可能性~ 医療・健康

生活保護世帯の子どもの入院実態とリスク因子が明らかに~経済的な支援だけでは子どもの健康が保障されない可能性~

2025-06-12 京都大学京都大学の西岡大輔准教授らの研究により、生活保護世帯の子ども(6自治体・1,990人)のうち4.6%が1年間で入院しており、特に乳幼児やひとり親世帯、出生時から生活保護を受けている世帯の子どもでリスクが高いこと...
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ハサミで音を奏でるカニ~ナンヨウスナガニにおける発音行動の発見~ 生物工学一般

ハサミで音を奏でるカニ~ナンヨウスナガニにおける発音行動の発見~

2025-06-10 京都大学ナンヨウスナガニの雄(撮影:後藤龍太郎)。ナンヨウスナガニ(Ocypode sinensis)が大きなハサミを高速で振動させて音を出すという新たな発音行動が発見されました。従来、スナガニ属の発音は顆粒列を擦るか...
空間的な生物多様性を推論するための理論を構築~生物多様性の地域間の違いや増減を定量評価~ 生物環境工学

空間的な生物多様性を推論するための理論を構築~生物多様性の地域間の違いや増減を定量評価~

2025-06-11 理化学研究所,京都大学理化学研究所と京都大学などの国際共同研究グループは、生物の地域間多様性(ベータ多様性)を定量評価するための理論を構築した。従来の理論では全地域・全生物における生息確率が同一と仮定されていたが、本研...
果実を食べるトカゲが森を育む~マダガスカルの熱帯乾燥林におけるトカゲ3種の果実食の実態を解明~ 生物工学一般

果実を食べるトカゲが森を育む~マダガスカルの熱帯乾燥林におけるトカゲ3種の果実食の実態を解明~

2025-06-10 京都大学京都大学のチームは、マダガスカル北西部の熱帯乾燥林において、果実を食べる3種のトカゲ(うちカメレオン含む)が、20種以上の植物の果実を摂食する実態と、その排泄された種子が発芽可能であることを明らかにしました。従...
オオサンショウウオの化石から抽出したDNAの解読に成功~日本固有種の地域絶滅が明らかに~ 生物工学一般

オオサンショウウオの化石から抽出したDNAの解読に成功~日本固有種の地域絶滅が明らかに~

2025-06-10 京都大学京都大学や日本大学などの研究チームは、愛媛県大洲市で発見された約4,100~3,500年前のオオサンショウウオの化石から古代DNAを抽出し、ミトコンドリアDNAが日本固有種と一致することを確認した。これにより、...
臓器移植後の拒絶反応を引き起こす抗体の発生は、移植前に高精度な予測が可能~より安全な移植治療に向けて~ 医療・健康

臓器移植後の拒絶反応を引き起こす抗体の発生は、移植前に高精度な予測が可能~より安全な移植治療に向けて~

2025-06-10 京都大学京都大学と広島大学などの研究グループは、肝臓・肺・腎臓移植の臨床データを用い、機械学習によって臓器移植後に拒絶反応を引き起こすドナー特異的抗体(DSA)の発生リスクを高精度に予測する手法を開発した。新たに導入さ...
CAR-Tアフェレーシスの製剤間の相違を可視化~白血球アフェレーシス手順の標準化を目指して~ 有機化学・薬学

CAR-Tアフェレーシスの製剤間の相違を可視化~白血球アフェレーシス手順の標準化を目指して~

2025-06-10 京都大学京都大学の研究チームは、再発・難治性の大細胞型B細胞リンパ腫に対するCAR-T細胞療法で使用される3製剤(キムリア®、ブレヤンジ®、イエスカルタ®)の白血球アフェレーシスの実施例80件を比較し、製剤間で採取効率...
抗血小板薬が骨を伸ばす~ホスホジエステラーゼ3阻害薬が軟骨細胞内Ca2+シグナルを活性化し骨を伸ばすことを発見~ 有機化学・薬学

抗血小板薬が骨を伸ばす~ホスホジエステラーゼ3阻害薬が軟骨細胞内Ca2+シグナルを活性化し骨を伸ばすことを発見~

2025-06-09 京都大学ホスホジエステラーゼ3(PDE3)阻害薬は、軟骨細胞内のCa²⁺シグナルを活性化し、骨の伸長を促すことが明らかになりました。京都大学と立命館大学などの研究チームは、心血管治療薬として使われるPDE3阻害薬(例:...
海洋性の光合成細菌の窒素固定能力が炭素源の種類で変化~持続可能な物質生産への貢献を期待~ 生物環境工学

海洋性の光合成細菌の窒素固定能力が炭素源の種類で変化~持続可能な物質生産への貢献を期待~

2025-06-09 理化学研究所,京都大学理化学研究所と京都大学の共同研究により、海洋性紅色非硫黄光合成細菌が行う窒素固定の効率が、使用する炭素源の種類によって大きく変化することが明らかになりました。有機炭素源(リンゴ酸)を用いた従属栄養...
膵癌悪性化の分子機構解明~PBRM1はVimentin発現制御を介して膵癌の分化度、転移能を制御する~ 医療・健康

膵癌悪性化の分子機構解明~PBRM1はVimentin発現制御を介して膵癌の分化度、転移能を制御する~

2025-06-03 京都大学京都大学医学研究科の研究チームは、膵癌の悪性化に関与する分子機構を解明しました。クロマチンリモデリング因子PBRM1の発現が低い膵癌では、悪性度が高く、転移しやすいBasal/Squamousタイプの遺伝子発現...
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