基礎生物学研究所

植物の根毛側面に細胞壁成分を輸送する経路を発見 ~根毛はなぜ細長い形を維持できる?~ 生物化学工学

植物の根毛側面に細胞壁成分を輸送する経路を発見 ~根毛はなぜ細長い形を維持できる?~

2023-10-06 京都府立大学,基礎生物学研究所,金沢大学ナノ生命科学研究所,熊本大学 植物の根毛は、細長い形状を維持しながら伸長します。これは、先端が伸長すると同時に、根毛側面部分は、二次細胞壁が形成されることで、その膨張が抑制される...
リンドウ科植物に特有の苦味配糖体がアーバスキュラー菌根菌の菌糸分岐を活性化することを発見 生物環境工学

リンドウ科植物に特有の苦味配糖体がアーバスキュラー菌根菌の菌糸分岐を活性化することを発見

2023-09-12 鳥取大学,基礎生物学研究所 概要 陸上植物の約7割以上の種は、土壌中でアーバスキュラー菌根(AM)菌と共生関係を結んでいます。AM菌は宿主となる植物から炭素源の一部を得る見返りにリンや窒素といった必須元素を供給するため...
無花粉スギの原因遺伝子を新たに特定~花粉症対策を加速~ 細胞遺伝子工学

無花粉スギの原因遺伝子を新たに特定~花粉症対策を加速~

2023-08-30 森林総合研究所,新潟大学,東京大学,基礎生物学研究所,新潟県 ポイント 花粉症対策に光明!スギ花粉の生産に関わる遺伝子を新たに特定 この遺伝子のたった1塩基の変異で花粉ゼロ 無花粉スギの苗木生産の増大につながる成果 概...
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ナンジャモンジャゴケのゲノム解読からわかった「生きた化石」の進化 生物化学工学

ナンジャモンジャゴケのゲノム解読からわかった「生きた化石」の進化

2023-08-22 基礎生物学研究所 高木典雄博士(たかきのりお、故人:名古屋大学名誉教授)は1951年夏に北アルプスの高山で奇妙な形の植物を見つけました。どんな植物に近縁かがわからず、世界中の学会で話題となり、外見がコケに似ていたところ...
植物が重力方向を感知する仕組みを解明 生物化学工学

植物が重力方向を感知する仕組みを解明

2023-08-11 基礎生物学研究所,埼玉大学,大阪大学,熊本大学 植物は重力方向を感知して成長方向を調節する性質(重力屈性)により、根を水や栄養分が豊富な地中へ、茎を光合成や生殖に有利な上方へ向かわせます。重力屈性を行う植物の器官には、...
細胞の動きの画像情報から3次元組織内のメカニカルな力を推定する手法を開発 生物工学一般

細胞の動きの画像情報から3次元組織内のメカニカルな力を推定する手法を開発

2023-08-09 基礎生物学研究所 近年、生物組織内のメカニカルな力は、形態形成や細胞分化を駆動する上で重要な情報であることが分かってきました。しかし、生きた組織内で力を計測する手段は限られています。特に、3次元的な胚や組織の発生では、...
植物の曲がり過ぎない姿勢に学ぶ力学原理 ~「力学的に安定した姿勢」をとるために 植物はまっすぐ伸びる力で曲がり過ぎを正す~ 生物工学一般

植物の曲がり過ぎない姿勢に学ぶ力学原理 ~「力学的に安定した姿勢」をとるために 植物はまっすぐ伸びる力で曲がり過ぎを正す~

2023-07-20 秋田県立大学,甲南大学,基礎生物学研究所 植物は、重力や光などの環境変化に応じて自身の身体を曲げますが、同時に、曲げ過ぎないようにブレーキをかけていることは、意外と知られていません。植物が重力に逆らって茎を曲げる現象は...
神経変性疾患におけるシナプス損失の一因:RNA顆粒からのRNG105の解離 医療・健康

神経変性疾患におけるシナプス損失の一因:RNA顆粒からのRNG105の解離

2023-07-07 基礎生物学研究所 筋萎縮性側索硬化症(ALS)や前頭側頭型認知症(FTD)は難治性の神経変性疾患であり、これらの疾患ではFUSやTDP-43といった原因タンパク質がRNA顆粒に集積して凝集化することが知られています。し...
細胞相互のコミュニケーションは細胞間の格差を是正し、細胞社会を頑強にする 生物化学工学

細胞相互のコミュニケーションは細胞間の格差を是正し、細胞社会を頑強にする

2023-06-09 基礎生物学研究所,生命創成探究センター,広島大学 生物の組織や器官は多くの細胞から成り立つ秩序と機能を持った社会性のある集団です。このような多細胞集団が秩序を持って維持されていくためには、その構成因子である細胞は個々に...
植物の狙った一細胞で遺伝子発現を誘導できる技術を確立 ~植物でのオプトジェネティクスに新時代到来~ 細胞遺伝子工学

植物の狙った一細胞で遺伝子発現を誘導できる技術を確立 ~植物でのオプトジェネティクスに新時代到来~

2023-06-08 龍谷大学,基礎生物学研究所,宇都宮大学,横浜市立大学 【本件のポイント】 友井拓実博士研究員(宇都宮大学イノベーション支援センター・工学部)、爲重才覚特任助教(横浜市立大学・木原生物学研究所)、亀井保博RMC教授(基礎...
カブトムシのゲノムを解読し公開 細胞遺伝子工学

カブトムシのゲノムを解読し公開

2023-06-05 基礎生物学研究所,金沢大学 基礎生物学研究所の森田慎一助教、新美輝幸教授と重信秀治教授を中心として、金沢大学やモンタナ大学などが参加した国際共同研究チームは、カブトムシ Trypoxylus dichotomus se...
分子時計の振動を体節の繰り返し構造に変換する仕組みを明らかに 生物化学工学

分子時計の振動を体節の繰り返し構造に変換する仕組みを明らかに

2023-05-25 基礎生物学研究所 体節は、脊椎動物の発生過程において体幹部および尾部に一時的に形成される繰り返し構造で、その後の発生において体節の繰り返し性は、脊椎骨や骨格筋の分節性へと引き継がれます。体節の繰り返し構造は、体節の前駆...
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