国立遺伝学研究所

トランスポゾンを用いた効率的な蛋白質生産 細胞遺伝子工学

トランスポゾンを用いた効率的な蛋白質生産

2023-07-18 国立遺伝学研究所哺乳類細胞における技術は、数十年にわたり治療用タンパク質の製造に応用されてきました。商業生産に使用するためには、確立された細胞株が高い生産性と人間への使用に適した品質で目的タンパク質を安定して発現する必...
ワサビの染色体レベルでのゲノム解読に成功 細胞遺伝子工学

ワサビの染色体レベルでのゲノム解読に成功

2023-07-13 国立遺伝学研究所東海国立大学機構 岐阜大学応用生物科学部山根京子准教授および学部四年生山本祥平氏(研究当時)、東京工業大学生命理工学院伊藤武彦教授および田中裕之研究員、学部四年生堀立樹氏(研究当時)、情報・システム研究...
ユークロマチンは本当に「ほどけて」いるのか? 細胞遺伝子工学

ユークロマチンは本当に「ほどけて」いるのか?

2023-06-28 国立遺伝学研究所ヒトのゲノムは、主に「ユークロマチン」「ヘテロクロマチン」の2つの領域に分類できるとされています。これまで長い間、頻繁に遺伝情報の読み出しが行われるユークロマチンは「ほどけて」いる一方、遺伝情報の読み出...
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性染色体上の減数分裂ドライブ因子は種分化を促進するのか? 細胞遺伝子工学

性染色体上の減数分裂ドライブ因子は種分化を促進するのか?

2023-06-26 国立遺伝学研究所生態遺伝学研究室の北野潤教授と吉田恒太特任助教は、Current Opinion in Genetics and Developmentのゲノムコンフリクト特集号に総説を発表しました。雑種不稔や雑種致死...
オスの性染色体だけでバイセクシュアル種へ進化する:緑藻ボルボックスの非モデル種の全ゲノム解析で解明 生物化学工学

オスの性染色体だけでバイセクシュアル種へ進化する:緑藻ボルボックスの非モデル種の全ゲノム解析で解明

2023-06-22 国立環境研究所,日本女子大学,カラシーン大学,コンケン大学,国立遺伝学研究所,東京大学ボルボックス(Volvox)は 緑の宝石に例えられる美しい緑藻類です。ボルボックスには卵と精子を形成するメスとオスの性(sex)があ...
ヒト希少疾患を引き起こすRNAポリメラーゼIの遺伝子バリアントを同定 医療・健康

ヒト希少疾患を引き起こすRNAポリメラーゼIの遺伝子バリアントを同定

2023-06-01 国立遺伝学研究所近年、次世代シークエンサー技術の進歩により、症例が少なく診断が難しい疾患(希少疾患)のゲノムも比較的容易に解析できるようになりました。その結果、希少疾患の原因となりうる遺伝子の変異(バリアント)が次々と...
擬似的なヒト腸内細菌群集を作製し様々な解析手法を評価 医療・健康

擬似的なヒト腸内細菌群集を作製し様々な解析手法を評価

2023-05-31 国立遺伝学研究所腸内細菌群集はヒトの健康に重要なので研究が活発におこなわれています。これらの研究では、DNA抽出や配列データの情報解析などさまざまな解析手法が開発されています。こういった研究の活用で特に問題となるのが「...
植物の減数分裂運命決定機構に関する総説を発表 細胞遺伝子工学

植物の減数分裂運命決定機構に関する総説を発表

2023-05-29 国立遺伝学研究所減数分裂は、受精に向けて染色体数を半減させる特殊な細胞分裂です。その過程では、両親のゲノム情報がシャッフルされて新たな遺伝子組み合わせが生み出され(減数分裂組換え)、次世代に伝達されます。減数分裂組換え...
消えるのか?残るのか? 〜遺伝子の運命は周辺のゲノム環境に左右される~ 細胞遺伝子工学

消えるのか?残るのか? 〜遺伝子の運命は周辺のゲノム環境に左右される~

2023-05-26 国立遺伝学研究所生物の生存に欠かせない機能を果たす遺伝子は多様な生物で共有されています。これは祖先の生物でも生存に重要であった遺伝子が現生の生物に受け継がれたためです。一方で、機能が必要ではなくなると、その遺伝子がなく...
イトヨの形態と水質・気温との相関を検証 生物環境工学

イトヨの形態と水質・気温との相関を検証

2023-05-19 国立遺伝学研究所系統の離れた分類群で類似の表現型が進化することを収斂進化あるいは平行進化といいます。トゲウオ科のイトヨでは、淡水に進出した集団は体の側面を覆う鱗板という骨化組織が退縮することが知られており、これは、欧米...
交雑帯は進化の実験場~ウノアシ種群の種分化~ 生物環境工学

交雑帯は進化の実験場~ウノアシ種群の種分化~

2023-05-17 京都大学Faith Jessica Paran 理学研究科博士課程学生、中野智之 フィールド科学教育研究センター講師、朝倉彰 同教授、池尾一穂 国立遺伝学研究所准教授らの共同研究グループは、九州以北に生息する海産巻貝類...
六量体複製ヘリカーゼMCM2-7を効率よく組み立てる意義とは? ~複製ライセンシングチェックポイントを説明する新仮説~ 細胞遺伝子工学

六量体複製ヘリカーゼMCM2-7を効率よく組み立てる意義とは? ~複製ライセンシングチェックポイントを説明する新仮説~

2023-05-11 国立遺伝学研究所細胞が増殖をするには、遺伝情報をコードする染色体DNAを複製しなければなりません。染色体DNAを複製する際には、その二重らせんを引き離して一本鎖にする複製ヘリカーゼであるMCM2–7が必要不可欠です。こ...
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