東京大学医学部附属病院

がんになるとなぜ痩せるのか ~膵がん由来の細胞外小胞が脂肪分解を引き起こすメカニズムを解明~ 医療・健康

がんになるとなぜ痩せるのか ~膵がん由来の細胞外小胞が脂肪分解を引き起こすメカニズムを解明~

2022-10-31 東京大学医学部附属病院 進行したがんの患者では、全身の脂肪や筋肉が萎縮して体重が極端に減少する「悪液質」の症候がしばしば見られます。一方、膵がんでは、まだ病変が局所にとどまっているうちから体重減少を呈することが知られて...
糖尿病でのインスリン作用低下が筋肉の老化と全身の寿命に及ぼす影響を解明 医療・健康

糖尿病でのインスリン作用低下が筋肉の老化と全身の寿命に及ぼす影響を解明

2022-10-05 東京大学医学部附属病院 下等生物ではインスリン作用が低下すると寿命が延びますが、これが哺乳動物(特に筋肉)にも当てはまるかどうかは不明でした。 この度、国立国際医療研究センター研究所の植木浩二郎センター長、東京大学の門...
乳児期発症急性リンパ性白血病を5群に分類できることを解明~分子診断法の高精度化と治療の最適化への貢献を期待~ 医療・健康

乳児期発症急性リンパ性白血病を5群に分類できることを解明~分子診断法の高精度化と治療の最適化への貢献を期待~

2022-08-30 東京大学医学部附属病院 乳児期に発症する急性リンパ性白血病(乳児ALL)は、小児期に発症するALLと大きく異なり、約80%にKMT2A融合遺伝子を認めることが特徴です(KMT2A-r乳児ALL)。KMT2A-r乳児AL...
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腱・靱帯の修復メカニズムの解明 医療・健康

腱・靱帯の修復メカニズムの解明

2022-08-20 東京大学医学部附属病院 東京大学大学院医学系研究科の立花直寛(医学博士課程)、田中栄教授、齋藤琢准教授らのグループは、腱・靭帯が障害を受けた際に出現する新規のプロジェニター細胞を発見しました。腱や靱帯が損傷を受けると、...
腎保護作用が最も強いSGLT2阻害薬は?~薬剤間の薬効差を比較~ 有機化学・薬学

腎保護作用が最も強いSGLT2阻害薬は?~薬剤間の薬効差を比較~

2022-08-09 東京大学医学部附属病院 糖尿病の治療薬として開発されたSGLT2阻害薬は、腎臓にある近位尿細管での糖の再吸収を阻害し、糖を尿から排出することで血糖値を下げる薬剤です。SGLT2阻害薬は、これまでの大規模臨床試験において...
眼窩内海綿状血管奇形の新規疾患関連遺伝子変異(GJA4変異)を同定~血管奇形の新たな発症メカニズム解明や治療法開発につながる期待~ 医療・健康

眼窩内海綿状血管奇形の新規疾患関連遺伝子変異(GJA4変異)を同定~血管奇形の新たな発症メカニズム解明や治療法開発につながる期待~

2022-07-29 東京大学医学部附属病院 血管奇形は異常血管が集合し形成されるもので、全身に生じ様々な臓器の機能障害をきたしうる疾患です。外科的・内科的治療を組み合わせた治療が行われるものの依然根治が困難な症例も多く、重症例は厚生労働省...
医師主導治験において、全身性強皮症に対するB細胞除去療法の長期(48週間)にわたる有効性と安全性を確認 有機化学・薬学

医師主導治験において、全身性強皮症に対するB細胞除去療法の長期(48週間)にわたる有効性と安全性を確認

2022-06-29 東京大学医学部附属病院 東京大学医学部附属病院皮膚科の佐藤伸一教授、吉崎歩講師、江畑慧助教らの研究グループは、全身性強皮症(以下、強皮症)に対する多施設共同医師主導治験(治験責任医師・調整医師 吉崎歩講師)を行い、B細...
リポカリン15はにおいを感じる嗅粘膜の粘液に特異的に豊富に含まれるタンパク質で、加齢により減少する 有機化学・薬学

リポカリン15はにおいを感じる嗅粘膜の粘液に特異的に豊富に含まれるタンパク質で、加齢により減少する

2022-06-24 東京大学医学部附属病院 東京大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野の近藤健二准教授、山岨達也教授の研究グループは味の素株式会社食品研究所の伊地知千織上席研究員、三重大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科...
45歳未満の女性の肥満は乳がんの低リスク~約80万例を用いた医療ビッグデータ解析~ 医療・健康

45歳未満の女性の肥満は乳がんの低リスク~約80万例を用いた医療ビッグデータ解析~

2022-06-07 東京大学医学部附属病院 乳がんは、現在日本では生涯で9人に1人の女性がかかる増加傾向の悪性腫瘍です。欧米ではBMIが大きいと閉経前に乳がんにかかるリスクが低いとされる一方、日本を含む東アジアではその関連性が不明とされ、...
慢性腰痛に対するモバイルアプリを用いた新たな患者教育と運動療法の効果 医療・健康

慢性腰痛に対するモバイルアプリを用いた新たな患者教育と運動療法の効果

2022-05-17 東京大学医学部附属病院 慢性腰痛(CLBP:chronic low back pain)は、世界的にみて最も生活に支障をきたす年数が長く、働く人のパフォーマンス低下にも影響する症状であり、その対策は社会課題の一つとなっ...
ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)で高齢男性の運動機能が改善~超高齢化社会の課題”サルコペニア”の予防効果に期待~ 有機化学・薬学

ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)で高齢男性の運動機能が改善~超高齢化社会の課題”サルコペニア”の予防効果に期待~

2022-05-01 東京大学医学部附属病院 東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科の五十嵐正樹助教、中川佳子医師、三浦雅臣医師、山内敏正教授の研究グループは、健常な高齢男性を被験者として、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+、...
健診での糖尿病指摘後に医療機関受診をしない集団を機械学習により予測 医療・健康

健診での糖尿病指摘後に医療機関受診をしない集団を機械学習により予測

2022-04-19 東京大学医学部附属病院 国内に約1000万人の患者が存在すると考えられている糖尿病は、未治療のまま放置すると心筋梗塞、脳卒中や慢性腎不全などの合併症のリスクが高まりますが、適切な治療の継続によりそれらの発症が抑えられる...
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