熊本大学

生殖細胞形成とゲノム防御をつなぐ新たな仕組みを解明 細胞遺伝子工学

生殖細胞形成とゲノム防御をつなぐ新たな仕組みを解明

2025-06-10 熊本大学熊本大学などの研究チームは、ショウジョウバエを用いた研究で、新規母性因子「Tpp」がpiRNA産生を促進し、PIWIタンパク質Aubの生殖質への局在を助け、生殖細胞形成を支える仕組みを明らかにした。Tpp欠損に...
鉄が肝臓を傷つける—新たな細胞死フェロトーシスの正体とは~手術後の回復を左右する鉄と100の遺伝子を発見、肝疾患の診断と治療に新たな可能性~ 医療・健康

鉄が肝臓を傷つける—新たな細胞死フェロトーシスの正体とは~手術後の回復を左右する鉄と100の遺伝子を発見、肝疾患の診断と治療に新たな可能性~

2025-05-30 東京科学大学東京科学大学と熊本大学の研究チームは、鉄によって引き起こされる新たな細胞死「フェロトーシス」が、肝疾患の進行や手術後の肝機能回復に関与することを解明しました。研究では、鉄調節タンパク質FBXL5を欠損させた...
がん免疫療法の副反応として発生する肺傷害に関わる免疫応答を解明~PD-(L)1阻害による有害事象発生のマーカー発見~ 医療・健康

がん免疫療法の副反応として発生する肺傷害に関わる免疫応答を解明~PD-(L)1阻害による有害事象発生のマーカー発見~

2025-04-11 京都大学​京都大学医学研究科の塚本博丈特定准教授らの研究グループは、医学部附属病院および熊本大学との共同研究により、がん免疫療法の副反応として発生する肺傷害の免疫応答メカニズムを解明しました。​免疫チェックポイント阻害...
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グアニン四重鎖構造を持つ RNA がおたふくかぜウイルスの RNA 合成の場を提供する~おたふくかぜウイルスの封入体形成機構の理解~ 有機化学・薬学

グアニン四重鎖構造を持つ RNA がおたふくかぜウイルスの RNA 合成の場を提供する~おたふくかぜウイルスの封入体形成機構の理解~

2024-12-09 東京大学,熊本大学発表のポイント おたふくかぜウイルス(MuV)は細胞に感染すると封入体と呼ばれる膜のない構造体を形成し、その中でウイルス RNA を合成します。今回、この封入体形成に宿主細胞のグアニン四重鎖構造を持つ...
マウスは進化の過程で遺伝子治療薬として働くRNAを獲得していたことを解明~ヒトの遺伝病を治療できる人工RNAの開発に期待~ 細胞遺伝子工学

マウスは進化の過程で遺伝子治療薬として働くRNAを獲得していたことを解明~ヒトの遺伝病を治療できる人工RNAの開発に期待~

2023-12-14 北海道大学,摂南大学,熊本大学,東京大学医科学研究所,理化学研究所ポイント●マウスは自身のRNAを遺伝子治療薬のように使い多数の遺伝子変異を無毒化していることを発見。●このRNAは遺伝子変異となる部分をmRNAに取り込...
植物の根毛側面に細胞壁成分を輸送する経路を発見 ~根毛はなぜ細長い形を維持できる?~ 生物化学工学

植物の根毛側面に細胞壁成分を輸送する経路を発見 ~根毛はなぜ細長い形を維持できる?~

2023-10-06 京都府立大学,基礎生物学研究所,金沢大学ナノ生命科学研究所,熊本大学植物の根毛は、細長い形状を維持しながら伸長します。これは、先端が伸長すると同時に、根毛側面部分は、二次細胞壁が形成されることで、その膨張が抑制されるた...
植物が重力方向を感知する仕組みを解明 生物化学工学

植物が重力方向を感知する仕組みを解明

2023-08-11 基礎生物学研究所,埼玉大学,大阪大学,熊本大学植物は重力方向を感知して成長方向を調節する性質(重力屈性)により、根を水や栄養分が豊富な地中へ、茎を光合成や生殖に有利な上方へ向かわせます。重力屈性を行う植物の器官には、重...
5種類のヒト培養細胞から新たな1,074種類の難溶性RNAを同定 細胞遺伝子工学

5種類のヒト培養細胞から新たな1,074種類の難溶性RNAを同定

がんの発生や進行、ウイルスのRNAの分解などの疾患研究への基盤的なリソースとなる可能性2023-07-19 早稲田大学発表のポイント 細胞内で特定の反応を助ける「反応の場」となり得る「非膜構造体※1形成(相分離)」。近年では、タンパク質以外...
最長寿げっ歯類ハダカデバネズミでは 老化細胞が細胞死を起こすことを発見 ~種特有のセロトニン代謝制御が鍵~ 細胞遺伝子工学

最長寿げっ歯類ハダカデバネズミでは 老化細胞が細胞死を起こすことを発見 ~種特有のセロトニン代謝制御が鍵~

2023-07-11 熊本大学【ポイント】 老化しにくい齧歯類(げっしるい)ハダカデバネズミの線維芽細胞*1に細胞老化を誘導すると、老化細胞が細胞死を起こすことを初めて発見しました。 老化細胞の細胞死には、ハダカデバネズミ特有のセロトニン代...
成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)におけるゲノム情報と臨床情報を統合したリスクモデルを確立~ATLの個別化医療を推進~ 医療・健康

成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)におけるゲノム情報と臨床情報を統合したリスクモデルを確立~ATLの個別化医療を推進~

2023-04-10 京都大学小川誠司 医学研究科教授らの研究グループは、下田和哉 宮崎大学教授、亀田拓郎 同助教、片岡圭亮 国立がん研究センター分野長、宇都宮與 今村総合病院名誉院長兼臨床研究センター長、日高道弘 国立病院機構熊本医療セン...
RNA構造「G4」がストレス顆粒の核となる ~神経変性疾患の新しい治療標的の可能性~ 医療・健康

RNA構造「G4」がストレス顆粒の核となる ~神経変性疾患の新しい治療標的の可能性~

2023-02-25 熊本大学,科学技術振興機構ポイント RNA構造の1つである「グアニン四重鎖構造(G4)」が細胞のストレス顆粒の核となり、G4結合タンパク質と共にストレス顆粒の形成を制御することを明らかにしました。 ストレス顆粒の形成不...
がんが宿主の臓器に及ぼす悪影響を捉えた~がんをもつ個体における「肝機能の空間的制御」の破綻~ 細胞遺伝子工学

がんが宿主の臓器に及ぼす悪影響を捉えた~がんをもつ個体における「肝機能の空間的制御」の破綻~

2023-01-31 東北大学加齢医学研究所,京都大学医生物学研究所,京都大学医学部附属病院,東京大学,岐阜大学,熊本大学発表のポイント がんをもつマウスともたないマウスの肝臓の遺伝子発現を1細胞トランスクリプトーム解析(注1)と空間トラン...
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