国立がん研究センター

血液がん治療薬をがん免疫療法薬として新たに展開~抗CCR4抗体(モガムリズマブ)を用いた新規免疫療法の可能性を示唆~ 有機化学・薬学

血液がん治療薬をがん免疫療法薬として新たに展開~抗CCR4抗体(モガムリズマブ)を用いた新規免疫療法の可能性を示唆~

血液がんの治療に使用される分子標的薬の抗CCR4モノクローナル抗体(モガムリズマブ)を、固形がん患者さんに対しては規定の投与量より減らし適正化することで、新たな免疫療法(併用療法)として治療の奏効が期待できることを見出しました。
アジアに多い難治がん6がん種でアジア国際共同研究を実施 医療・健康

アジアに多い難治がん6がん種でアジア国際共同研究を実施

アジアでの発生頻度が高い6種類のがん(子宮頸がん、卵巣明細胞癌がん、卵巣がん、上咽頭がん、子宮体がん、トリプルネガティブ乳がん)に対して、血液による遺伝子解析および臨床情報を合わせたデータベースを構築・解析する国際共同研究を実施します。日本とアジア7か国、検査機器開発企業5社との協働により、それぞれのがん種に適した遺伝子パネル検査を用いて、アジアにおける研究開発のデータ基盤を構築します。
全ゲノム解析等の網羅的ゲノム解析による消化器神経内分泌がんの病態解明 医療・健康

全ゲノム解析等の網羅的ゲノム解析による消化器神経内分泌がんの病態解明

日米欧のサンプルを用いて全ゲノム解析等の解析を行い、難治がんである消化器神経内分泌がん(NEC)を対象に、その発がんメカニズムを解明しました。
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LC-SCRUM-Asiaの遺伝子スクリーニングで 肺がんの新しいドライバー遺伝子 「CLIP1-LTK融合遺伝子」を世界で初めて発見 医療・健康

LC-SCRUM-Asiaの遺伝子スクリーニングで 肺がんの新しいドライバー遺伝子 「CLIP1-LTK融合遺伝子」を世界で初めて発見

肺がんを対象にした遺伝子スクリーニングプロジェクト「LC-SCRUM-Asia」において、新しいドライバー遺伝子となる「CLIP1-LTK融合遺伝子」を世界で初めて発見しました。CLIP1-LTK融合遺伝子は、非小細胞肺がんの0.4%に認められる遺伝子変化で、基礎研究の結果、細胞のがん化に直接関与するドライバー遺伝子*2であることが明らかになりました。
肺がんの免疫療法に対する新規耐性メカニズムの解明~がん免疫療法の新たな治療標的の発見~ 医療・健康

肺がんの免疫療法に対する新規耐性メカニズムの解明~がん免疫療法の新たな治療標的の発見~

体細胞変異数 (Tumor mutation burden: TMB)が高い非小細胞肺がんの一部で、WNT/βカテ二ン経路の活性化がPD-1阻害薬の治療抵抗性に関与していることを明らかにしました。
HER2陽性大腸がんに対する抗HER2抗体併用療法の有効性を確認 医療・健康

HER2陽性大腸がんに対する抗HER2抗体併用療法の有効性を確認

HER2陽性の治癒切除不能な進行・再発大腸がんに対して、ペルツズマブとトラスツズマブの抗HER2抗体併用療法の有効性・安全性を評価する医師主導治験(TRIUMPH試験)を実施しました。抗HER2抗体併用療法を受けた患者さんのうち、全体の約30%でがんの縮小が得られ、あらかじめ設定した有効性の基準を上回る結果を確認しました。
全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について 医療・健康

全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について

5年生存率、10年生存率データ更新 グラフデータベースKapWeb更新2021-11-10 全国がんセンター協議会,国立がん研究センター国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:中釜 斉、所在地:東京都中央区)の研究開発費に基づく研究班...
加熱式タバコ使用によるDNAメチル化および遺伝子発現への影響が明らかに 医療・健康

加熱式タバコ使用によるDNAメチル化および遺伝子発現への影響が明らかに

火を使い燃焼させる従来型の紙巻きタバコ(従来型タバコ)から加熱式タバコへ切り替えた人のDNAメチル化および遺伝子発現パターンは、従来型タバコ喫煙者よりも程度は低いものの、非喫煙者と比べて喫煙に関わるDNAの低メチル化や遺伝子発現の増減が多く見られることが明らかになりました。
8K腹腔鏡手術システムによる映像を伝送し遠隔で手術支援を行う~世界初の実証実験で医学的有用性を確認 医療・健康

8K腹腔鏡手術システムによる映像を伝送し遠隔で手術支援を行う~世界初の実証実験で医学的有用性を確認

8K映像システムで手術映像をリアルタイムに送受信し、遠隔で手術を支援(指導)するシステムを開発し、世界初の実証実験で医学的有用性を確認しました。本物に迫る立体感を保持した8Kの映像により遠隔地でも手術状況を詳細に把握可能となり、遠隔支援(指導)を加えることで、外科医の内視鏡技術が向上し、手術時間が短縮することを確認しました。
成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)のゲノム異常の全体像を解明~がん研究における全ゲノム解析の可能性を示す~ 医療・健康

成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)のゲノム異常の全体像を解明~がん研究における全ゲノム解析の可能性を示す~

難治性血液がんである成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)に対して、150例の臨床検体を用いた大規模な全ゲノム解析を実施し、様々なゲノム異常を網羅的に明らかにしました。全ゲノム解析で判明した遺伝子異常に基づいて臨床像や予後の異なる病態を見出し、全ゲノム解析によるATLの新たな分類を提唱しました。
国際共同研究による食道がん全ゲノム解析 日本人食道がんに特徴的な発がんメカニズムを発見 医療・健康

国際共同研究による食道がん全ゲノム解析 日本人食道がんに特徴的な発がんメカニズムを発見

Cancer Grand Challenge “Mutographs project”に参加し、発症頻度の異なる8か国(日本・中国・イラン・英国・ケニア・タンザニア・マラウイ・ブラジル)における食道がん(食道扁平上皮がん)552症例の全ゲノム解析の結果を報告しました。
大腸がんが免疫の攻撃から逃れる機序を解明 有機化学・薬学

大腸がんが免疫の攻撃から逃れる機序を解明

免疫チェックポイント阻害剤が有効とされるマイクロサテライト不安定性大腸がんにおいて、免疫細胞が、がん細胞を認識して攻撃する際の目印とされるHLA遺伝子が機能しなくなっていることを、長いDNA配列を解読することのできるロングリードシークエンサーを用いて明らかにしました。
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