東京大学

遺伝子のスイッチOFFに関わるヒストンのメチル化酵素の活性を制御する新たな仕組みを発見 細胞遺伝子工学

遺伝子のスイッチOFFに関わるヒストンのメチル化酵素の活性を制御する新たな仕組みを発見

2025-09-22 基礎生物学研究所,総合研究大学院大学,東京大学定量生命科学研究所基礎生物学研究所・総合研究大学院大学・東京大学の共同研究チームは、遺伝子のスイッチOFFに関与するヒストン修飾酵素Clr4/Suv39の活性を調節する新た...
新しい数値指標『siRMSD』で副作用を予測し、安全なsiRNA医薬の設計へ~化学修飾による分子の形の変化を数値化し、副作用(オフターゲット効果)の仕組みを解明~ 有機化学・薬学

新しい数値指標『siRMSD』で副作用を予測し、安全なsiRNA医薬の設計へ~化学修飾による分子の形の変化を数値化し、副作用(オフターゲット効果)の仕組みを解明~

2025-09-17 東京科学大学東京科学大学・東京大学・名古屋大学の研究チームは、siRNA医薬の副作用である「オフターゲット効果」を予測する新指標「siRMSD」を開発した。これは、化学修飾によるsiRNA分子の構造ゆがみを数値化するも...
補酵素骨格を転移する生合成酵素の触媒機構を解明~酵素を使った抗生物質のカスタム化へつながる一歩~ 有機化学・薬学

補酵素骨格を転移する生合成酵素の触媒機構を解明~酵素を使った抗生物質のカスタム化へつながる一歩~

2025-09-12 理化学研究所理化学研究所らの共同研究グループは、抗生物質生合成に関わる新規酵素「3-ACP転移酵素NAT」の触媒機構を解明した。補酵素S-アデノシルメチオニン(SAM)は通常メチル基供与体として働くが、本研究ではSAM...
ad
線維芽細胞が心不全を引き起こす?~非心筋細胞の意外な役割と新たな治療標的の発見~ 医療・健康

線維芽細胞が心不全を引き起こす?~非心筋細胞の意外な役割と新たな治療標的の発見~

2025-09-10 岡山大学,東京大学,慶應義塾大学,国際医療福祉大学岡山大学・東京大学・慶應義塾大学・国際医療福祉大学の研究チームは、心不全モデルマウスを用いた解析により、心不全における線維芽細胞の新たな役割を発見しました。従来は構造支...
細菌の「DNAを切るハサミ」によるヒトゲノムの書き換えががんを起こすことを発見 細胞遺伝子工学

細菌の「DNAを切るハサミ」によるヒトゲノムの書き換えががんを起こすことを発見

2025-09-08 東京大学東京大学らの研究チームは、ピロリ菌が持つ制限酵素「HpPabI」がヒトのDNAに変異と切断を引き起こし、がんの原因となる可能性があることを発見しました。この酵素はDNAから特定の塩基(アデニン)を最初に切り出す...
脆弱 X 症候群のマーモセットモデル開発に成功~疾患メカニズム解明と創薬に貢献~ 医療・健康

脆弱 X 症候群のマーモセットモデル開発に成功~疾患メカニズム解明と創薬に貢献~

2025-09-05 東京大学東京大学大学院医学系研究科の饗場篤教授らは、ヒトに近い非ヒト霊長類であるコモンマーモセットにおいて、CRISPR/Cas9を用いて脆弱X症候群の原因遺伝子である FMR1 に変異を導入し、患者に類似した症状を示...
海洋細菌の新たな光エネルギー獲得戦略~ロドプシンの集光アンテナと光サイクル加速色素の発見~ 生物化学工学

海洋細菌の新たな光エネルギー獲得戦略~ロドプシンの集光アンテナと光サイクル加速色素の発見~

2025-09-05 東京大学,理化学研究所,海洋研究開発機構,東北大学,海洋研究開発機構 変動海洋エコシステム高等研究所東京大学・理化学研究所・海洋研究開発機構・東北大学らの国際共同研究チームは、海洋細菌のロドプシンにおいて光利用効率を高...
クシを失うクシクラゲにおける、櫛板の退縮機構~昭和天皇の発見した深海性クシクラゲから紐解く生活史~ 生物環境工学

クシを失うクシクラゲにおける、櫛板の退縮機構~昭和天皇の発見した深海性クシクラゲから紐解く生活史~

2025-09-04 東京大学東京大学とアクアマリンふくしまの研究チームは、昭和天皇が発見した深海性クシクラゲ「コトクラゲ」の幼生において、遊泳器官である櫛板が成長後に退縮し、底生性の生活史に適応する仕組みを解明しました。観察の結果、櫛板は...
がん免疫療法、なぜ効かなくなる?治療に抵抗する“悪玉サブクローン”の正体を解明 医療・健康

がん免疫療法、なぜ効かなくなる?治療に抵抗する“悪玉サブクローン”の正体を解明

2025-09-01 慶應義塾大学医学部,東京大学大学院理学系研究科,東京科学大学慶應義塾大学・東京大学・東京科学大学の研究グループは、転移性尿路上皮がんにおける免疫チェックポイント阻害薬の耐性獲得メカニズムを解明しました。剖検例を対象に多...
全ゲノムシークエンス解析により乾癬の新規関連遺伝子を発見~見逃されてきた希少変異と構造変異の関与を解明~ 医療・健康

全ゲノムシークエンス解析により乾癬の新規関連遺伝子を発見~見逃されてきた希少変異と構造変異の関与を解明~

2025-08-29 東京大学,大阪大学,理化学研究所,東京科学大学,名古屋市立大学東京大学・大阪大学・理化学研究所などの研究グループは、日本人乾癬患者1,415例と対照群3,968例を対象に全ゲノムシークエンス解析を行い、これまで不明だっ...
ストレスが抗ウイルス応答を選択的に調整する仕組みを発見~ウイルス感染症に対する新たな治療展開に期待~ 細胞遺伝子工学

ストレスが抗ウイルス応答を選択的に調整する仕組みを発見~ウイルス感染症に対する新たな治療展開に期待~

2025-08-27 北海道大学北海道大学の岡崎朋彦准教授らの研究グループは、ウイルス感染時の免疫応答において、細胞ストレスが抗ウイルスシグナル伝達タンパク質MAVSをリン酸化し、インターフェロン(IFN)産生を促進する仕組みを解明した。研...
21種類の転移RNAの試験管内同時全合成を達成~増殖するタンパク質合成システムの構築へ大きく前進~ 細胞遺伝子工学

21種類の転移RNAの試験管内同時全合成を達成~増殖するタンパク質合成システムの構築へ大きく前進~

2025-08-26 東京大学,理化学研究所東京大学と理化学研究所の研究チームは、タンパク質合成に不可欠な21種類の転移RNA(tRNA)を、試験管内で一括合成し、そのまま翻訳反応に使用する技術「tRNAアレイ法」を世界で初めて確立した。こ...
ad
タイトルとURLをコピーしました