統合失調症

精神疾患に関与する新しい遺伝子発現調節系の発見~染色体転座を持つ統合失調症症例を出発点として~ 医療・健康

精神疾患に関与する新しい遺伝子発現調節系の発見~染色体転座を持つ統合失調症症例を出発点として~

単一の遺伝的変化と発症原因の連結が比較的容易であると考えられるごくまれな統合失調症症例に着目しました。共同研究グループは4番染色体と13番染色体との間の「均衡型染色体転座」を持つこの症例において、4番染色体側の切断点近くにLDB2遺伝子が存在すること、その一方で13番染色体側の切断点近くには既知の遺伝子がないことを2020年に明らかにしました。今回、今まで不明であったLDB2遺伝子の機能と、その遺伝子が統合失調症発症に果たす役割をさまざまなアプローチを用いて明らかにすることを目指しました。
ABCA13の異常によるコレステロール輸送障害が統合失調症を引き起こすことを解明 医療・健康

ABCA13の異常によるコレステロール輸送障害が統合失調症を引き起こすことを解明

2021-01-08 京都大学 植田和光 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS=アイセムス)特定教授、木岡紀幸 農学研究科教授、中塔充宏 同博士課程学生の研究グループは、神経細胞でコレステロールを運ぶABCA13の異常が統合失調症を引き起...
統合失調症に関わるドパミン受容体の構造解明~副作用を抑えた薬の迅速な探索・設計が可能に~ 医療・健康

統合失調症に関わるドパミン受容体の構造解明~副作用を抑えた薬の迅速な探索・設計が可能に~

2020-12-23 京都大学,東北大学,日本医療研究開発機構 概要 京都大学大学院医学研究科林到炫(イム ドヒョン)助教、岩田想教授(兼理化学研究所グループディレクター)、島村達郎特定講師らの研究グループは、東北大学大学院薬学研究科井上飛...
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統合失調症の新たな治療標的を発見~核内受容体PPARの活性化剤が役立つ可能性~ 医療・健康

統合失調症の新たな治療標的を発見~核内受容体PPARの活性化剤が役立つ可能性~

2020-12-02 理化学研究所,日本医療研究開発機 理化学研究所(理研)脳神経科学研究センターキャリア形成推進プログラムの前川素子上級研究員(同分子精神遺伝研究チーム研究員)、分子精神遺伝研究チームの和田唯奈大学院生リサーチ・アソシエイ...
統合失調症患者の白質における脂質代謝の乱れ~統合失調症の病因解明に新たな光~ 医療・健康

統合失調症患者の白質における脂質代謝の乱れ~統合失調症の病因解明に新たな光~

2020-09-14 理化学研究所,日本医療研究開発機構 理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター分子精神遺伝研究チームの島本(光山)知英研究員、吉川武男チームリーダーらの国際共同研究グループ※は、統合失調症患者の脳の白質において、脂質代...
「脳画像データの機械学習による統合失調症、発達障害の判別手法」を開発 医療・健康

「脳画像データの機械学習による統合失調症、発達障害の判別手法」を開発

2020-08-17 東京大学,日本医療研究開発機構 発表者 小池進介(東京大学大学院総合文化研究科附属進化認知科学研究センター准教授/東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN)) 発表のポイント 脳構造画像を機械学習...
ゲノム解析により統合失調症の発症に強く関連する遺伝子変異を発見! 医療・健康

ゲノム解析により統合失調症の発症に強く関連する遺伝子変異を発見!

2020-07-22 名古屋大学,日本医療研究開発機構 名古屋大学脳とこころの研究センターの森大輔特任准教授、元医学部学部生の関口真理子、元医学系研究科医療薬学大学院生・現環境医学研究所の祖父江顕特任助教、医学部附属病院ゲノム医療センター・...
統合失調症や双極性障害の男性患者ではセロトニン関連遺伝子のDNAメチル化状態が変化 医療・健康

統合失調症や双極性障害の男性患者ではセロトニン関連遺伝子のDNAメチル化状態が変化

2020-06-19 熊本大学,東京大学,日本医療研究開発機構 ポイント 統合失調症患者および双極性障害患者において、神経伝達物質の伝達量を調節するセロトニントランスポーター遺伝子にDNAメチル化※1変化が起きていることを、末梢血の解析で確...
統合失調患者の主体性に関する簡易評価ツール(尺度)の開発 医療・健康

統合失調患者の主体性に関する簡易評価ツール(尺度)の開発

国際的に求められる精神科の当事者参画研究の事例として 2020-04-13 国立精神・神経医療研究センター 国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市 理事長:水澤英洋)、精神保健研究所(所長:金吉晴) 地域・...
統合失調症の脳で特定の脂質が低下~創薬の新たな切り口として期待~ 医療・健康

統合失調症の脳で特定の脂質が低下~創薬の新たな切り口として期待~

2020-04-29 理化学研究所,日本医療研究開発機構 理化学研究所(理研)脳神経科学研究センター分子精神遺伝研究チームの江崎加代子研究員、吉川武男チームリーダーらの国際共同研究グループ※は、統合失調症の脳内白質において、スフィンゴ脂質の...
脳機能的結合から統合失調症・自閉症の判別法を開発し、両者の関係も明らかに 医療・健康

脳機能的結合から統合失調症・自閉症の判別法を開発し、両者の関係も明らかに

人工知能を用いた疾患判別法による精神疾患の関係性の解明に道! 2020-04-17 東京医科歯科大学,株式会社国際電気通信基礎技術研究所,京都大学,日本医療研究開発機構 ポイント 脳MRIによる脳機能的結合※1と人工知能技術から疾患を特徴づ...
統合失調症における脳予測性の障害メカニズムの一端を解明 医療・健康

統合失調症における脳予測性の障害メカニズムの一端を解明

2020-02-19    東京大学,日本医療研究開発機構 発表者 越山 太輔(日本学術振興会 海外特別研究員) 切原 賢治(東京大学医学部附属病院精神神経科 助教) 笠井 清登(東京大学医学部附属病院精神神経科 教授/東京大学国際高等研究...
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