医療・健康 慢性疼痛からの自然回復に必要な細胞を世界で初めて発見!~ミクログリア細胞の驚くべき変化~ 2022-04-01 九州大学,岡山大学,国立遺伝学研究所,日本医療研究開発機構ポイント 神経が傷つくと、非常に長引く痛み(神経障害性疼痛)を発症する。マウスでも神経損傷後に慢性疼痛を発症するが徐々に痛みが和らいでいく。しかしその自然回復の... 2022-04-01 医療・健康
生物環境工学 氷河生態系の謎に迫る ~世界各地の氷河に生息する微生物をメタゲノム解析~ 2022-03-23 国立遺伝学研究所Metagenomics reveals global-scale contrasts in nitrogen cycling and cyanobacterial light harvesting m... 2022-03-23 生物環境工学
細胞遺伝子工学 自然免疫に重要なKIR遺伝子領域の構造を解明~高深度シークエンス技術と配列決定アルゴリズムを実装~ 2022-03-10 国立遺伝学研究所大阪大学大学院医学系研究科の坂上沙央里助教(研究当時、現ハーバード大学医学部博士研究員)、岡田随象教授(遺伝統計学 / 理化学研究所生命医科学研究センター システム遺伝学チーム チームリーダー)、金沢大... 2022-03-10 細胞遺伝子工学
医療・健康 不妊症から癌まで様々な婦人科疾患に対する画期的な予防法開発につながる内膜ゲノム異常の新知見 月経によって剥離再生を繰り返す子宮内膜で癌関連遺伝子変異が維持されるメカニズムを解明するため、ヒト正常子宮内膜腺管の大規模なゲノム解析と3次元構造解析を統合した新しい手法の解析を行いました。月経時に剥がれない子宮内膜基底層の内膜腺管の地下茎構造内に癌関連遺伝子変異が蓄積し、地下茎を介して子宮内で領域を広げていくことを明らかにしました。 2022-02-18 医療・健康
医療・健康 前がん細胞が正常細胞を駆逐する仕組みを解明 ショウジョウバエモデルを用いてスーパーコンペティションのメカニズムを解析しました。前がん細胞はbantamと呼ばれるマイクロRNAの発現上昇を介してTORシグナルを活性化し、これによりタンパク質合成能を高めていることがわかりました。これにより隣接する正常細胞にオートファジーが誘導され、細胞死が起こることがわかりました。正常細胞でオートファジーを阻害すると細胞死が阻害されるだけでなく、前がん細胞の腫瘍化が抑制されたことから、スーパーコンペティションが腫瘍形成に重要な役割を果たしていることがわかりました。 2022-02-08 医療・健康
生物化学工学 改良オーキシンデグロンAID2による線虫個体における迅速なタンパク質の分解除去法の開発 線虫のタンパク質機能を解析するためには、そのタンパク質機能を欠損させて表現型を調べることが有効です。しかしながら、従来のAID法はオーキシン非添加時における弱い標的分解や、高濃度オーキシン投与による影響などの問題点がありました。去年開発した改良オーキシンデグロンAID2を線虫に応用し、線虫においてもAID2法を用いることでリガンド非特異的分解を完全に抑制し、従来の1/1300のリガンド濃度で迅速に標的タンパク質分解を誘導できることを見出しました。 2022-02-07 生物化学工学
細胞遺伝子工学 デグロン技術はなぜ細胞核機能の研究に役立つのか? 通常培養細胞は24時間程度で2倍に増殖するため、核内反応に関与するタンパク質の機能を調べるには、数分〜数時間以内に標的タンパク質を除去し、その影響を調べることが、二次的影響を避けるために重要です。標的タンパク質を迅速分解除去することを可能にする「デグロン法」は、細胞核機能の研究に適した手法といえます。当研究室が開発したオーキシンデグロン(AID)法を含め、これまでに開発されたデグロン技術を説明し、どのような細胞核機能研究に役立ってきたかを紹介しました。 2022-01-20 細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 多細胞個体の「老化死」を獲得する複数の進化経路~4つの体細胞を持つ稀産緑藻アストレフォメネの全ゲノム解読から解明~ 体細胞をボルボックスとは独立に獲得した多細胞緑藻アストレフォメネの全ゲノム解読と解析を行ない、体細胞分化に関わる遺伝子群を解析しました。ボルボックスで明らかとなっていた体細胞分化遺伝子をアストレフォメネが持たないにも関わらず、体細胞の遺伝子発現パターンが両種で類似していることを明らかにしました。 2021-11-23 細胞遺伝子工学
生物化学工学 クロマチンの持つ固体と液体の性質 The solid and liquid states of chromatin. クロマチン相分離の歴史、その決定要因とメカニズムについて詳述しました。また、In vitroおよび核内におけるクロマチンのorganizationにおけるクロマチン自己相互作用の役割の重要性を指摘しています。さらに、ヘテロクロマチンとユークロマチンの成分であるタンパク質の相分離、および核内のクロマチンがナノスケールで液体として、メゾスケールで固体として振る舞うという新たな概念について議論しています。 2021-11-09 生物化学工学
細胞遺伝子工学 半数体生物の性染色体上の性決定遺伝子を解明 ~コケがもつ現生生物最古の起源の性染色体~ 半数体において性別が決まるコケ植物のゼニゴケから性決定遺伝子を同定しました。 2021-11-08 細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 大量遺伝情報研究室が株式会社アンプラットと共同で猫ゲノムDB「Cats-I」の共同研究を開始 猫ゲノムインフォマティクスDB「Cats-I」の開発プロジェクトにおいて共同研究を開始いたしました。 2021-11-01 細胞遺伝子工学
生物化学工学 キク属モデル系統の高精度全ゲノム塩基配列を決定~栽培ギク品種育成におけるゲノム情報の活用へ~ 栽培ギク(六倍体)によく似た性質を持つ日本原産の二倍体種・キクタニギクの純系化系統(Gojo-0)の高精度全ゲノム塩基配列を取得することができました。 2021-10-27 生物化学工学